NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(23・補論編②)
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三鷹駅南口(本ブログ管理者撮影)
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三鷹駅北口(本ブログ管理者撮影)
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駅前の商業地や地下街などを見て、両方の乗降口が等しく発展するというケースは非常に少ない。。。。。
・後背人口のボリュームはどちらに偏っているか?
・事業所の大きさはどちら側に偏っているか?
・乗り換え交通機関の連結状況、駅広場、バスターミナルの位置は?
・街形上の制約は?
・大きな工場や事業所で駅前商業スペースに制約があるか否か?
・メインストリートを持って両サイドに街区の広がりはあるか?
・駅前を広い通りが横断して発展性に制約を受けていないか?
【書誌情報】
山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」誠文堂新光社1981年
(ISBN4-416-78100-8/NDC671)278頁
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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(5・業種別編⑤)
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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(9・立地別編②)
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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(12・立地別編⑤)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(13・環境別編①)
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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(17・環境別編⑤)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(18・環境別編⑥)
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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(22・補論編①)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(23・補論編②)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(24・補論編③)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(25・補論編④)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(26・補論編⑤)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(27・補論編⑥)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(28・補論編⑦)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(29・補論編⑧)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(30・補論編⑨)
(p.128)
いずれかの出入口に偏る駅前商業地
:
・後背地に住宅街がある場合(主婦や住宅に一直線で帰る通勤者)
商店街が形成される
商店数が多い場合は、その奥行きにそれ相応の居住人口がある?
・後背地に工場や事業所がある場合(勤めの下車駅である通勤者・男性)
飲食店が多い
・通勤者と住民が混在した商店街(通勤客と近隣客が重なった通り)
駅寄りには飲食店が多い
途中から最寄品業種
・官公庁や会社だけ…サラリーマン・男性が9割の通り
夜間型
男性向きの業種だけが繁盛
・後背地が住宅街で買回品主体…ミセス、ヤングなど女性7割の通り
昼間型
女性向の業種が繁盛
同じチェーンストアは、クルマで10分の距離に1店ずつ配置?
(千葉県市原市にて本ブログ管理者撮影)
参考/アメリカの郊外型業種
・ファーストフード
・コーヒーハウス
・ファミリーレストラン
・スーパーマーケット
・コンビニエンスストア
・バジェットステーキ
・GMS(ジェネラルマーチャンダイズストア)
・デリカテッセン
・郊外型ショッピングセンター
(p.131)
日本における幹線道路筋の商業
:
1、物販店
・ドラッグストア
・家具店
・スーパーマーケット
・ショッピングセンター
・家電店
・スポーツ用品店
・モーターショップ(自動車販売店)
・日用品店DIY
・酒販店
・ブティック
・住設店
・コンビニエンスストア
・ペットショップ
・ベビー洋品店
・子供服店
・仏壇店
・盆栽園芸用品店
・釣具店
・アイスクリーム(洋菓子)店/例・シャトレーゼ等
・自転車バイク店
・靴店/例・靴流通センター系等
・建材店
:
2、飲食・サービス業
・中華料理店
・ドライブイン
・定食
・お好み焼き
・焼き鳥
・うどん店
・コーヒーハウス
・ラーメン
・ファーストフード
・ステーキレストラン
・おにぎり(弁当店)
・炉辺焼き
・焼肉
・ファミリーレストラン
・パチンコ
・ラブホテル
・クリーニング店
・美容院
ショッピングモールの売場面積が、その市の総売場面積の40%を超し
大型店1㎡当たりの人口が4人以下の場所なら
中小小売業の発展の道は当分ない?・・・・・・
:
とくに、ジュニアデパート的なスーパー出店地周囲300mの物販店は軒並み不振(業態転換で飲食に切り替えても、スーパーの客は来ない?)
↓
「共存共栄」だなんて、ナンセンス。。。
(宮城県名取市にて、、、本ブログ管理者撮影)
:
・影響を受ける業種
食料品店、スーパー、パン屋、すし屋、家電店、、、
・その理由
消費者の胃袋は1つしかない!
ファーストフードで食べれば、その分食料品を買う必要は無く
冷蔵庫も小さくてよくて、パン購入や寿司注文回数も減る・・・
もし、コンビニエンスストアが新規参入して来たら、、、
:
若者、単身者、小家族の客を奪われることによって
中小商店の客層の裾野はカットされてしまうだろう。。。。。
でも、(逆に言えば)
新しい業態が出店しない(コンビニもマックも来ない)立地というのは
ほとんど商売の見込みが無い場所であるとも言える?・・・・・・