からくり王国   ファンタジー


「この子の周りでは、一生奇妙な事が起こり続けるだろうよ」
生まれた時、占い師によってそう予言された旅の絵師イチが、

からくり人形の謎に巻き込まれていく。


━─━─━─━─━─<目次>━─━─━─━─━─

第一章 イチの誕生     

 東の国でイチが生まれ、しきたりにより占い師が呼ばれた


第二章 老人の呪い         
 22歳になったイチは草原で老人に呪いをかけられる


第三章 草原の町         

 ヴァール達と出会ったイチは、草原の町ハルテルに行く


第四章 からくり人形                 

 イチは草原の町ハルテルで、生まれて初めてからくり人形を見る


第五章 秘密の店             

 イチとエームは、ハルテルの町にあるという「秘密の店」の噂を聞く


第六章 ひどく不味いビスケット               

 イチとエームとサラは、「秘密の店」を探す手がかりを見つける


第七章 予感                   10

 イチはエームの好意に・・・


第八章 ガラクタ好きの雑貨屋の主人



━─━─━─━─━─<人物紹介>━─━─━─━─━─


イチ  

 22歳 主人公 東の国で生まれた男。

 旅を続ける天才絵師


ヴァール 

 22歳 草原の村からハルテルの町へ出稼ぎに来ている男


エーム  

 17歳 ハルテルの町の目抜き通りにある、

 町一番の食堂『緑の乙女亭』の娘


サラ    

 17歳 雑貨屋の娘。エームの友人。



ヴァールのおばさん 

 ヴァールの伯母。

 草原の村がハルテルの町での出稼ぎ用に借りている家の

 管理をしている。


緑の乙女亭の主人

 エームの父親。ビスケットと煮込み料理の名人。

 子供の頃亡くなった姉の形見である、

 緑の瞳をした少女のからくり人形を大切に持っている。


雑貨屋の主人

 サラの父親。ガラクタ好き。片付け下手。

 絵画教室を開いている。


村の男達

 草原の村の男達。

 ヴァールと一緒にハルテルの村へ出稼ぎに来ている。

        


ジンゴロ爺さん 

 草原で人々に呪い(?)をかけ、からくり王国を探させている