夏バテの防止法 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ

立秋は過ぎましたが、夏の暑さはこれからが本番。真夏をうまく乗り切って、朝晩涼しい風が吹き始める頃に、だるさを感じたり、胃腸の働きが弱っていたり、寝つきが悪くなったり…なんてことにならないようにしたいものです。ということで、今日は、夏バテを防止する、夏バテからの回復を早める方法を。

1 疲れをとる睡眠


暑い夜でもぐっすり眠れるように、ぬるめのお風呂(38~40℃)にゆっくりつかり、足指の間(水かきのところ)やふくらはぎを揉みほぐしましょう。お風呂上りに、軽くストレッチなどするのもおすすめです。足の裏のかかとに近い部分を、げん骨で軽く20~30回ほどたたくのもいいですね。「夏のタイプ別安眠対策」 もご参考に。

2 疲労回復を助ける食事


ビタミンB1、カリウム、アスパラギン酸は、疲労物質を排出してくれます。ビタミンB1は豚肉・ウナギ・大豆・麦・胚芽米などに、カリウムはヒジキ・小豆・インゲン豆・アボカド・イモ類などに、アスパラギン酸は大豆・モヤシ・アスパラガスなどに多く含まれています。消化を助けるためにも、調理法を工夫しましょう。よく噛んで食べることも忘れずに。

3 抗酸化物質で免疫力アップ


食べ物をエネルギーに変えるときに発生する活性酸素は、不安定な分子であるために、周囲にある正常な分子から電子を奪って細胞を傷つけます。抗酸化物質は、自ら電子を活性酸素に与えることで、細胞への害を防ぎ、免疫系を強化します。


カロチン、ビタミンC、ビタミンE、セレンは、抗酸化力のある栄養素。緑黄色野菜の中でも、カロチン、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含むのが、カボチャとホウレン草です。セレンはミネラルの一種で、ワカサギ、イワシ、ホタテなどの魚介類やネギ、牛肉などに含まれます。

4 カフェインの摂り過ぎは禁物


疲れを感じるときは、とかくカフェインの入ったものを飲みたくなるものです。カフェインには興奮作用があるからですね。でも、ビタミンやミネラルを排出する働きもありますので、コーヒーや紅茶、緑茶、コーラなどの飲み過ぎには気をつけましょう。

5 特効ツボ


疲れたぁ~というときは合谷(ごうこく)を、胃がもたれるときは足三里を、1-2-3と徐々に深くなるように、息を吐きながら押しましょう。せんね〇灸のような家庭灸もいいですよ。胃腸の冷えには、中かん天枢へのお灸がおすすめです。


合谷はこちら→「様々な症状に効くツボ 合谷」

足三里はこちら→「養生保健のツボ 足三里」

中かん天枢はこちら→「おなかの調子をととのえるツボ」


今日もいい1日にしましょう。

春月の『ちょこっと健康術』-ランタナ