NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(5・業種別編⑤) | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(5・業種別編⑤)

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酒の消費の特性を見ると、高所得者ほど消費金額が高く、

平均指数100に対して、低所得層は75、高所得層は115・・・

消費金額の高い地方は、①中国地方、②東北地方、③近畿地方…

大都市には地方出身者が多い(特に工業地帯は顕著)。

その団地がどの県の出身者が多いかを調べても消費の傾向が掴める

・東北地方出身者は清酒

・北海道、九州方面は焼酎

・ビールは近畿

・ウイスキーは北海道、東北、関東



【書誌情報】

山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」誠文堂新光社1981年

(ISBN4-416-78100-8/NDC671)278頁

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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(24・補論編③)

■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(25・補論編④)

■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(26・補論編⑤)

■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(27・補論編⑥)

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■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(29・補論編⑧)

■「NOTE/山下勇吉著「商業立地のチェックポイント120」…(30・補論編⑨)

■番外編…“メルヘンの女性”が住む街を想定、、、




(p.254)

酒販店の商業立地

・近隣型店舗の商品構成比/和洋酒35%、ビール35%、調味料他30%

・背景人口1083人、最寄店購入比率80%

・購買理由/近くて便利

・売上坪効率608万円

【近隣型立地の酒販店】

・同業過多と荒利益率の低さで経営が苦しい

(酒販店からコンビニへの業態転換が多い)

近隣型なら商圏世帯数2000軒は最低限必要

(埼玉県朝霞市2.2人/世帯換算で最低居住人口4400人

この中で固定客を1000世帯とれば経営安定?

(商圏内の主婦との人間関係を密にする「御用聞き」が必要)

【地区中心型立地の酒販店】

・駅前、通りに立地

(徒歩やバス、自転車、地区内居住者のマイカー客比率が高い)

・洋酒比率を高める

・清酒の地区内嗜好に合わせて品揃え

珍味や調味料で特色を出す

【地域中心型立地の酒販店】

・飲食店が多い立地では業務用に主力を置く

管理者層の多い立地はギフトをメイン

通勤帰りの多い路線は惣菜やファーストフードを店頭に置く

その立地と需要特性をよくつかんだ商法が必要

【広域中心型立地の酒販店】

日本の地酒大集合!みたいな企画

専門化・・・「絞って密な深い」

(無闇な売り場拡大はNG!)

(例/洋酒の専門店、ワインの専門店、清酒の専門店等)

洋酒・特産ワイン+コーヒーの組み合わせ

清酒+特産味噌の組み合わせ

焼酎と加工肉・特産ハムの組み合わせ

品揃えの豊富さが消費者から期待されている

自店のブランドイメージ化→地方発送、土産品、有名品に育成)

イメージの特化による付加価値の高い販売の道を開拓


街や交通網の盛衰を記録する....警「美」報 告 書 ☆彡   ▼CAMMIYA-東京大手町080130046
ベーカリーの主力客層は女性(ヤング、ニューファミリー)

所得が高く、都市的文化生活、生活の洋風化などを身につけている住宅地を後背地に持っている立地が良い・・・・・

(商圏人口16000人が目安)

大都市では半径500mに3000世帯→東京都北区1.97人/世帯換算で商圏内人口5910人、人口密度7529人/k㎡=75人/ha

子育て中の家族の多い立地はマーケットとして不足

移動の激しい賃貸アパート、客単価の低い商店街立地はNG!

古い家屋が多く、高齢化が進んでいる立地もNG!

世帯主が40歳以上

子供が中学、高校、大学に行っているような立地

または独身女性の居る立地が良い

衝動買い!を誘う有効な立地例】

通行客数3000人/日以上(通勤帰りのOLが多い立地)

16~18時頃に近隣の主婦でピークになる立地

日曜日の通行量が平日に対して極端に減少しない立地

ヤングが多く出入りする喫茶店、ハンバーガーショップ、コンビニエンスストア、果実専門店、書籍・CD・DVD店が目立つ立地

今後は惣菜などを取り扱ったデリカショップ化


街や交通網の盛衰を記録する....警「美」報 告 書 ☆彡   ▼CAMMIYA-サンマルク・チョコクロ5


(p.256)

ベーカリーショップの商業立地

・近隣型店舗の商品構成比/パン70%、アイス・その他30%

・背景人口13728人、最寄店購入比率60%

・購買理由/おいしさ、実演、セルフ、パック

・売上坪効率/385万円

・固定客比率/80%

・近隣型立地では通行量3000人以上/日が最低基準

通行量の3~5%が購入客

(商品コンセプトは「安くて」「おいしい」→高額商品は長続きしない

地区中心型ではスーパー内テナント、または道路分岐点立地が良い

地域中心型は大型量販店からの帰りの道筋に立地しニューファミリーを狙う

(但し、付近の業種と客層が自店イメージとミスマッチならNG!)

広域中心型では喫茶・パーラー部門を併設、ケーキの取り扱い→総合化

(店舗イメージは若い女性向け「甘い」雰囲気)


街や交通網の盛衰を記録する....警「美」報 告 書 ☆彡   ▼CAMMIYA-清瀬080720426
花は「文化品」・・・・・

消費者は文化水準が高くなると心の安らぎを求めて花を愛し、園芸を楽しむ

(ゆえに平和でなくては花は伸びない)

花は衝動買いが強いので、人通りの多いところでなくてはならず

付近の店を見て集客力を持っている店の近くに出店すると良い

【新しい方向性】

・常設の温室をつくり熱帯の花を栽培して即売

熱帯植物や自然の花を中心にしたテラスのあるコーヒーハウス

(クルマ利用客の吸収が見込める県道や国道沿いで成功例あり?)



(p.258)

花・園芸店の商業立地

・近隣型店舗の商品構成比/生花40%、園芸40%、植木10%

・背景人口5054人、最寄店購入比率50%

・購買理由/近い、豊富、対応

・売上坪効率/370万円

・固定客比率/70%

【近隣型立地の特徴】

徒歩客が多い立地は切り花中心

(例/徒歩客の多いスーパー店頭)

自家用車客の多い立地は園芸を強化

(例/ショッピングセンター店頭)

近隣型で花が売れる…サラリーマン家庭の主婦で所得は中の上以上

近隣型では商圏人口が不足→生花と園芸を組み合わせる

【地区中心型立地の特徴】

・生花中心店=駅前、スーパーの前

・独立店で売場面積20坪→園芸店として総合化

・生花部門の商品(切花花器、剣山、鋏、リボン、花材)

・園芸部門の商品(鉢物、植木、種苗、花野菜、園芸資材、農薬)

・2階を使って園芸、生花教室

(地区内の顔見知り客対応)

【地域中心型立地の特徴】

衝動買い!対応…固定客よりも流動客が多い

生花中心に専門店化

・病院のお見舞い需要対応

・結婚式、結婚記念日需要対応

・友達の家への訪問(土産品対応)

・誕生日(ギフト対応)

・葬儀対応

【ショッピングセンター内立地、地域の中心商店街立地限定】

・園芸の強化

(ファミリーや余暇利用のサラリーマンを吸収)

店内を緑いっぱいに温室ムードを出すディスプレイが効果的?

【広域中心型立地の特徴】

ヤングの街はセントポーリア

・マンションの多い立地は切花、造花

・飲食店が多い立地では業務用

花の種類を絞って専門店化

(間口は絞って密にする品揃え=近隣や地区中心型にない特色を打ち出す)

【露天商として出店する場合】

人の流れが分散(分岐)する地点に出店

(夕方の時間だけ、または金・土曜日だけ出店の成功例あり?)


セントポーリア(学名:Saintpaulia、和名はアフリカスミレ属

ケニア南部とタンザニア北部の山地に生息する非耐寒性多年草

花言葉は『小さな愛』

主として冷涼な日陰、多湿の環境を好み、渓谷沿いの断崖の湿った岩壁や、熱帯雨林の苔むした樹木に着生。

日本では1970年代からラプソディ種が販売され、人気を集めた。

しかしながら、平成22年10月、日本のセントポーリア業界の柱である「フラワーキャニオン」の農場火災が起こり、多くの貴重な園芸品種が消滅し、各地の愛好会への品種供給が停止することとなる、極めて重大な事故が生じた。

□外部リンク参照