おはようございます
「東洋医学的な脳の育て方」その1 ・その2 ・その3 でお伝えしたかったのは、五臓の健康が脳の健康であり、それはこころの健康にもつながる、それには日常での養生、まずは食事が大切ってことなんです。
それのどこが東洋医学的かって?いや~、昨日も書いてますけど、健康のためにいいことって、西洋も東洋もないんですよね。しいて言えば、東洋医学では薬食同源(医食同源)で、食品には上品薬 になるものも多く、「毎日の食事が最上級の薬」っていうところでしょうか。
食事のバランスが五臓のバランスにつながり、さらに脳のバランス、こころのバランスにもなっていく。東洋医学的な考え方で便利なところは、この陰陽五行に沿っていれば、バランスがとれちゃうところ。食事に関して言えば、食材の色を五色そろえるとか、五味を組み合わせるとか、旬のものを取り入れるとか…。
食養生については、これまで多々書いてます。おもなものを↓こちらにリストしますので、ご参考にどうぞ。
食養生の基本
性味は食材のどこで分けるの?
性味を体調管理に活かすには
食品の四気・五味と作用
食養生に五味を活かす
ストレス解消に甘いもの?辛いもの?
サッパリもピリ辛も、からだの状態に合わせて
好む味でわかるからだの状態
五味の偏食でわかること
苦味と胃腸の動きと排泄力
中国最古の医学書、『黄帝内経・素問』 の「蔵気法時論篇」には、「五穀が五臓を養い、五果が五臓の働きを助け、五畜が五臓を補い、五菜が五臓を充実させる。気味を調和させて、これらを摂れば、精を補い、気を益することができる。」とあります。
五行の分類に従って、五臓に対応する五色・五穀・五果・五畜・五菜などをまとめると、↓下表のようになります。五臓~五神までは人体、五季~五化が自然、五味~五菜が食材です。
五臓は肝 ・心 ・脾 ・肺 ・腎 で、それぞれに対応する五味は酸っぱい・苦い・甘い・辛い・塩からい、五穀は麦・きび・粟・米・豆、五果はスモモ・アンズ・ナツメ・モモ・クリ、五畜は鶏・羊・牛・馬・豚、五菜はニラ・ラッキョウ・ワサビ・ネギ・マメノハです。
たとえば酸味・麦・スモモ・鶏・ニラは肝によい味・食材ってことになりますが、肝を強くしようとして、そればかり偏食すると、反って肝を傷めます。まさに、「過ぎたるはなお及ばざるが如し」です。少し多めにするくらいでいい。「バランスよく」が一番です。
その他の食品の性味については↓こちらをご参考にどうぞ。
野菜・果物の性味と帰経
(携帯用)
穀類・豆類と調味料の性味と帰経
(携帯用)
肉類・魚介類の性味と帰経
(携帯用)
一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。
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