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謝るのは アツシの方だった。



しかし もう 後には戻れない。




アツシは ユミを コウタロウから 奪い去りたいのだ。



肉体だけでなく 心までも。



それには コウタロウが ジャマだった。



確かに 優しくて 最高の友人であり 同僚だ。



しかし ユミを 完全に 自分のものにするためには コウタロウは 邪魔な 存在でしかなかった。



アツシは どうしても ユミを 手に入れたかったのだ。



コウタロウに電話を入れた。



今日 コウタロウに 会って ユミとの関係、 自分のユミに対する気持ち、 そして ユミと別れてくれと 頼むつもりだった。



しかし コウタロウは 今日は 会えないとのことだった。



そして 明日会社の帰りに 飲みに行く約束をした。



その場で 全てを 話すつもりだった。



そして ユミにも 電話を入れた。



自分の 正直な気持ちと コウタロウに 全てを話す許可を 得たかったのだ。



しかし ユミは アツシの提案を 断った。



昨日 二人が 愛し合ったのは あくまで 酒のせいであること。



ユミの本心ではないこと。



そして コウタロウには 絶対に 話さないで欲しいと言うこととだった。 



ユミは やはり コウタロウを 心から 愛していると言うことだった。



もし 昨日のことを コウタロウに話せば アツシのことを 許さないという内容だった。





( つづく )











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