「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)

という本を教科書にして、

引き寄せの法則についてまとめてきました。

次のステップとして、

「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本があるので、こちらをご紹介したいと思います。

 

引き寄せの法則・おさらい

 

という記事の続きです。

 

娘が欲しいものがあって、

手に入れようと決めた後、

私が”たまたま”貯まっていたポイントに気付いて、

購入してあげました。

今日、早速届いたのだけれども、

欲しい!と宣言してから1週間くらいで、

手にする事が出来た状態です。

娘としては春くらいまでには、

お金を貯めて購入しようとしていたそう。

 

たまたまポイントがあることに気付き、

無理のない範囲で、自然に、なんとなく、

娘に使ってあげたくなる気持ちになり、

娘が欲しいと思っていたものが、

そのポイントを使うことが出来るお店で販売していた。

引き寄せの法則のお手本のような流れだなと思います。

 

引き寄せ界隈の人には、

ゴリ押ししまくって、

強引にしつこく迫って、

手に入れたことを、

引き寄せた!と言う人も多いです。

 

そうではなくて、

思い返してみれば、

娘が確かに欲しいと言っていたのだけれども、

買ってあげたいとか、買ってあげようとか、

私の方では思わなかった。

ポイントが貯まっていることに気付いた時も、

欲しがっていたなと思い出すことはなく、

このポイントで買い物していいよと言った時に、

丁度欲しいものがあった!と娘に言われて、

思い出したので、

自然に娘に引き寄せられた感じです。

お互い無理がなく、とても肯定的な、

ポジティブな気分で、

損したといった否定的な捉え方は一切することなく、

いい気分で結果を手にしました。

 

私が解釈している引き寄せの法則は、

誰かから奪ったり、

自分が得たことで、誰かのものが不足したり、

ということが起きるものではありません。

 

私もあなたも豊かになりたいと思ったら、

二人とも豊かになれるし、

この二人が豊かになるために、

誰かが犠牲になることがないものです。

 

この無限の宇宙ではリソースは無限だから、
リソースを求めて競争する必要はない。

あなたがたは自分でリソースを剥奪し、
欠乏を感じているかもしれないが、
実は自分でそう仕向けているだけだ。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
という箇所をご紹介しました。
 

一つには、
リソースには限りがあると誤解しているからだ。

それで、なぜ他人ではなくて
自分がリソースを獲得できたのかを
説明しなくてはならないと思う。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

という箇所もご紹介しましたが、

リソースには限りがなくて、

無限であるということを、

本当に理解して、納得するのが、

私たちには難しい様に思います。

 

娘の例だと、

私が知らず知らずにポイントを貯めていた、

ということ自体が、

娘が欲しい物を手に入れる為に、

準備されていたということではないかな?

と思います。

 

私たちがものごとの流れを把握する時には、

時系列に沿ったものになりますが、

実際には、今に過去と未来が含まれているので、

今、これが欲しいと思った時に、

過去と未来にも働きかけて、

現実化に向けて様々なことが動き出すのです。

 

コツコツ貯めていたポイントがあったから、

手に入ったということではなくて、

娘が欲しいと思ったから、

過去の私が貯めることになり、

(気付かないうちに)

欲しいと思った今、それが出現したのです。

 

そう考えると、

不可能なことはないのかもしれないと、

前向きに捉えることが出来るのではないでしょうか?

 
 
「サラとソロモン」(エスター&ジェリー・ヒックス著)では、
引き寄せの四つのステップについて下記の様な説明があります。
 
第一ステップは何だったか覚えている?

「わたしが欲しくないものは何かを知ること」
と、サラは得意気に答えました。

それだけはしっかり覚えたのです。

第二ステップは?

「わたしが欲しいものは何かを知ること」

上出来だ、サラ。
それから第三ステップは?

「ああ、ソロモン、忘れちゃった」

サラはこんなにすぐ忘れてしまった自分に
がっかりして、泣きそうな声で言いました。

第三ステップは、自分の欲しいものが
どんな感じがするかという実感を見つけること。

既に欲しいものが実現したように感じられるまで、
それについて自分に話し続けること。

「ソロモン、第四ステップが何か、
まだ教えてくれてないよ」

サラは思い出して、ワクワクしました。

ああ、第四ステップは最高のステップなんだ、サラ。
それは君の欲しいものが手に入る時だ。
第四ステップはこの物質界で
君の願いが実現することだ。
これをやってみてごらん、サラ。
今まで話してきたこと全部を覚えていようと
努力しなくていい。
ただ、味わい愛でることを練習してごらん。
それが鍵だ。
 

娘を観察していると、

第三のステップが上手だなと思います。

手に入るものだと信じていて、

(それがどのように手に入るのかは決めて居なくて)

どんな感じがするかを沢山想像して、

楽しんで味わっていますよね。

画像を見たり、友達に聞いたり、

手に入ったらどんな風に使うか、

どこに持っていくかとか、

とても具体的に想像していました。

 

それで、私と比較してみると、

娘の様にこれが欲しい!という強い気持ちが湧かない、

楽しんで想像することが出来ない、

という欠点が浮き彫りになりました。

克服しようと思います。

 

引き寄せの法則の上手な活用法を、

忠実に実行すれば、その通りになるのだなと、

娘を見ていて納得しました。

 

成功するために思いついたことをすべてやり、
成功者に「こうすればいい」と言われたとおりに
必死でがんばったのに、
それでも成功しなかったら、
自分に何か問題があるんじゃないかと思ったり、
成功をこれ見よがしに
見せびらかしている人たちに
怒りを感じたりしても無理はない。

それどころか、
やすやすと成功している人たちを
見ているのがつらいから、
その人たちを非難したくなるかもしれない。

だからこそ
─この社会では金銭的な問題について、
そんな状況に陥りやすいから─
この本を読んでもらいたいのだ。

あなたが本心では望んでいる
金銭的成功を
おおっぴらに非難するようになってしまったら、
あなたは決して金銭的に成功しないばかりか、
もともと神に与えられた権利である
健康や幸せまでも失ってしまう。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より

 
リソースには限りがないのだ、
ということを、
事実として自分の中に受け入れてみる。
 
そうなら、幸せそうな誰かを非難する必要はないし、
狡いと感じる誰かはそのままでいいし、
逆にどんなに自分が幸せかをアピールする必要もない、
という風に思えるでしょう。
 
不可能なことは何もなくて、
ただ選択するか、しないかだけが、
自分の経験に関係してくるのです。
 
永遠なる「宇宙の法則」は
常に一貫していて信頼できるし、
いつも拡大と喜びという約束を
実現してくれる。

ここではその「宇宙の法則」を
理解しやすいように、
力強くリズミカルに紹介するから、
あなたのなかで小さな理解が芽ばえ、
ページを追うごとにその理解が大きくなって、
やがては世界を創造している
「宇宙」のパワーにアクセスする方法を思い出し、
自分の目的とパワーに目覚めるだろう。

この時空という現実に
あなたの願望を目覚めさせる力が
宿っているなら、
同じ時空という現実は
あなたの願望を十分満足に実現する力も
間違いなく持っている。

それが「法則」だ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
 
宇宙のパワーとありますが、
 
感情を伴うことを考えるとき、
あなたは宇宙の力にアクセスしている。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
という箇所を以前ご紹介しました。
”第三ステップは、自分の欲しいものが
どんな感じがするかという実感を見つけること。
既に欲しいものが実現したように感じられるまで、
それについて自分に話し続けること。”
ということですよね。
”自分に話し続ける”ということで、
これを他人に話し続ける人もいますよね?
アファメーションとかいって、
いちいち宣言したりというのもあります。
 
よくご紹介していますが、
錬金術の最終奥義に沈黙というのがあるので、
他人に話す事はオススメしません。
わざと願いが叶わない様に、
話させる様な手法を広めているのでは?と、
私は考えています。
罠だと思いますよ。
 
自分自身の心の中で、この世の中に実現しようという
非常に立派な計画をいだいている人々を
わたしは沢山知っている。

そんな人たちは「メリーやジョンに、わたしのこの考えは
どうかと聞いてみよう」と言って、
相談したりするのであるが、結局何も得ることが出来ないのである。

そして、とどのつまりは、その想案は
お流れになってしまうのである。

なぜ流産したのか。

彼らは、それを言葉に出して
話したからそれを言葉の上で実現したのである。

言葉の上で表現されたことは、
決して実際に物質化しないのである。
 
「療法の眞義」(M・ドーリル博士著)より
 

「エメラルドタブレット」

(アトランティス人トート著/M・ドーリル博士編)には、

下記の様な教えがあります。

 

沈黙は偉大なる価値あるものなり。
ことば多きは何らの益もなし。

解説

沈黙は進歩への大なる鍵である。
沈黙でもって汝自身の内に力を保持せよ。

注解

我々は喋ることによって力を放出している。
沈黙はこの逆である。
何かを計画していても、
それに着手するまでは
他言してはいけないというのは
この沈黙の教えによる。

 
すぐにバラしてしまう、
黙っていられずに、
ペラペラ喋って発散する、
という場合はちょっと自分を見直した方が、
よいと思います。
 
 
引き寄せの法則というのは、
誰かの専売特許ではないし、
願いを叶える法則でもないし、
思考が現実になるから、
楽しい事だけを考えて、
嫌な事を排除するという法則でもないです。
 
似たものを引き寄せる、
というだけの法則であって、
誰にでもどこにでも働いているものです。
 
この法則を上手に活用するために、
思考をコントロールする必要があります。
これは、現実的に経験することは、
思考が原因になっているという法則があるからです。
 
この宇宙には、
望むものと望まないものの、二つの捉え方があります。
一つのものごとには、相反する二つの解釈が必ずあるのです。
これも法則になります。
 
特別な技術がなければ、
何かの手法を知っていなければ、
使えない法則ではないです。

法則でないものを法則と言って、

商売している人がとても多いです。

法則とは一体何なのか?

自分の解釈を再確認してみてください。

 
引き寄せの法則で商売している人も、
ツイッターの発信をチェックすると、
実際には法則についてよく理解出来ていないのでは?
と感じる場合が多いです。
 
世界には多くの宗教的な組織や団体があって、
皆さんに或ることを
くり返しくり返しとなえなさい
と教えている。

そうするとあなたの潜在能力が
あなたの人生を変えると思っているのである。

それだから、彼らは或る言葉や文句を
反復また反復してとなえるのである。

それでも、多くの場合、何もおこらない。

それはなぜか。

それは、教師たちがあなたを
催眠状態にして、
あなたが実在していないと
よく分っていることを実在すると信じさせようと
しているのではないだろうか。

あらゆるものには、何事によらず、
いつだろうと、それ相当の存在の道理
というものがあるものである。

なぜかと言えば、
神はすべてのものを理性(ロゴス)によって
造られたのであり、人間はまた、
理性の力を与えられており、
いつでも使えるのである。

多くの心理学者や精神病医たちは、
形而上(宗教)的な瞑想法や説法やマントラムを
使って、クーエ教徒の様に
「毎日毎日、あらゆることが
益々よくなりつつある」と言わせるのである。

これは、形而上的・秘教的な
”力の語”をくり返しによって
使おうとしているのである。

クリスチャンサイエンスの人たちは、
我々に”わたしは幸福だ。
わたしは幸福だ、
わたしは幸福だ。
わたしは病気でない、
わたしは病気でない”
などと言えと教えてくれる。

では、あなたが健康の時に、
わたしは病気でないというだろうか。

あなたはしあわせな時に何か言わねば
ならないのだろうか。

もし、あなたが幸福である時は、
何も言わないであろう。

あなたが幸福でない時にだけ
”わたしはしあわせである”
と言うのである。

あなたが実際にしようとしていることは、
あなたが存在していないと
分っていることを自分自身に信じさせる様に、
心理的な自己催眠化なのである。

そして結局、実際にそうでなくても、
その反対のことを信ずる様になれるのである。

それは、心理的自己催眠なのである。

わたしはある英人貴族が
書いた本を持っているのを思い出した。

彼は、これこれしかじかの言葉を使うべきである。
あるいは、これこれのことをすべきである。
さすれば、あなたは偉大な治療家と
なるであろうと言っている。

その男はその本を書いてから
一箇月後に彼が治すことのできた病気によって亡くなった。

彼は自分自身で存在もしないことを信じていたのである。

うまくいった自己催眠は、苦しみをなくし、病気をなくする。

つまり、それがあるという感じをなくす。

それはその通りだが、
根本的な原因を除去しなければ、
病気はまだそこにあるのである。

「ヨガの真義」(M・ドーリル博士著)より
 
”心理的自己催眠”は、
ある程度までは、上手く行くのかもしれないけれども、
根本的な法則の理解には至っていないですよね。
だから、
”引き寄せの法則は願いを叶える法則です”とか、
”この世の中は引き寄せの法則で出来ている”とか言う、
引き寄せカウンセラーが出てくるのでしょう。
 
ある引き寄せの法則で商売をしている人は、
”思考=現実と引き寄せの法則は別だと思います”と言っていました。
思いますって…。
手に持ったコップを離したら、
落ちると思いますとか言いますかね?
経験から「落ちます」と断言出来ますよね。
確信もないのに、商売をしている、
そういう人に依存してお金を払うのはやめて、
自分で実践しながら学んでいきましょう。