春は山野草でからだのおそうじ | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


3月も3分の1が過ぎたのに、ちょっと寒い日が続いています。でも、スーパーの野菜売り場には春を告げる山野草がおめみえしています。フキノトウやタラノメは天ぷらで、ヨモギはお団子でいただくとおいしいですね。でもなぜほろ苦いんでしょう?


寒い冬に耐えて春の訪れとともに芽を出す山野草は、冬場の野菜不足によって体に溜まった老廃物と毒素を排泄するための薬草として、昔から春先に食べられてきました。栄養価が高く、しかも薬効成分も豊富だからなんですね。つまり、ほろ苦さこそが薬効のあかし。


☆ フキノトウ

ビタミンB1、B2、Cのほか、カリウム、カルシウムなどのミネラル、食物繊維、フラボノイドなどが含まれ、咳を鎮める、痰を切る、健胃、整腸、浄血、毒消しなどの作用があります。


☆ タラノメ

ビタミンB1、B2、C、Eのほか、カリウム、カルシウムなどのミネラル、食物繊維、エラトサイド、サポニンなどが含まれ、むくみの解消、糖の吸収を抑えて血糖値を下げる、ナトリウムの排泄を促して血圧を下げるなどの作用があります。


☆ ヨモギ

ビタミンB1、B2、C、E、葉酸のほか、カリウム、カルシウムなどのミネラル、食物繊維、鉄分、葉緑素などが含まれ、末梢血管を拡張する、新陳代謝を高める、造血、整腸、免疫力を高めるなどの作用があります。


スイス・アレルギー・クリニックのアンドレス・チャポワール医師らの研究によると、フキのサプリメントのほうが抗アレルギー薬よりも花粉症に効果があったそうです。フキノトウにも同様の作用があるはずですね。花粉症の方は、食卓にフキノトウやフキ、フキみそなど取り入れらてはいかが?


ヨモギの葉は木綿袋に入れて湯船に入れておくと、温熱効果が高く、腰痛、神経痛、痔の痛み、冷えなどに効果がありますよ。冷え性さんや腰痛持ちさんにはいいですね。


また、ヨモギはお灸に使うもぐさの原料にもなります。雪の下から芽を出すものが薬効が高く、新潟や富山のものがよいと言われています。「しこりにお灸が効くワケ」 で、もぐさについて書いていますのでご参考に。


季節のものをうまく取り入れて、元気に過ごしたいものですね。


今日もいい1日になりますように。