NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(18・環境別編⑥)
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資料写真/仙台市中心街への入口に建つイオンスーパーセンター
(仙台市太白区の国道286号沿線にて本ブログ管理者2007.4撮影)
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郊外から買い物に行く場合、銀座でも25%は自家用車?
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でも、駐車場をグルグル回って探さなければならないようでは
2度目には考えてしまう。。。
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だから、都心部に入る幹線道路に大型店を出店して
都心部に入る前に客を吸収しようという立地戦略が生まれる…
【書誌情報】
山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」誠文堂新光社1981年
(ISBN4-416-78100-8/NDC671)278頁
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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(1・業種別編①)
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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(21・環境別編⑨)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(22・補論編①)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(23・補論編②)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(24・補論編③)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(25・補論編④)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(26・補論編⑤)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(27・補論編⑥)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(28・補論編⑦)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(29・補論編⑧)
■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(30・補論編⑨)
①
クルマ客を導入するには「容易に接近できる地点」を選ぶ・・・
(時間的、距離的に短く、運転のしやすさを第一条件)
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その点から考えると、住宅地寄りで、
住宅地からの車が左車線を通行して容易に左折可能なA店が有利
(B店は交差点で一旦停止して右折する必要があるので不利)
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②
都心部に入る手前の道路の商業施設は有利
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営業車の量が、買い物時間帯や
買い物を多くする曜日に少なければ、さらに有利だが、、、
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但し、商業施設が幹線道路から見えない場所で、
そこまで行くのに道路の屈曲が多ければ不利・・・
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③
市や町には、必ず1本の大型幹線国道が走っている。
この幹線道路沿いにコミュニティが形成されていると、
その路線沿いを商圏として設定可能なので非常に有利。
(この路線沿いに住む人々も、使い慣れた道路であるから安心して商業施設にやってくるものと思われる?)
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この場合、特に行政機関や金融機関などが幹線道路沿いにあるとさらに便利となって、その付近につくられる商業施設の利用度が高まる…
(冒頭写真の仙台郊外の事例=近くに「新仙台郵便局」が立地)
近隣型商圏における広告宣伝
近隣型商圏(大都市=徒歩圏)(地方=村・町単位の顔見知り商圏)
・サービス券
・スタンプ
・手渡しチラシ
・手配りチラシ(朝からポスティング)
・旗
・すて看
・町内告知板
・カレンダー
・時刻表
・タオル
・自治会新聞広告
・来店客の主婦に子供の玩具をプレゼント
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よく店を知り尽くしている客であるから、サービス、奉仕、謝恩の精神が必要。
きめ細かく、愛嬌とまごころをもって、永続的にやると客との契が強くなる。
来店頻度を高める企画がポイント。
店員の人柄やサービス姿勢を日常の販売促進活動の中で定着させる。
地区型商圏における広告宣伝
自分の住まいから駅などの拠点までの間における広告。
(この地区でとどまるような努力)
・バス広告
・バス停広告
・屋上看板
・ダイレクトメール
・優待券
・新聞折り込み広告
・電柱広告
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交通機関を使って日ごろから地元を知っている客であるから、購入・利用経験から、固定化させる工夫が必要。
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地域型商圏における広告宣伝
広域商圏では来店頻度は少ないので、客数を広い範囲から点で集めるような広告が必要になってくると思われる…
・コミュニティ誌
・タウン誌
・ローカル紙
・電車広告
・飛行機広告
・駅前看板
・商店街協同広告
・ダイレクトメール
・ローカルTV
・ラジオ
・新聞
・電話帳広告
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市域の客に対して、知名度、購入経験度を体験させることで、ローカル性の信用を訴求することが必要と思われる…
広域型商圏における広告宣伝
・パブリシティ
・企業イメージ広告
・包装紙
・パンフレット
・リーフレット
・新聞広告
・TV広告
・ラジオ広告
・雑誌
・ダイレクトメール
・通信販売
・PR誌
・野立看板
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広域から、特定客を点として集客していくので、マーケットセグメンテーションの企画が大切になってくると思われる…
店のファン客数を増やす企画がポイント、、、