おはようございます
昨日・一昨日の「免疫力アップの食事法」(1回目 ・2回目 )は、↓の写真にある『安保徹の食べる免疫力』(世界文化社)からお届けしましたが、この本、~それぞれのおすすめ食品に関する詳しいガイドや、安保先生おすすめのレシピもたくさん載っていて、なかなかに充実した中身です。料理の監修は、管理栄養士で料理研究家の剣見﨑聡美さん。
この本で私が一番感心したのは、実は、カバー背表紙に書かれた「安保流食事づくりを続けるコツ」と、付録の食品一覧表についていた「過剰なストレスをかかえ込まないための4カ条」なんです。ということで、今日はそれをご紹介しちゃいます。
「安保流食事づくりを続けるコツ」
① 自分のからだの声を聴く
「酢のものを食べたい」「海藻が食べたい」など、からだが教えてくれるサインに従う。
② 無理せず、こだわらず
「肉は禁止」「玄米のみ」など、食にこだわりすぎるのはストレスのもと。ほどほどに取り入れる。
③ いろいろなものを食べる
作用のあるものは副作用もある。「ばっかり食べ」はやめよう。
④ 塩分とその他のミネラルに注目
やる気を出したいときは塩分をとる。塩分は交感神経を刺激する代表ミネラル。リラックスしたいときはマグネシウムやカルシウムなどのその他のミネラルをとる。
③の「ばっかり食べ」禁止、たとえば、くだものは、ビタミンCやミネラル、食物繊維も豊富で、ほどよい量なら免疫力アップになりますが、摂り過ぎは副交感神経の過剰反応を引き起こします。偏食が病気の原因になることは「東洋医学講座No.31」 でもお伝えしましたし、益軒先生の『養生訓』でも脾胃を傷めるといわれています。自律神経失調は、東洋医学的には臓腑の失調ですから、おなじことを言ってるんですよね。
大事にしていただきたいのは①です。安保先生は、「だいたい栄養的に問題がある場合には、からだが必要な栄養素を教えてくれますよ。」、「問題は、そんなからだからのサインに気がつかないこと。内なる声を聴きとる感性を磨いてほしい。からだからの声に従っていれば、おのずと免疫力をアップする食事になりますよ。」とおっしゃいます。
それを読んだとき、その通り!ポンッとひざを打ちました。私も以前「身体の反応を大切に」 なんていう記事を書いておりますが、自分のからだが求めているものに対して、ちょっと鈍感になっていないか、見なおしてみるべきだと思うんです。そして、からだの声を聴くには、ストレスをためこまないことも大事。長くなりそうなので、「過剰なストレスをかかえ込まないための4カ条」については、来週アップしますね。
今日もいい1日にしましょう。