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それで 地元の 病院等への 派遣が 難しくなってきたという 昨今の 事情が 背景にあるとしましょう。



この A病院でも 殆どの 診療科において 欠員だらけ。



外科や 産科は 診療自体も 中止しています。



かろうじて 総合内科的に 内科を 一つにまとめて 減少した医師数の中 内科診療だけは 続けていました。



入院患者も 殆ど受け入れられない状態でした。



そんな厳しい中 年末に さらに 医者が 数人辞めるという 緊急事態に陥ったのです。



まあ 医者の数が減少する度に 仕事の量も増えて 当直する回数なども 増え まともに 休みも取れない状態になっているので 当然と言えば 当然でしょうが・・・。



病院側も 大慌てで 医師登録会社に バイト医を 頼んだり 医師を募集したり 大学病院に 掛け合ったりしましたが・・・、 実際に 「無い袖は振れない」と 言われて 進展しませんでした。



そんな中に 颯爽と(?)現れたのが サトウ ケンタと言う 40歳の医者でした。



医者も 殆どいない 野戦病院のような 状態の病院でしたから バイト医も集まらず 募集して 実際に 来てくれたのは サトウ先生だけだったのです。



医師免許証は 偽造(偽装)コピーで 学歴も 経歴も 全て 偽装・・・、 って ワケありの医者でしたが、 藁をもすがる思いで 病院は 即採用を 決めました。



って これから まだまだ医者が 辞めそうなので どうこう言っている状態ではなかったのですが・・・。



この サトウって 医者なんですが・・・、 年齢は40歳ですが 見た目は若く ハンサム。



しかも 人当たりも良く 物腰が柔らかい 医者で 赴任してから 評判も良かったのです。



医者としての 技量 知識ですか?



それは まあ なんとなく 名医とまでは いかなくとも 特に問題なく(?)、 診療を こなしていました。



また みんなが 嫌がる 当直も 率先して引き受け 毎日 病院に 泊まり込んでいる・・・ 病院に 住んでいると言っても 過言では ありませんでした。



したがって 患者さんや 事務の 評判も なかなか 良かったのです。









( つづく )








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