京王線(その1・新宿~調布) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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笹塚駅にて。8000系電車です。

 

今回から2回にわたり、東京・新宿駅から甲州街道沿いに西へ進み、調布市・府中市・多摩市・日野市を経て八王子市の京王八王子駅へ至る京王の基幹路線、
京王線を紹介していきます。

  

第1回目は、新宿を出て市街地や住宅地を通り、2012年に地下化された調布駅へ至る
新宿~調布です。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)

  
  

路線名  区間・営業キロ   備考  
京王電鉄:京王線  新宿~京王八王子(37.9km)  軌間1,372mm 

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ   備考  
新宿~調布 15.5km   (※1)全区間複線。直流1,500V電化  
(※1)新宿~笹塚(3.6km)は実質的に京王新線との線路別複々線区間。   

  
  

踏破達成時   2002年3月  
撮影時   2012年10月ほか  

  

  

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京王線の新宿駅は西口側の一番西側に位置する京王百貨店の地下にあります。
JR駅との間には小田急の新宿駅と小田急百貨店があります。


 

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新宿駅は頭端式ホーム3面3線で、2番線と3番線は乗降分離がなされています。ターミナル駅にしては小規模な構造です。2011年~2013年にかけてホームドアが設置されました。
南側の甲州街道地下には京王新線・都営新宿線用の通称:新線新宿駅(正式には新宿駅)が設置されていて、区別のために当駅は『京王線新宿駅』と案内されていますが、両駅は同一駅と見なされ、構内通路も存在します。

 

新宿を発車するとすぐに右へカーブして、東京都新宿区から渋谷区へと変わります。その後は甲州街道(国道20号)の少し南側を走ります。そして文化学園大学の辺りから甲州街道と離れ、カーブしながら市街地の地下を西南西へと走ります。この区間は地上線跡の地下を走り、地上線跡は遊歩道や公園に転用されているので比較的容易に辿れます⇒廃線跡探訪の記事はこちら。そして京王新線に設置されている初台、幡ヶ谷の両駅は通過しますが、京王新線の開業までは京王線に両駅が存在し、現在も跡を見ることができるそうです。


 

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幡ヶ谷を通過すると地上へ出て京王新線と並走し、高架区間になって笹塚に着きます。

 

笹塚を発車後は上下線の間にある京王新線(都営地下鉄新宿線)の引上線を見て世田谷区へと変わり、環七通りをオーバーパスすると地上区間になり代田橋に着きます。代田橋を発車後は住宅街の中を西南西へ走り、井の頭線との乗換駅である明大前に到着します。

 

明大前を発車すると引き続き密集住宅街の中を走り、右へカーブすると東急世田谷線との乗換駅である下高井戸に着きます。


 

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下高井戸駅にて。住宅街の中に駅があります。軌道線の東急世田谷線は乗換です。

 

下高井戸を発車後は一時的に杉並区内を走りますが、すぐに世田谷区へと戻り、右手に留置線を見て走ると桜上水に着きます。


 

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桜上水を発車後も右手に留置線を見て走り、その後は住宅街の中を西北西へ進むと上北沢に着きます。

 

上北沢を発車後は高架区間になり、左手に東京都立松沢病院を見て走ると杉並区へと変わり、八幡山に着きます。


 

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八幡山を発車後は環八通りをオーバーパスして、


 

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右手に畑を見ながら地平区間になり、左へカーブすると世田谷区へと変わり芦花公園(ろかこうえん)に着きます。

 

八幡山~芦花公園では杉並区と世田谷区の入り組んだ境界を走ります。芦花公園を発車後は住宅街の中を西南西へと走り、千歳烏山に到着します。


 

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千歳烏山駅にて。駅前通りは狭く、商店街になっています。東京の私鉄駅でよく見られる光景です。

 

千歳烏山を発車すると引き続き住宅街の中を走りますが、沿線には畑が現れてきます。仙川を渡ると掘割の中を走るようになり、調布市へと変わると半地下構造の仙川駅に着きます。


 

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仙川駅を発車後もしばらく掘割区間が続きますが、掘割区間が終わると起伏のある住宅街を見て走り、つつじヶ丘に着きます。

 

つつじヶ丘を発車後は畑の残る住宅地の中を南西へ走り、柴崎に着きます。柴崎を発車後は野川を渡り、2012年に地下化された区間へ入ると国領に着きます。国領を発車後は右へカーブして住宅地の地下を走り、布田に着きます。布田を発車後はさらに右へカーブして西北西へ進むようになり、下り線が上層を、上り線が下層を走るようになります。そして市街地へ入ると調布に到着します。


 

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調布駅にて。
調布駅は2012年に地下化され、京王八王子方での相模原線との平面交差によるダイヤの制約、開かずの踏切の問題、周辺道路の渋滞の問題などが一気に解消されました。
また、調布駅は上下2層式で、京王八王子方面や橋本方面へ向かう下り列車は地下2階から、新宿へ向かう上り列車は地下3階から発車します。また、地下化と同時にホームドアが設置されました。


 

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調布駅北口側にて2012年撮影。
駅前は市街地になっています。当時は駅前が工事中で、地上線跡も残っていましたが、今はどうなっているのでしょうか?

 

(つづく)

  

  
乗り鉄の注意点(昼間帯中心)  

京王線では各駅停車の他に、特急、準特急、急行、区間急行、快速といった様々な優等種別の列車が設定されています。

 

平日昼間帯は特急が新宿~京王八王子、新宿~高尾山口(土休日は準特急に変更)、新宿~橋本、計3系統が運転されており、いずれも毎時3本の運転です。
また、笹塚から京王新線を経由して都営新宿線へ直通する区間急行が本八幡~橋本で毎時3本運転、新宿~橋本の快速が毎時3本運転となっています。
各駅停車は新宿~京王八王子と新宿~高尾山口が毎時3本ずつです。
平日朝ラッシュを中心に本数が増えます。朝方と夜間には急行も運転され、京王線調布以遠へ直通する快速も運転されます。また、急行には途中で種別変更する列車もあります。

 

使用車両は自社の7000系、8000系、9000系をはじめ、東京都交通局の10-000形、10-300形で、全列車が8連または10連で運用されます。
特急と準特急は基本的に全列車が10連での運用となっています。

 

新宿~調布の特急での所要時間は、16分です。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
新宿駅   京王電鉄:京王新線 (新線新宿駅。初台駅、幡ヶ谷駅方面)  
新宿駅   都営地下鉄:新宿線 (新線新宿駅)、大江戸線 (新宿駅)、大江戸線 (新宿西口駅)  
新宿駅   JR東日本:山手線 (池袋方面渋谷方面)、中央線快速、<中央・総武緩行線>  
新宿駅   JR東日本:<埼京線>、<湘南新宿ライン(大宮方面横浜方面)> 、<相鉄・JR直通線> 
新宿駅   東京メトロ:丸ノ内線。小田急電鉄:小田原線。西武鉄道:新宿線 (西武新宿駅まで徒歩12分)  
笹塚駅   京王電鉄:京王新線 (幡ヶ谷駅、初台駅、都営新宿線方面)  
明大前駅   京王電鉄:井の頭線  
下高井戸駅   東京急行電鉄 (現・東急電鉄):世田谷線  
調布駅   京王電鉄:京王線 (京王八王子方面)、相模原線
  
(参考:Wikipedia)