「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)
という本を教科書にして、
引き寄せの法則についてまとめてきました。
次のステップとして、
「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)
という本があるので、こちらをご紹介したいと思います。
という本の、
転換と肯定的な側面の本と、
お金を引き寄せ、豊かさを実現するという箇所を、
ご紹介しました。
ネガティブな思考でいれば、
周囲の人も選択する、ということになります。
ポジティブな反応を練習するという方法も紹介されました。
ときには不快な状況のただなかで、
なんとか肯定的な側面を探そうと
苦労するかもしれない。
耐え難いこともあるし、
影響が大きすぎて、
ひどすぎて、
ポジティブな面なんか
まったく見つからないと
思うこともあるだろう。
だがそれは今ピントが合っている
ひどいことから、
望む解決策へといきなり大きな飛躍をしようと
思うせいだ。
言い換えれば、
今すぐに解決策となる
行動を見いだそうとしても、
今の状況ではどんな行動も
適切とは思えないだろう。
それより、この瞬間の行動に
肯定的な側面が見つからなくても
─どうすればいいのか、
どうすれば明るくて
いい気分になれるのか
わからないとしても─
自分がどう感じたいのかは
いつもわかっている、
ということを覚えておくことだ。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
どんな行動も思考も今すぐに迫ってくる
結果を変えることはできない、という状況がある。
どんな行動も解決策にならないし、
どんな思考も
即座に状況を変えることはできない。
だが、
一貫して気分のいいことを考えているとき、
その思考には信じられないほどの
パワーと「てこ」の作用があることを理解し、
気分や感情が示してくれる
ナビゲーションを活用して
明るくて気分のいいことに
焦点を定めて意図的に思考を選んでいくと、
いい経験でいっぱいの人生が
簡単に実現する。
意図的に思考を選ぶことで、
ほんの少しでもホッとして
気分が明るくなれば、
解決への穏やかな道が開けるのだ。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
いくら行動しても
間違った思考の埋め合わせはできない。
だが
─思考の方向を意識的に
選ぶことで─
自分の感じ方をコントロールするようになれば、
思考がどんなに強力な
「てこ」の作用をするかがわかるだろう。
自分の思考を意図的にコントロールすれば、
人生経験も意図的にコントロールできるようになる。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
選ぶことで─
自分の感じ方をコントロールする”
試練や苦しみは人間が作り出したものです。試練や苦しみはなく、ただ現象が起きた時に、これは試練だとか苦しみだという観念を人間が作り出したのです。たとえば、転んだ時、倒れたという経験をしただけで、歩くことと、転ぶことに、たいした違いはありません。悲しみから人を救うのではなく、これは悲しいことではないかもしれない、という知恵をもたらし、とらわれや固定観念から人々を解放することです。物事を反転させた時に、そこに気づきと喜びがあるのです。この星の人は、ひっくり返っていることに気づいていません。人は、気づきを気づきとして理解できません。「宇宙の羅針盤・下」(辻麻里子著)より
ただそれだけのことで、
全然違った人生が展開しだします。
これは引き寄せの法則に限らず、
霊的な私たちの課題でもあって、
(両極を理解して統合する)
疎かにしてはいけない部分です。
そのとき何に関心を向けていても、
意図的に肯定的な側面を見ようと
心がければ、
あなたの波動はすべての肯定的な側面と
同調するようになる。
もちろんネガティブな側面と
同調することも可能だ。
多くの人は親や教師や仲間の言うままに
ネガティブな比較をしては
自己批判モードになり、
苦労している。
自分自身にネガティブになるほど、
ポジティブな引き寄せの能力を損なうことはない。
そこで、
ネガティブな思考になりにくいテーマを選んで、
よい波動に切り替えるといい。
そして、明るくていい気分になったところで
思考を自分自身に向ければ、
自分のことでもいつもより
ポジティブな面を見つけられるだろう。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
周りの世界でポジティブな面を見つければ、
自分自身についてもポジティブな面を見つけられる。
そうやって一度切り替えれば、
周りの世界でポジティブな面を見つけることは
さらに簡単になる。
自分について気に入らないところが見えたら、
他人の同じところも目につく。
「一度悪くなると、どんどん悪くなる」
わけだ。
だが、自分や他人のポジティブな面を
意図的意に見つけるようにすると、
いろんなことが
「一度よくなると、どんどんよくなる」
のがわかるだろう。
肯定的な側面を探して
望むことに焦点を定めるのが
どれほど重要か、
いくら強調しても足りないくらいだ。
あなたに起こることのすべてに、
この単純な表現があてはまるのだから。
「あなたは考えていることを
次から次へと引き寄せる
─それが望むことでも
望まないことでも」
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
そう、あなたは自分の経験を
自分で創造している。
自分の経験は
自分で引き寄せているといってもいい。
創造とは、
何を望むかを明らかにして、
それを追いかけて捕まえることではない。
創造とは、
望むことに焦点を定め
─経験したいと思う事柄に
思考を正確に同調させて─
「引き寄せの法則」によって
それが引き寄せられてくるように仕向けることだ。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
願望にピントを合わせているように見える言葉でも、
実はそうではないことが多い。
何かを口にしているとき、
自分がどう感じるかに
意識的に気づくことによってのみ、
ポジティブに引き寄せているか
ネガティブに引き寄せているかがわかる。
そして何を引き寄せているか、
すぐにはその徴候が見えなくても、
思考は似たような思考、
波動、エネルギーを寄せ集めている。
そして、
やがては何を引き寄せているかが明白になる。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
人は、完璧な配偶者を見つければ、
望みどおりの体重になれば、
十分なお金を貯めれば、
求めている幸福が見つかると信じたがる。
だが、肯定的な側面しかないものなど、
どこを探してもありはしない。
「宇宙」は完璧にバランスがとれている。
それは「宇宙」のどんな粒子にも
ポジティブとネガティブが
(望むことと望まないことが)
存在することを意味している。
あなたが創造し、選択し、定義し、
決定する者として
肯定的な側面を求めれば、
それが─すべての面で─
あなたの人生になる。
完璧な反応をするために、
完璧なことが現れるまで待つ必要はない。
そうではなくて思考と波動を
ポジティブに整えれば、
ポジティブなことを引き寄せられるし、
創造できる。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
決定する者として
肯定的な側面を求めれば、
それが─すべての面で─
あなたの人生になる”
長年、金銭的な豊かさを
実現しようと努力してきた場合でも、
まだ若くてスタート地点に立ったばかりでも、
金銭的な「よいあり方(ウェル・ビーイング)」への
道のりは決して長いとは限らない。
多くの時間や物理的な努力が必要
というわけでもない。
あなたがたが使うことができる
「エネルギー」という「てこ」の作用を
どう活用すればいいか、
シンプルで理解しやすい言葉で説明してあげよう。
それにお金についての考えや
そうした考えを抱いているときの感じ方と、
経験に流れ込んでくる
お金との絶対的な関係についても
教えてあげたいと思う。
その関係を常に意識していれば、
そしてそれに基づいて
意図的に思考を方向づけようと決心すれば、
「宇宙」のパワーにアクセスできて、
金銭的な成功には時間も物理的な努力も
あまり関係がないことがわかるだろう。
そこで、あなたがたの宇宙と世界の
シンプルな前提条件から始めよう。
「あなたが考えていることが現実になる」
しかし、人はよくこんなふうに言う。
「そんなはずはない。
だってわたしは記憶にあるかぎりずっと、
もっとお金が欲しいと望み、考え続けてきた。
だが今でもお金が足りなくて苦労している」
金銭的な状況を改善したいと思うなら、
これに対するわたしたちの回答を
しっかり理解することが大切だ。
お金に関する事柄は、
実は二つに分けられる。
①お金がたくさんある。
多額のお金によって得られる自由と安らぎの感情。
②お金がない。
お金が足りない。
お金がないために生じる不安と失望の感情。
人はよく「お金が欲しい」と言えば、
それはポジティブな言葉のはずだと思う。
だがお金について語りながら
(ほかのことでも同じだが)、
不安や不快感を感じるとしたら、
お金について語っているのではなく、
「お金が足りないこと」いついて語っている。
この違いはとても重要だ。
なぜなら前者はお金を引き寄せ、
後者はお金を遠ざけるから。
自分が本当は
どう考えているかに気づくことが大切だし、
もっと大切なのは、
お金についてどう感じているかを
はっきり認識することだ。
「ああ、あれはなんて美しいんだろう。
でも、自分には買えない」
というようなことを考えて
口にしていたら、
あなたは望む豊かさを実現する
波動状態になっていない。
買えないと思ったときに感じる失望は、
あなたの思考のバランスが
願望そのものではなく、
望むものがないというほうに
傾いているしるしだ。
欲しい物が買えないと考えたときに感じる
ネガティブな感情は、
思考のバランスの状態を知る
手がかりの一つだが、
実際に経験している豊かさも
それを知る手がかりなのだ。
多くの人々は
現実の経験を超えたことを考えないので、
いつまでも「足りない」という経験を
続けるはめになる。
言い換えれば、お金の不足を経験し、
認識し、しょっちゅう口にするなら、
いつまでもその状況にとどまる。
金銭的な状況を
ありのままに語るのではなく、
望む状態についてのストーリーを語ることに
パワーがある、
とわたしたちが説明すると、
多くの人たちは反対する。
彼らは現実を認識すべきだと
信じているからだ。
だが、ありのままを見て、
ありのままを語り続けていたら、
望みの実現に近づくことはできない。
人の顔は変わり、
場所は変わるかもしれないが、
あなたの人生経験には
基本的になんの改善も見られないだろう。
人生経験を
はっきりと変えたいと思うなら、
はっきりと違う波動を出さなければならない。
つまり違う感情がわき起こるようなことを
考えなければならないのだ。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
ありのままに語るのではなく、
望む状態についてのストーリーを語ることに
パワーがある、
とわたしたちが説明すると、
多くの人たちは反対する。
彼らは現実を認識すべきだと
信じているからだ。
だが、ありのままを見て、
ありのままを語り続けていたら、
望みの実現に近づくことはできない。”
所有物も行動もみんな、
あなたがたの「存在」状態を
もっとよくするのが目的だ。
言い換えれば、大事なのは
あなたがどう感じるかで、
どう感じるかは
「本当の自分」と調和しているかどうかで決まる。
まず「本当の自分」と調和すれば、
あなたがたが集めるものも
行動もすべて、
いい気分という存在状態を強化するほうに働く。
だが、そもそも波動がバランスしていなければ、
明るくていい気分になろうとして
いくらたくさんのことを経験し、
たくさん行動しても、
波動はますますずれていくばかりだ。
わたしたちは物を集めるのをやめなさいとか、
行動するのをやめなさい、
と言っているのではない。
物も行動もすべて
物質世界の経験に不可欠だ。
言い換えれば、
あなたがたは自分にとって
本当に楽しい成長と拡大とは何かを知るために、
物質世界の細部まで探索して
素晴らしい経験をしようと考えて
生まれてきた。
ところがバランスが狂ったままで
前進しようとすると、
必ず嫌な気分になる。
自分はどんな気分になりたいのか、
どんな状態でいたいのかをはっきりさせ、
その確かな足場から
インスピレーションに従ってものを集めたり
行動したりすれば、
バランスを維持できるだけでなく、
集めた物や行動を楽しむこともできる。
ほとんどの人は「欠けている」
という立場から何かを望む。
たいていは
自分が持っていないから欲しがる。
だから、何かを手に入れても
本当には満足できず、
深いところで不満が残る。
なぜなら、いつだって持っていないものは
必ずあるから。
そのために次はあれが欲しいと思い続け
(それが手に入ってもやっぱり満足できない)、
人生は終わりのない闘いになる。
自分が持っていないから欲しい。
それを手に入れられれば
隙間を埋められるだろうと思う。
だがそれは「法則」に反している。
欠けているという立場からする行動は
常に非生産的だ。
そして、常にまだ欠けている
という気分につながる。
人々が感じている空虚感は
物では埋められないし、
行動で満たすこともできない。
人々が、欠けている、空虚だと感じるのは、
自分の願望の波動と
習慣的な思考の波動がずれているためだ。
いい気分になる思考を選択すること、
違うストーリーを語ること、
肯定的な側面を探すこと、
本当の願望に「転換」すること、
ポジティブな「もしも」を探すこと
─これが隙間を満たす方法だ。
すると実に興味深いことが起こる。
欲しいものがどんどん経験に流れ込んでくる。
なぜなら空虚感なんかもうないのだから。
空虚感がないからこそ、
物はどんどん流れ込んでくる。
確かにあなたがたは素晴らしい物を集めるだろう。
望むこと、所有すること、
行動することをやめなさいというのは、
わたしたちのメッセージではない。
あなたが気分よく感じるところから望み、
集め、行動しなさい。
それがわたしたちのメッセージだ。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
”ほとんどの人は「欠けている」
という立場から何かを望む。
たいていは
自分が持っていないから欲しがる。”
というのは当たり前だと思いますよね。
引き寄せの法則を勉強していて、
私がぶち当たる壁は、この辺りでしたね。
持っていないから欲しいというのが、欠乏の立ち位置だというのが、
ピンとこない、理解出来ない感じです。
そうとは思っていないんですね。
”自分が持っていないから欲しい。
それを手に入れられれば
隙間を埋められるだろうと思う。
だがそれは「法則」に反している。”
とあります。
”人々が、欠けている、空虚だと感じるのは、
自分の願望の波動と
習慣的な思考の波動がずれているためだ。”
とありますが、
欠乏の方の思考というのは、
望みの方には向いていないのだけれども、
それが習慣的な思考になってしまっているんですね。
”いい気分になる思考を選択すること、
違うストーリーを語ること、
肯定的な側面を探すこと、
本当の願望に「転換」すること、
ポジティブな「もしも」を探すこと
─これが隙間を満たす方法だ。”
望みは何か?というと、
いい気分になる考え方ということだったので、
もしもを探そうということです。
”自分が持っていないから欲しがる。”
とありましたが、
持っていない!と考えている時に
いい気分ではないので、
ネガティブな方向に思考が向いている訳です。
感情をよく確認する必要がありますよね。お金は幸福への道ではないし、
もちろん貧困も幸福への道ではない。
幸福を達成するという目的で行動するのは
実は逆効果だ、
ということを思い出すことがとても大切だ。
そうではなくて、
明るくていい気分になるほうへと
思考と言葉を向けなさい。
そうやって
意図的に幸福な状態を作り出せば、
素晴らしい行動の
インスピレーションがわくだけでなく、
素晴らしい結果がついてくる。
多くの人たちはたった今の経験に
ほとんどの関心を向けている。
つまり、
結果が楽しければ明るくていい気分になるが、
結果が楽しくなければ嫌な気分になる。
だが、そういう生き方はとても大変だ。
今あることを見る能力しかないとしたら、
物事はよくはならない。
もっといい経験をしようと思うなら、
楽観的に将来を見る方法を
探さなくてはいけない。
明るくていい気分になることへ
思考を向ける方法を身につければ、
まだ目標に到達していなくても、
幸福を発見して維持するのは
少しも難しくない。
あなたがさっき言ったような大変だ、
苦しいという思いは、
今いるところと
到達しようとしている目標を
いつも比べるから起こる。
目標までの距離を測っては、
まだ遠いなあと思っていたのでは、
踏破すべき距離も仕事も努力も
増幅される。
だから大変な上り坂だと感じる。
どう感じているかを大切にして、
それをベースに思考を選択すれば、
前向きな思考パターンが出来上がる。
そうすれば、
その明るくて気分のいい思考に、
「引き寄せの法則」が働いて、
もっと楽しい結果が得られる。
苦労だ、苦労だ、苦労だと感じていたのでは、
決してハッピーエンドにはたどり着かない。
それは「法則」に反する。
「もっと状況がよくなれば幸せになれる」
というのは、
生産的な考え方ではない。
なぜなら、幸せでなければ
幸せな場所に到達できないのだから。
まず幸せになろうと決める
─そうすれば幸せな場所に到達できるのだ。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
”多くの人たちはたった今の経験に
ほとんどの関心を向けている。
つまり、
結果が楽しければ明るくていい気分になるが、
結果が楽しくなければ嫌な気分になる。”
とあります。
”だが、そういう生き方はとても大変だ。”
ということなんですね。
何故かと言うと、
”今あることを見る能力しかないとしたら、
物事はよくはならない。”
からです。
”もっといい経験をしようと思うなら、
楽観的に将来を見る方法を
探さなくてはいけない。”
というのが、
私たちの当たり前とされている生き方とは、
反するものなので、抵抗がありますよね。
勿論、そうではない方も沢山いらっしゃると思いますが、
少なくとも、私自身は、
楽観的になろうとする度に、
散々母から怒られ咎められてきました。
それは悪い癖だと言われてきました。
将来を楽観的に考えるのは、
悪だと思い込んで生きて来たのです。
今までの思考習慣を変えるというのがポイントなので、
一日二日で達成できるものではないと思うんですよ。
決してハッピーエンドにはたどり着かない。
それは「法則」に反する。
「もっと状況がよくなれば幸せになれる」
というのは、
生産的な考え方ではない。
なぜなら、幸せでなければ
幸せな場所に到達できないのだから。
まず幸せになろうと決める
─そうすれば幸せな場所に到達できるのだ。”
あなたがたは集めたり反芻したりするために
この世界に生まれたのではない。
そうではなくて、「創造者」として生まれた。
遠く目的地を見るとき、
あなたがたは今いるところと
到達すべき場所の
距離を思って焦燥感を拡大させる。
こういう思考習慣では
創造の進度が遅くなるばかりか、
永遠に目的地に到達できないだろう。
あなたは自分の経験を
自分で引き寄せる。
肯定的な側面を探し、
明るくていい気分になることを
考える努力をすれば、
ポジティブな引き寄せができて、
望みはもっと早く実現する。
芸術作品を生み出す彫刻家は、
完成した作品に
最大の満足を見いだすわけではない。
彫刻家の喜びは
創造のプロセス(作品を彫刻すること)
にある。
物質世界における
あなたがたの創造の経験も同じで、
次々に何かになっていくことが
楽しいのだ。
明るくていい気分になることに関心を向け、
常に楽しい存在状態を実現していれば、
望むことがどんどん引き寄せられる。
人はときどき、
幸せなことが実現する前に
幸せな気分にならなければならないなんて
不公平じゃないか、と不満を言う。
その人たちは、
不幸なときには幸せなことが起こる
「必要がある」と考え、
既に幸せなら幸せな出来事は
不必要だと思う。
だが、それは「引き寄せの法則」に反する。
欲することが「細部まで」
実現するより前に、
まず欲することの「エッセンス」を
感じる方法を探さなくてはいけない。
言い換えれば、
豊かさが実現する前に
豊かだと感じる必要があるのだ。
人はよく、
もっとお金が欲しい、と言う。
そして、お金に関する
思考のバランスはどうかと尋ねると、
お金について
とてもポジティブな態度をとっていると答える。
だが、請求書の支払いをするときには
どんな気分かとさらに詳しく聞くと、
たいていは
お金についてポジティブな姿勢をとっているつもりでも、
実はとてもお金のことが心配で
恐怖すら感じていると気づく。
言い換えれば、大半の人は
自分でも気づかずに、
豊かだという側面ではなくて、
お金が足りないという側面ばかりを考えている。
「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
あなたがたは今いるところと
到達すべき場所の
距離を思って焦燥感を拡大させる。
こういう思考習慣では
創造の進度が遅くなるばかりか、
永遠に目的地に到達できないだろう。”