苦味と胃腸の動きと排泄力 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


原発緊急情報 の武田邦彦先生が、セシウムを防ぐ日常生活 として、

① まずは身の回り、家の前の道路などを水で拭いたり、流したりする(セシウムそのものを除いておく)

② 体調を整え、運動をして、新陳代謝を盛んにする(体のセシウムをカリウムに)

③ カリウムの多い食品を取る(セシウムを追い出す)

の3つをあげていらっしゃいました。


体調をととのえるには、睡眠を十分にとることもだいじだし、冷えないように気をつけることもだいじ。そうして、カリウム豊富な食品を摂るように心がけ、軽い運動で代謝アップして、排泄力をつけるといいってことですね。


これ、アレルギー対策としても有効な方法だし、メタボや高血圧の予防にもなるし、むくみ解消や疲労回復にもいいし、健康を保つ基本的な養生法と言えます。


「セシウムを追い出す」にも、カリウムのデトックス作用がいいんですね。「脚のむくみを予防する方法」「夏バテの防止法」 にもカリウムです。そのあたりのことは、カリウムの作用→「ミネラルの働き その1」 を見ていただくとわかります。


デトックス作用からの連想で、胃腸の排泄力についても考えてみました。食べちゃいけないものを間違って食べちゃったとき、からだは嘔吐や下痢で対応しますね。それは、毒物の刺激が、舌や粘膜から脳の反射中枢に伝わるからそうなる。


嘔吐や下痢までいかないにしても、間違って入ったものを早く排泄するには、胃腸の動きを活発にすると都合がいい。毒になるものは、苦味や酸味であることが多い。このことから、苦味や酸味で、胃腸の動きが活発になる排泄反射が起きるようになってます。


漢方の胃腸薬って、苦いんですよ。それは、「春は山野草でからだのおそうじ」「七草の効用って?」 にあった苦降 という作用を使ってるからなんですが、これはまさに上記の排泄反射じゃないですか?だからね、オブラートに包んだりしないで、「にがっ」って思いながら飲むほうが効くはず。


そう言えば、「免疫力アップの食事法」 に、舌にちょっと刺激的な「いやいや食品」が、胃腸の動きを活発にして、早く排泄しようとするってありましたよね。


安保徹先生が、これを含めているのは、胃腸の動きがよくなることは、副交感神経優位になることであり、それによって交感神経の緊張が解かれて、免疫力アップにつながるから。「免疫力アップの食事法を続けるコツ」 もご参考に。


デトックスというくくりで言えば、玄米野菜スープ納豆汁ハトムギ茶ドクダミ茶ハブソウ茶コーン茶タンポポ茶 なんかも良さそう。


デトックスにカリウムと苦味。放射性物質対策としても、日々の食事にちょっと加えるようにするといいですね。


一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-チューリップ
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