「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本を教科書にして、

引き寄せの法則についてまとめてきました。

次のステップとして、

「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本があるので、こちらをご紹介したいと思います。

 

 
ジェリーさんは子どものころに、
お金持ちを馬鹿にしていたので、
お金持ちになった時に、
今度は自分が笑われるかもしれないと、
キャデラックを購入出来なかった、
という話をご紹介しました。

 

ジェリー 子どものころ、
わたしは主として
貧しい人たちに共感していました。

そしてお金持ちをバカにしていました。

例えば、ぜいたくな車を運転していると
批判していたのです。

だから、大人になって
キャデラックが欲しいなと思っても、
キャデラックを運転することができませんでした。

昔自分が笑ったように、
きっと人に笑われるだろうと思ったのです。

それで、メルセデスを運転しました。

当時はそれが
「経済的な」車だと思われていたからです。

ようやくキャデラックを運転できるようになったのは、
こう考えて自分の思考に橋を架けたからです。

「この車を買えば、
この車を作るために働く人たちに
仕事を与えることになる。
部品や材料を
─革や金属やガラスを─
作る人たちも仕事ができるし、
技術者たちについても同じだ……」

こうやって正当化して、
やっとキャデラックを
買うことができました。

つまり、
思考に橋を架けるプロセスを見つけて
成功のシンボルを経験することを
自分に許せるようになったのです。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
思考に橋を架けて、
自分を正当化することで、
成功のシンボルを経験したということです。

 
エイブラハム あなたがやったような
思考に橋を架けるプロセスは効果がある。

明るくていい気分になりたいと思い、
少しずつ明るくていい気分になる
思考を見つけていけば、
自分の願望と調和できるし、
もっといい状態の実現を妨げる
抵抗を手放せる。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
私はこの箇所を読んで、
ジェリーさんの生き方に共鳴できるものがないと、
ネガティブな気分になっています。
 
”「この車を買えば、
この車を作るために働く人たちに
仕事を与えることになる。
部品や材料を
─革や金属やガラスを─
作る人たちも仕事ができるし、
技術者たちについても同じだ……」”
うんうん、確かにそうだけど、
別にキャデラックを買わなくても、
仕事を与えることは出来るんじゃないの?
私なら、キャデラックを買うお金は、
もっと別のことに使って、
他の人たちの助けになる様なことをするかな。
と思うのです。
 
最初に読んだ当時は、
そう思わなかったのだけど、
今は、わざとこういった俗物的な例えを、
入れているのでは?と思います。
は?キャデラック?と感じる人もいる、というのを、
エイブラハム達は想定済みだったのではないかな?
ということです。
 
ジェリーさんが子どものころに反対した様に、
ジェリーさんに反対する人も出てくるだろうし、
読者が何かを望んだ時にも反対する人は出て来るだろう。
読みながらジェリーさんに反対している、
私の様な人もいます。
 
ほかの人の反対意見に
ピントを合わせることは
決して生産的ではない。

あなたのなかに不調和が生じるし、
それが状態の改善を妨げるからだ。

いつだって反対する人はいる。

その人たちに関心を向けていたら、
必ずあなた自身の願望と
波動がずれてしまう。

自分の願望や行動が
適切なものかどうかを決めるには、
自分自身の「ナビゲーションシステム」に
─自分がどう感じるかに関心を向けることによって─
注目することだ。

選んだ事柄のどんな側面に目を向けても、
あなたに反対する人は必ずいる。

だからわたしたちは、
あなたの最も立派な行動は
「本当の自分」との調和を見つけることだと
断言するし、
それをぜひ理解してもらいたいと思う。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
外側ではなくて、自分の内側に意識を向けて、
本当の自分との調和を見つけましょうということです。
 
 
ジェリー エイブラハム、
昔はお金というものは貨幣でした。

貨幣を作っている金属そのものに
価値があったのです。

20ドルの金貨の場合は
その金に20ドルの価値があり、
銀貨の場合も同じでした。

だから貨幣の価値を理解することは
簡単でした。

でも、今のお金はそのものには
価値はありません。

紙幣も貨幣もそれ自体は無価値なのです。

わたしはいつも、
お金は物や才能を交換する
便利な手段だと思っていました。

ニワトリとミルクやジャガイモを
物々交換するよりも、
お金を使うほうが便利ですから。

でも、今のお金の価値は
人工的に減らされていて、
1ドルにどれだけの価値があるかを
理解することはますます難しくなっています。

言い換えれば、自分自身の価値を
探らなくちゃならないような気がするんですね。

「わたしの才能はどれくらいの価値があるのだろう?
自分が投下した時間とエネルギーに対して、
いくら要求すべきだろうか?」

でも、そんなふうに自分の価値を
考えてはいけない、
とあなたがたに教えられました。

わたしたちは何を望むかを考えればいい。
そうすればそれが実現すると。

多くの人たちは将来に
金銭的な不安を抱いています。

ドルの価値の変化を自分では
どうすることもできないと感じるからです。

だって、ひと握りの人たちが
お金の価値をコントロールし、
操作しているのが普通ですから。

多くの人が、
もっとインフレになるかもしれない、
それどころか不景気になるかもしれないと
心配しています。

わたしは、例えばドルの価値のような
自分でコントロールできないことを
心配せずに済むように、
あなたがたが「引き寄せの法則」を
教えてくれたのだ、ということを
みんなに理解してもらいたいんです。

エイブラハム 今あなたはお金について
とても重要なことを指摘した。

あなたの言うとおり、
多くの人たちが今のドルには
昔ほどの価値がないと気づいている。

だがそれもまた、
あなたがたがこだわりがちな
欠乏という立場であり、
そこにとどまるかぎり、
本来あなたがたのものである
豊かさは引き寄せられない。

ドルとドルに与えられた価値は、
あなたがたが信じているほど
あなたがたの経験にとって重要ではない、
ということを理解してほしい。

人としてのあり方や所有、行動について、
自分が何を望んでいるかに
関心を向けることができれば、
お金は─望みを実現するためのほかの手段も─
たいした努力がなくても、
やすやすとあなたがたの経験に流れ込んでくる。

何度も同じことを繰り返すが、
欠けているという場所にいて、
それと反対のことを
引き寄せることはできない。

だから、本当に大事なのは
思考を調整して、
自分が明るくていい気分になる考え方を
することだ。

あなたがたの思考のすべてが波動で、
その波動によってあなたがたは
引き寄せている。

欠乏という思考の波動は、
「内なる存在」が知っているあり方とは
あまりにも違うから、
欠乏という思考をしているあなたに
「内なる存在」は共鳴できない。

その結果、あなたはネガティブな感情を抱く。

向上や豊かさ、幸福という思考を持っていれば、
その思考は「内なる存在」が知っている
あり方と調和する。

そのとき、あなたは
ポジティブな感情で満たされる。

物事について
(なんでも実際は二つの側面があるから)
どちらの側面に目を向けているかを
知らせる指標として、
自分の感情を信頼すればいい。

お金かそれともお金がないということか、
健康かそれとも健康ではないということか、
人間関係かそれとも人間関係がないということか。

どんなことでも明るくていい気分になるなら、
それはあなたが望むものを引き寄せる場所にいる
ということだ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
”本来あなたがたのものである
豊かさは引き寄せられない。”
とあります。
エイブラハムたちは、全ての人が豊かであることは、
当たり前だと伝えていますね。
どうして豊かさを引き寄せられないのかというと、
欠乏という立場にいるからだということです。
 
”欠けているという場所にいて、
それと反対のことを
引き寄せることはできない。”
これは二つのうちのどちらか一つしか、
選べないからですね。
 
”思考を調整して、
自分が明るくていい気分になる考え方を
することだ”
”向上や豊かさ、幸福という思考を持っていれば、
その思考は「内なる存在」が知っている
あり方と調和する。
そのとき、あなたは
ポジティブな感情で満たされる。”
といったことを繰り返し伝えています。
 
エイブラハム達のメッセージは、
この物質的な世界を楽しく意図的に生きよう!
という感じですが、
この物質的な世界を超えて、次の段階においでよ!と言う、
霊的な存在達は、
自分が快適に幸せに暮らす為に、
お金を使うことを禁止はしていないけれども、
物質的なものごとに夢中になって、
贅沢なものを集めたり、流行を追いかけたりするのは、
本当にそれが望みなの?と問いかけて来ると思います。
あなたの本当の望みは他の人々への奉仕ではないの?と。
 
それぞれ目指すところが違うので、
これはこれでいい訳です。
 
ジェリーさんはキャデラックを手に入れる時、
思考に橋を架けて、正当化したそうです。
正当化しなくてはならない!と思ったわけです。
 

ジェリー エイブラハム、わたしたち、
つまりこの物質世界に暮らす者の多くが、
自分にいいことが起こるのを正当化しなくてはならないと
思っているようなのですが、
どうしてだとお感じですか?

エイブラハム 一つには、
リソースには限りがあると誤解しているからだ。

それで、なぜ他人ではなくて
自分がリソースを獲得できたのかを
説明しなくてはならないと思う。

もう一つの要素は、「無価値」という信念にある。

あなたがた物質世界の次元には、
「あなたには価値がない、
だから自分の価値を証明するために
この世に生まれた」
という非常に強力な考え方がある。

だが、あなたがたは自分の価値を証明するために
この世に生まれたのではない。

あなたがたには価値がある!

あなたがたは楽しい成長、
拡大を経験するために生まれて来た。

あなたがたの欲求の力によって、
そして「許容し可能に」する力によって
─ここで話をしている「法則」を高く評価する、
まさにそのことによって─
あなたがたはこの時空という現実に出現した。

だから、物質世界に存在していることが
あなたがたの価値の証明であり、
自分の思いどおりの人間になり、
思いどおりに行動し、
欲しいものを手に入れるにふさわしい証明なのだよ。

自分は「無価値」だと考えると
とても嫌な気持ちになるのは、
その思考が「内なる存在」の考え方と
まったくずれているからだと気づけば、
思考の方向を改善しようと思うだろう。

だがそこが理解できれなければ、
他人を喜ばせようとじたばたしてしまう。

しかも、あなたに対する他人の要求には
一貫性がないから、
結局、あなたはわけがわからなくなって失敗する。

正当化したくなるのは
ネガティブなモードに入っているためで、
自分の欲しいものに
思考の焦点を定めていないからだ。

欲しいものに思考の焦点を定める代わりに、
自分が欲求を持つのは正しいのだと
他人を説得しようとする。

だが、そんな必要はない。
欲求を持って当然なのだから。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

”だがそこが理解できれなければ、
他人を喜ばせようとじたばたしてしまう。”

”欲しいものに思考の焦点を定める代わりに、
自分が欲求を持つのは正しいのだと
他人を説得しようとする。”

とありますが、

ジェリーさんは、

”「この車を買えば、

この車を作るために働く人たちに
仕事を与えることになる。
部品や材料を
─革や金属やガラスを─
作る人たちも仕事ができるし、
技術者たちについても同じだ……」
という風に考えたんですね。

 

でもエイブラハム達は、

”そんな必要はない。
欲求を持って当然なのだから。”
と言っていますね。

 

エイブラハム達が伝えたいのは、

”あなたがたは自分の価値を証明するために
この世に生まれたのではない。
あなたがたには価値がある!
あなたがたは楽しい成長、
拡大を経験するために生まれて来た。”
ということです。
 
私はジェリーさんの選択を見て、
それは欲しくないなと考えて、
嫌な気分になります。
でもそれは、自分が望んでいない方向だよ!と、
教えてくれているのです。
ジェリーさんが悪い!ということではないのね。
 
波動の不一致は常に
ネガティブな感情を引き起こす。

そして、ネガティブな感情は常に、
思考を転換して「本当の自分」と
今の願望の波動を調和させるための
方向指示器として役立つ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
方向指示器として役立っている、ということです。
 
多くの人たちはネガティブな感情を
望ましくないものだと思うが、
それよりも自分がどちらの方向に
焦点を定めているかを知るための
大切な導きだと思ってほしい。

この導きによって
わたしたちは波動の方向を、
どちらの方向から願望を引き寄せているのかを
知ることができるのだ。

これは「転換しなさい」と知らせる信号だから、
「警告のベル」とよんでもいいが、
わたしたちはむしろ「導きのベル」とよびたい。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
「警告のベル」「導きのベル」という表現もありました。
 

エイブラハム あなたがたが
この物質世界に生まれてきたのはなぜか?
人生でさまざまな多様性や対比を経験し、
そのうえで自分の好みや欲求を求めるためなのだよ。

ジェリー 例えば、どんなプロセスで
自分が欲しいものを見つければいいのか、
教えていただけますか?

エイブラハム 人生の経験は、いつだって
自分が欲しいものを探すのに役立ってくれる。

自分がこんなのは絶対に「嫌だ」と思うときでさえ、
その瞬間には何が欲しいのかが
以前よりはっきりと見えるはずだ。

それに「自分は何が欲しいのかを知りたい」と
言葉にするのもいいことだ。

欲求に意識的になれば、
「引き寄せの法則」が働くプロセスが
強化されるからだ。

ジェリー すると「自分は何が欲しいのかを知りたい」
と言うと、その瞬間に
自分が欲しいものを見つける
プロセスが始まっているのですか?

エイブラハム 人生経験を通じて、
必ず自分なりの見方、意見、好みがわかってくるよ。

「これよりはあれのほうがいい」
「これよりはあれのほうが好き」
「これを経験したいが、
あれは経験したくない」
というように。

細かい経験を積み重ねていけば、
きっと自分なりの結論が出る。

実は、難しいのは何が欲しいのかを
知ることではなくて、
「欲しいものが手に入る」と
信じることのほうだろう。

信じられない理由は
「引き寄せの法則」の力強さを理解せず、
自分がどんな波動を出しているかを
意識していないから、
自分の経験を
意識的にコントロールした経験が
ないせいだ。

多くの人は、何かを本当に欲しいと思い、
必死に努力したのに、
どうしても欲しいものに手が届かないという
楽しくない経験をしている。

なぜそうなるかといえば、
欲しいものが手に入るという思考よりも、
自分には欠如しているという思考のほうが
支配的で、
そちらの思考を発信しているからだよ。

それで時間がたつうちに、
欲しいものを手に入れるには
必死になって努力して
闘うしかないし、
それでも失望させられるという印象が
出来上がる。

だから「自分は何が欲しいのかわからない」
という言葉の本当の意味は、
「どうすれば欲しいものが手に入るかわからない」
あるいは
「欲しいものを手に入れるために
必要だと思われる努力をしたくない」
「一生懸命に努力をしても、
どうせ手に入れられなくて失望するだけだから、
そんな努力はしたくない!」
ということなのだ。

「自分は何が欲しいのかを知りたい!」
とはっきり言葉にするのは、
「意図的な創造」への力強い第一歩だ。

しかしその次に、
人生経験に引き入れたいと思うことに
意識的に関心を向けるステップが必要だ。

ほとんどの人は、
本当に欲しいものに
意識して思考を向けていない。

そうではなく、
ただ周囲の出来事を見ているだけだ。

だから、「いいな」と思うものを見れば
明るく前向きの感情を抱くが、
嫌なものを見れば暗いネガティブな感情を抱く。

自分の感情をコントロールして、
人生で経験する出来事に
前向きの影響を及ぼすことが可能だ、
と気付いている人はあまりいない。

気づいていないから、
そういうことに慣れていない。

そのため練習が必要なのだ。

だから「創造のワークショップ」をしなさいと
勧めている。

意識して思考を向け、
心のなかに明るい気持ちを
呼び起こす楽しいシナリオを
創り上げると、
「引き寄せの作用点」が変化し始めるだろう。

あなたが抱く思考に反応する宇宙では、
実際にある現実を見て
呼び起こされた思考と、
自分の想像によって呼び起こされた思考は
区別されない。

どちらの場合も、
思考が「引き寄せの作用点」となる。

そしてそこに長い間焦点を定めていれば、
やがてそれは現実になるだろう。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

”自分がこんなのは絶対に「嫌だ」と思うときでさえ、
その瞬間には何が欲しいのかが
以前よりはっきりと見えるはずだ。
それに「自分は何が欲しいのかを知りたい」と
言葉にするのもいいことだ。”
とあります。
この人のこんなところが嫌だ、
そんな考えはおかしいと、
ネガティブな思考に囚われないで、
そうかこれは嫌なんだ、
じゃあ欲しいのはなんだろう?と、
思考を転換するようにします。
 
あらゆるものには二極あるので、
嫌だなと思う人の考え方は、
自分のいいを知る為のきっかけになったのだから、
悪いものではないのです。
むしろ善いものだよね、有難う!という感じです。
 
色々な考えをする人がいて、
色々な選択をする人がいる、
それが進化発展には必要なことになります。
 
わたしたちが何よりもあなたがたに
思い出させてあげたいと思うのは、
この「許容し可能にする術」における
あなたがたの役割だ。

この「法則」を十分に理解して実際に適用すれば、
すべてが思いどおりになる。

言い換えれば、「引き寄せの法則」は
あなたがたが理解しようとしまいと存在する。

常にあなたがたに作用し、
あなたがたが考えることに
いつも正確に対応した結果をもたらす。

だが「許容し可能にする術」を
意図的に適用するには、
自分がどう感じているかを常に意識し、
思考の方向を選ばなくてはならない。

この「法則」を理解できるかどうかで、
「意図的に」創造するか、
「惰性で」創造するかが決まる。

「許容し可能にする術」を「引き寄せの法則」
「意図的な創造の方法論」の次にもってきたのは、
前の二つの法則を理解できなければ
「許容し可能にする術」は始められないからだ。

「許容し可能にする術」とわたしたちが言うのは、
次のようなことである。

わたしはわたしであり、
わたしはありのままの自分に喜びを感じて、
楽しんでいる。

あなたはあなたであり、
たぶんわたしと違うだろうが、
それもそれでよろしい。

なぜなら、
わたしたちの間に劇的な相違があっても、
わたしは自分が欲することに焦点を定めることができるし、
自分に不快感をもたらすことに
焦点を定めるほど愚かではないから、
ネガティブな暗い感情に苦しめられることはない。

わたしは「許容し可能にする術」を
現実に適用する者として
この物質世界にやってきたのは、
自分が思う「真実」に
全員を従わさせるためではないことを
理解している。

また画一性や同一性を促進するために
やってきたものでもない。

同一性、画一性には、
創造性を刺激する多様性がないことが
理解できないほど愚かではないからだ。

画一性の実現に焦点を定めれば、
わたしは創造の継続ではなく
終焉に向かうことになるだろう。

だから「許容し可能にする術」は、
この地球と地球上の種
さらには
この宇宙自体の存続あるいは生存に
どうしても欠かせないし、
その存続はすべての「源(ソース)」の幅広い視点から
力強く認められている。

物質世界の視点に立っているあなたがたは、
自分自身の成長、拡大を認めないかもしれないが、
そのときには自分が腐りかけているような
嫌な気分になるだろう。

そして他人の成長、拡大を認めないときにも、
自分が腐りかけているような嫌な気分になるはずだ。

気がかりな状況を見て、
しかしそれを止めたり変えたりするために
努力するのではなく、
放っておこうと思うとき、
あなたはその状況を「我慢」している。

これは「許容し可能にする」こととはまったく違う。

「許容し可能にする」とは、
自分と「内なる存在」とのつながりを
維持し続けられる物事の見方を探す術だ。

それはこの時空という現実の世界にちりばめられた
データのなかを選択的に移動しながら、
心地よい物事に焦点を定めることで実現できる。

つまり「感情というナビゲーションシステム」を活用して、
思考が向く方向を決定するということだ。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より
 
ジェリーさんの考え方はおかしいわ!
あんなことするべきではない。

そう言う時、自分の善いを誰かに押し付けていますよね。

それは多様性を否定しているのと同じことです。

自分の意見に全員を従わせようとする考えなのです。

 

”わたしは「許容し可能にする術」を
現実に適用する者として
この物質世界にやってきたのは、
自分が思う「真実」に
全員を従わさせるためではないことを
理解している。
また画一性や同一性を促進するために
やってきたものでもない。
同一性、画一性には、
創造性を刺激する多様性がないことが
理解できないほど愚かではないからだ。
画一性の実現に焦点を定めれば、
わたしは創造の継続ではなく
終焉に向かうことになるだろう。”
とあり、
進化発展には向かわず、停滞し崩壊します。
 
誰かの考えは否定するのではなくて、
嫌だなと思ったら、ひっくり返す様にする。
別にその人を好きになる必要もないし、
その人の考えを採用する必要もないのです。
私ならこうするという、自分が進みたい方向を、
はっきりさせたいから、
自分の現実に登場させたのです。
 
引き寄せのコーチングとか、スピリチュアルカウンセラーとか、
自分の善いにお客さんを従わせようとしてますよね?
もし、お客さんに合わせて、
お客さんのやりたいことをサポートしています!と言うなら、
どうやって自分が経験していないことを、
理解してサポートするんだろうという疑問が生じます。
根本的に、法則や真理に逆らい、
出来もしないことをやろうとして、

それでお金を貰っているのが界隈ですよね。

 
 
エイブラハム 自分の人生経験を創造するのは
自分だと気づき、
思考を方向づけることによって
意図的に経験を創造できることを学ぶこと、
それはほとんどの人にとっては
生き方の修正を意味する。

ほとんどの人は、行動を通じて
物事を実現するのだと長い間、
信じてきたからだ。

物事を実現するのは行動だと間違って
信じてきただけでなく、
望まないことに圧力を加えれば
望まないことは消えるだろうと
考えてきた。

だから、「貧困との闘い」や「麻薬との闘い」
「エイズとの闘い」「テロとの闘い」が
あるわけだ。

望まないことに圧力をかけて
押しのけようとすれば、
人生経験から消えてなくなるだろうと
あなたがたは信じているかもしれないが、
「宇宙法則」の働きはそうはなっていない。

人生経験を振り返ってみても、
そうではないことがわかるはずだ。

なぜなら、さっき言ったような闘いは
どんどん大きくなっている。

望みが満たされていないという面に
関心を向ければ、
欠乏はさらに拡大し引き寄せられてくる。

望むことに焦点を定めていれば、
望むことが拡大して引き寄せられてくるのと
同じだ。

自然な「よいあり方(ウェル・ビーイング)」
にくつろいで、
「わたしは豊かさを求めるし、
『宇宙の法則』を信頼する。
わたしは望むことに自分を合わせ、
気分を楽にして、
望むことを経験のなかに引き寄せる」
と言えば、
望むことはどんどん実現する。

金銭面で苦労していると感じていると、
金銭的な「よいあり方(ウェル・ビーイング)」を
押しのけることになる。

だが、金銭的なことについて
ゆったりと構えれば、
経験のなかに豊かさがどんどん流れ込んでくる。

実に単純なことだ。

さらに、
誰かが多額のお金を引き寄せているのを見て
ネガティブな気分になったら、
それはあなたが望む豊かさの経験を
今の思考が妨げているしるしだ。

誰かがお金を引き寄せたり
使ったりしているのを見て
批判的な気分になると、
お金を遠ざけることになる。

だが、ほかの人がお金をどうしようと
自分とはなんの関係もないことに気づけば、
そして自分の第一の仕事は
自分が明るくていい気分になることを考え、
口にし、実行することだと気づけば、
お金だけでなく物質社会の経験にとって
重要なすべてのことと同調できる。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
 
エイブラハムたちは許容し可能にすると表現していますが、
自他の境界線を引いて、
自分の現実は自分で創っていて、
他人がこちらの現実を創ることもないし、
他人の現実をこちらが創ることもない、
ということが分かって来れば、
自分の感情に意識を向けて、
思考をコントロールするということに、
集中出来ると思います。
 
 
もし平和で争いのない世界を創りたいとする。
思考をコントロールすれば可能ですよね。
どうしたらいいのか?
 
私を主語にして、肯定語でどうしたいのか?と考える。
その場合、戦争なんて嫌だ!は×ですよね。
”望まないことに圧力をかけて
押しのけよう”としているからです。
みんな仲良くして欲しいも×ですよね。
ほかの人がどうしようと、
自分にはなんの関係もないのです。
 
ほとんどの人は、
周りの人が行動するのと同じようなやり方で
「宇宙」が言葉に反応してくれると信じている、
というか信じたがっている。

誰かに「イエス、こっちへいらっしゃい」
と言ったら相手が来ると期待する。

「ノー、向こうへ行きなさい」と言えば
相手が消えてくれると期待する。

だが、引き寄せベースの宇宙
(加えることがベースの宇宙)では、
ノーはあり得ない。

何か望むことに関心を向けて、
「イエス、こっちへいらっしゃい」と言えば、
それが波動に取り込まれ、
「引き寄せの法則」が働いて
引き寄せが始まる。

だが、望まないことに関心を向けて、
「ノー、あなたは望まない。消えてくれ!」
と言うと、
「宇宙」はそれも持ってくる。

あなたがそこに関心を向けたから、
それと波動が一致し、反応が起こる
─言葉に反応するのではないのだ。

だから
「完璧に健康になりたい。それを望む。
完璧な健康という考えに浸っている」
と言えば、健康が引き寄せられる。

だが「病気なんて望まない」と言っても、
病気が引き寄せられてくる。

「ノー、ノー、ノー」と言えば、
それはどんどん近寄ってくる。

望まないことに抵抗すればするほど、
あなたはそこに呑み込まれてしまう。

人は、完璧な配偶者を見つければ、
望みどおりの体重になれば、
十分なお金を貯めれば、
求めている幸福が見つかると信じたがる。

だが、肯定的な側面しかないものなど、
どこを探してもありはしない。

「宇宙」は完璧にバランスがとれている。

それは「宇宙」のどんな粒子にも
ポジティブとネガティブが
(望むことと望まないことが)
存在することを意味している。

あなたが創造し、選択し、定義し、
決定する者として
肯定的な側面を求めれば、
それが─すべての面で─
あなたの人生になる。

完璧な反応をするために、
完璧なことが現れるまで待つ必要はない。

そうではなくて思考と波動を
ポジティブに整えれば、
ポジティブなことを引き寄せられるし、
創造できる。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
”だが、引き寄せベースの宇宙
(加えることがベースの宇宙)では、
ノーはあり得ない”
というのが法則だから、
イエス!で考える必要があります。
 
また、
 
エイブラハム あなたには
他人の経験を創造することはできない。
他人に代わって思考することはできないから、
それぞれが考える思考、発する言葉、あるいは行動が、
その人たちの「内なる存在」からの
感情的な反応(苦しみ)を引き起こしている。

その人たちは望まないことに思考を向けることによって、
自分で苦しみを創造している。

さて、あなたに何ができるかと言えば、
喜びの実例を示すことだ。

望むことだけを考える者、
望むことだけを口にする者、
望むことだけを実行する者、
─したがって、
喜びの感情だけがわく存在になってみせることだ。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

私は○○したい、〇〇ならいいなという考えを見つけます。
 
この法則に沿って、
平和で争いのない世界を望むとしたら、
どの様な思考がいいのか?
あいつがーこいつがーと怒っていたら、
その現実が続きます。
 
「もし、自分が偉大なる霊能力を得たなら、
剣をもって悪と戦いに行こう」
と思っている人達が沢山いる。

そしてまた、これらの悪は実際に、
武器をもって葬らねばならないと
信じている。

しかし、この様に戦かうことによって
我々が悪の力を認めていることになるのであり、
何事によらず、
その力を認めるということは、
その力を自分達の人生に
作用させることになるのだということを、
認識している人はほとんどいないのである。

だからイエスは、
「悪に抗するな」と言われたのである。

結局、このことを本当に理解した時に
神はすべての善だということになるのである。

もし、私が悪の力を認めると、
私は、神と戦かう力を持ったものを認めることに
なるのである。

しかし、私は、
そんなものは認めることができない。

私ドーリルは、
人々が十字軍にならねばと思う時に、
その人々に訪れる結果については、
非常に気の毒に思うのである。

霊的世界で我々が必要な人々は、
悪のことを思う人ではなく、
善のことを意識しはじめる人達なのである。

この人生や世界の否定的なもの
即ち
不調和なものに武器を振り回すことによって、
その悪に力を与えるといったことを
しない人達が必要なのである。

反抗することによっては
何も得られないと私は思うのである。

「秘教真義」(M・ドーリル博士著) より
 
上記の教えも同じことを伝えています。
下記も何度かご紹介しています。

12、3年前のある方のブログ記事で、

国之常立神様からのメッセージです。
 
“心に 怖れと不安があるうちは
平和を唱える資格なし

争いや災いは あなたの怖れと不安から
発信されてゆくもの

それを止めなければ 世界は変わらず
巡り巡って 自分自身に返って来る

そのことが 結果として 自分自身を滅ぼし
外界に 破滅の光景を映し出す

心に 静寂さを保つのであれば
外界で 如何なる事態が起きて来ようとも
その対処法を察知し 行動に移すことを可能とする

心に 静寂さを保つのであれば
あなたには 何万何千という守護霊団が取り巻き
無敵の艦隊を築きあげる

あなたは 自分自身という存在のすべてを制御せよ

自分自身の感情を 思考を 意識を 制御せよ

あなたの中に 乱れが生じると
その乱れの流れが 外界に映し出される

あなたの中に 喜びが生じると
その喜びの流れが 外界に映し出される

よって あらゆるすべての発信地は
自分自身の内にあり

これを 意識せずとも
感覚によって発動されるまで 窮めよ”
 
下記も何度もご紹介しています。
 

「この様な世界情勢の中で、特に我々の敵に対して、

我々はどの様な態度をとるべきか」

と問われた時には、わたしはいつも、

次の様に答えているのは、

上述の様なこともその理由の一つなのである。

「我々は、冷静で、

心的均衡の内に自分がなさねばならない

不愉快な任務(戦争従軍等)を

果さねばならないことを認めねばならない。

しかし、その任務の遂行に当っては、

いかなる憎しみも怒りの意識も持たずに果さねばならない。

もし、我々が心の中に怒りや憎しみの心を持って従事したなら、

我々は、自分自身をネガテブ状におくことになり、

それと同様なネガテブの状が自己の肉体に、

自己の心に、自己の環境に受ける様になるのである」

だから、次の言葉よりも真実はないのである。

”誰も、自分が最初に肥沃な地に、

それが自分自身におこる様に創造し、

物事が自分自身におこらない前に

同様な状況を心的につくらない限りは、

自分の人生に何も表われることがないのである”。

このことは、我々の想念において、

我々の人生行動において本当に真実なのである。

 

「療法の真義」(M・ドーリル博士著)より

 

 

引き寄せの法則を上手に活用する為には、
引き寄せの法則やその他の宇宙法則の理解と、
思考習慣を変えることが必要になってきます。
 
思考習慣を変えるには、
変えようと決めて努力すること、
自分の中から別の思考を見つけ出すことが、
重要です。
そうでないと身に付きません。
 
誰かに教えて貰うことではなくて、
自分で選び取るものです。
依存するという状態は、
他人軸になります。
 
自分の人生の主導権を、
しっかり握っていきましょう。
 
私たちが思考を持っている、
ということが最大の強みだと思います。