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まずは コウタロウと ユミの仲を 何とかしたかった。



仲を 引き裂きたかったのだ。



しかし 二人は お似合いの 相思相愛。



そう簡単ではない。



しかも アツシには コウタロウに 勝てるものが無い。



本当に 強いライバルだった。



恋敵だった。



しかし 少なくとも 表面的には 平静を装って 偽装した。



アツシは コウタロウに 邪心の本心を 見破られないように 注意を払った。



アツシは コウタロウの 生活の一部でも 垣間見たかった。 



また ユミとの 愛の巣でも ある コウタロウの 高級マンションを どうしても 見てみたいと思っていた。

 

一度 部屋に 遊びに行きたいと 頼んだが なかなか OK は 出なかった。



まあ 自分の部屋に 人を 上げたくない人は たくさんいるので 不思議ではないだろう。



( ひょっとしたら 二人は 一緒に 暮らしているんだろうか? )



何度も 何度も それでも 何気なく 部屋を見せてくれと コウタロウに 頼んだ。



特別に 変な 印象を 持たれたくは なかった。



ユミを 想っている 自分の気持ちも 悟られたくは なかった。



それでも・・・、コウタロウの部屋を見ることで ユミの 生活の一部でも 垣間見れないかとも 考えていたのかもしれない。



自分の知らない 特別階級(?)の お坊ちゃまの生活を 観察したかった。



勝てないまでも 少しでも 近づけるところはないかを 探っていたのかもしれない。





( つづく )










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