中央本線(その1・東京~高尾【中央線快速】) 【再掲載】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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国分寺駅にて。E233系電車です。
  
今回から数回に分けて中央本線編をUPしていきます。
第1回目は、東京都内の'''東京~高尾'''を走る旧・国電区間の中央線快速(中央快速線)を紹介します。
  
  
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(Yahoo!地図を使用)
  
  
 路線名  区間・営業キロ  備考
 中央本線  (※1)東京~塩尻~名古屋(424.6km)  辰野経由の支線(27.7km)を含む
  
(※1)「鉄道要覧」上では、東京~神田は東北本線、代々木~新宿は山手線になっています。
  
  
==== 今回紹介の区間 ====
 路線名  区間  営業キロ  備考
 JR東日本:中央本線【中央線快速】  東京~高尾  104.6km  全区間複線以上(※2)。直流1,500V電化
(※2)神田~御茶ノ水、三鷹~高尾を除き他系統との線路別複々線。
  
  
 踏破達成時
 2000年8
 撮影時  2009年~2011年
  
  
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中央線の東京駅は3階部分にある高架駅で、島式ホーム1面2線の構造です。
南側の終端部の少し先には車止めがあります。
 
3階部分にある東京駅を発車すると勾配を下り、ビル街の中を山手線、京浜東北線、そして東北新幹線の高架線と並走して神田に着きます。神田を発車後は左へカーブし山手線などと分かれ、旧・万世橋駅跡を通過した後に秋葉原からの中央・総武緩行線(以下、緩行線)と合流して御茶ノ水に到着します。以後、三鷹まで緩行線との線路別複々線になります。
 
 
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神田~御茶ノ水にて。途中には旧・万世橋駅のホーム跡があります。
また、この場所にはかつて「交通博物館」がありました。
 
御茶ノ水を発車すると神田川沿いに市街地を走り、そして緩行線の飯田橋駅付近からは皇居外堀沿いを走り、四ツ谷に着きます。四ツ谷を発車後は新宿区に入り御所トンネルを抜け、国立競技場や新宿御苑の傍らを走ります。そして右へカーブすると山手線と合流し、JRで最大の乗降客数を誇る新宿駅に到着します。尚、緩行線の千駄ヶ谷駅付近~新宿駅の南側(甲州街道以南)は渋谷区内を走ります。
 
 
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新宿駅にて。
中央線快速、そして中央本線の特急列車などは7~12番線の3面6線を使用します。
一部を除き、中央本線の特急列車は新宿駅を始終着としています。
 
新宿を発車すると左へカーブして山手線と分かれ、市街地の中を大きく左へカーブして中野区に入り、針路を西へ変えます。そして左側に車両基地を見ると中野に着きます。中野発車後は住宅街の中を高架線で走ります。杉並区に入り、高円寺、阿佐ヶ谷と西進し、地平に下りると荻窪に着きます。その後は再び高架線になり西荻窪に着きますが、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪の3駅は土休日になると緩行線を走る電車しか停車しません。西荻窪を発車すると武蔵野市に入り市街地に入ると吉祥寺に到着します。
 
 
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吉祥寺駅にて。御茶ノ水から次の三鷹までは緩行線との線路別複々線区間ですが、
緩行線との同方向の乗り換えは御茶ノ水駅を除き必ずホームを移動しなければなりません。
 
吉祥寺を発車後は地平に下り、緩行線の終着駅である三鷹に到着します。尚、三鷹駅のホームに入ってすぐの所で武蔵野市から三鷹市に入ります。
 
三鷹を発車すると複々線区間が終わり、複線区間になります。左側に三鷹車両センターを見ながら高架線に上がり、引き続き住宅街を一直線に西へ走ります。武蔵野市に戻り西武多摩川線との分岐駅である武蔵境、今度は小金井市に入り東小金井、車両基地があり始終着列車が多数設定されている武蔵小金井、そして国分寺市に入り地平に下りると橋上駅舎の国分寺に到着します。
 
 
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武蔵境~東小金井にて。分かれてゆく線路は西武多摩川線です。
三鷹~立川ではここ数年の間に一部区間を除き高架化されました。
複線分しかスペースがないため、複々線化する場合は、急行線は地下線になるそうです。
 
国分寺を発車後は掘割を走り、武蔵野線との乗換駅である西国分寺に着きます。
 
 
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西国分寺を過ぎると、武蔵野線西船橋方からの短絡線「武蔵野線貨物支線」が地下から現れ合流し、国立市に入ると再び高架に上がり国立に着きます。国立を発車後は住宅街を高架線で駆け抜け、立川市に入ってしばらくすると地平に下りて左側から南武線が合流し、立川に到着します。
 
 
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立川駅は橋上駅舎を持つ巨大な駅で、東京都多摩地域最大のターミナル駅です。
 
立川を発車すると青梅線が右へ分かれ、続いて青梅短絡線が左へ分岐した後にオーバークロスして右へ離れます。その後は掘割で住宅地を走り、やがて築堤区間になると多摩川を渡り、日野市に入ります。そして日野を過ぎると掘割区間になり、豊田に着きます。
 
 
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豊田を過ぎて豊田車両センターを見ながら進むと浅川を渡り、八王子市に入ります。その後は住宅地を築堤区間で進み、京王線をオーバーパスした後に横浜線、八高線と合流すると市街地に入り、八王子に到着します。
 
 
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八王子駅にて。当駅も多摩地域の主要駅で、乗降客や乗換客が多いです。
また、当駅では貨物の取扱も行っています。
 
八王子を発車すると住宅街を地平区間で走り西八王子、その後は緩やかな上り勾配が続き、前方に山並みが近づいてくると旧・国電区間の終着駅である高尾に到着します。

 
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高尾駅は島式ホーム2面4線と通過線、留置線があります。
中央線快速電車と大月・甲府方面の中距離普通電車は当駅で乗換となるケースが多いです。
また、北口の駅舎は社寺風のデザインとなっています。
 
 

= 乗り鉄の注意点 =
東京~高尾の中央線快速は列車の運転本数がとても多いです。平日朝ラッシュ時の上りは凄いです。
特急は『スーパーあずさ』『あずさ』『かいじ』が毎時計2本運転されていますが、一部を除き新宿以西の運転です。
 
一方の非優等列車は、立川以西では115系使用で甲府方面直通の普通列車が少数ながら運転されていますが、殆どが高尾以西の運転です。
 
そして残りの列車はE233系使用の快速列車系統で、中野以東(土休日は吉祥寺以東)で早朝・深夜を除きすべての列車が快速線で快速運転します。尚、早朝・深夜の列車は『各駅停車』として御茶ノ水~三鷹間で緩行線を走り、各駅に停車します。
『快速』は中野(土休日は吉祥寺)以西では各駅に停車します。また、『中央特快』や青梅線に直通する『青梅特快』は立川以東で快速運転をします。また、ラッシュ時には下りのみの『通勤快速』や上りのみで国分寺→新宿間ノンストップの『通勤特快』が運転されます。
 
運転本数はデータイムでも相当多いですが、基本的に東京・新宿から西へ進むにつれて本数が減ります。特に立川以西では青梅線直通の列車が多数あるので注意が必要です。また、E233系使用の一部の列車が高尾以遠・大月まで直通運転します。
 
快速電車での東京~高尾の所要時間は、概ね1時間10分台ですが、列車によって所要時間に差が発生しています。ちなみに東京~新宿の所要時間は13~15分です。
 

==== のりかえ ====
 乗換駅  乗換路線
 東京
 JR東日本:<山手線(上野方面品川方面) >、
       <京浜東北線(大宮方面大船方面)>
 JR東日本:東海道本線、<上野東京ライン>、京葉線総武快速線、<横須賀線>
 JR東日本:東北新幹線。JR東海:東海道新幹線
 東京メトロ:丸ノ内線(東京駅まで徒歩7分)東西線(大手町駅まで徒歩10分)
 神田
 JR東日本:<山手線>、<京浜東北線>。 東京メトロ:銀座線
 御茶ノ水  JR東日本:中央・総武緩行線(水道橋方面秋葉原・千葉方面)
 東京メトロ:丸ノ内線千代田線(新御茶ノ水駅まで徒歩8分)
 四ツ谷  JR東日本:中央・総武緩行線。東京メトロ:丸ノ内線南北線
 新宿  JR東日本:山手線(池袋・上野方面渋谷・品川方面)、中央・総武緩行線
 JR東日本:<埼京線>、<湘南新宿ライン(横浜方面大宮方面)>
 JR東日本:<相鉄・JR直通線>
 小田急電鉄:小田原線。京王電鉄:京王線京王新線
 西武鉄道(西武新宿駅):新宿線。東京メトロ(新宿駅):丸ノ内線
 都営地下鉄:新宿線(新宿駅)、大江戸線(新宿駅)、大江戸線(新宿西口駅)
 中野  JR東日本:中央・総武緩行線。東京メトロ:東西線
 高円寺  JR東日本:中央・総武緩行線
 阿佐ヶ谷  JR東日本:中央・総武緩行線
 荻窪  JR東日本:中央・総武緩行線。東京メトロ:丸ノ内線
 西荻窪  JR東日本:中央・総武緩行線
 吉祥寺  JR東日本:中央・総武緩行線。京王電鉄:井の頭線
 三鷹  JR東日本:中央・総武緩行線 (当駅以東)
 武蔵境  西武鉄道:多摩川線
 国分寺  西武鉄道:国分寺線多摩湖線
 西国分寺
 ────-
 国立
 JR東日本:武蔵野線
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 JR東日本:武蔵野線国立支線(新小平方面)
 立川  JR東日本:青梅線、(青梅短絡線)、南武線
 多摩都市モノレール:多摩都市モノレール線(立川北駅、立川南駅)
 八王子  JR東日本:横浜線八高線。京王電鉄:京王線(京王八王子駅まで徒歩10分)
 高尾  JR東日本:中央本線【中央東線】(大月・甲府方面)。京王電鉄:高尾線
  
(参考:Wikipedia)