東京メトロ南北線(東京都品川区~北区。2012年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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埼玉高速鉄道線の鳩ヶ谷駅にて。9000系電車です。
  
今回は、東京23区を南北に走る、比較的最近に全線開通した地下鉄路線で、目黒駅以外はフルスクリーンタイプのホームドアを採用している
東京メトロ南北線(目黒~白金高輪~赤羽岩淵)を紹介します。
  
尚、目黒~白金高輪は都営地下鉄三田線と線路・施設を共用しています(当該区間は東京地下鉄(東京メトロ)が第一種鉄道事業者で、東京都交通局が第二種鉄道事業者)。
  
  
 路線名  区間  営業キロ  備考
 東京地下鉄:南北線  目黒~赤羽岩淵  21.3km  全線複線・直流1,500V電化。
 軌間1,067mm

  

  
 踏破達成時  2002年12月
 撮影時  2012年ほか

  

  
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目黒駅は目黒区ではなく品川区にありますw 周辺は市街地で、とても賑わっています。
写真の駅舎はJRのものですが、南北線の駅は撮影地点付近の地下にあります。
  
  
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目黒駅にて。島式ホーム1面2線で、東急目黒線と相互直通運転をしているためスルー構造です。
尚、目黒駅は東急の管理駅で、ゆえにホームドアはゲート式になっています。
  
目黒を発車するとすぐに右へカーブして東京都品川区から港区へと変わります。そして国立科学博物館付属自然教育園の南方からは、市街地を通る目黒通りの地下を東北東へ走るようになり、白金台に着きます。白金台を発車後は坂を下り、清正公前交差点で左へカーブして北へ針路を変えると白金高輪に到着します。
  
  
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白金高輪駅の赤羽岩淵方面ホームにて。島式ホーム2面4線の配線で、内側線が南北線、外側線が都営三田線の列車が発着します。
特に赤羽岩淵方面列車に乗る際は、都営三田線列車と間違えないように注意が必要です。
(発着ホームは南北線と三田線でそれぞれ固定されています)
  
白金高輪を発車すると都営三田線が右へ分かれ、市街地を通る都道415号の地下を北上すると麻布十番に着きます。
  
  
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麻布十番駅にて。かつては鉄道でのアクセスが困難な地域でしたが、南北線と都営大江戸線の開通を契機にとても賑わう町になりました。
よくメディアで飲食店などが紹介されていますね。
  
麻布十番を発車後は「六本木」の東側を北上し、六本木一丁目に着きます。当駅周辺にはアークヒルズや泉ガーデンタワーなどがありますが、六本木ヒルズや東京ミッドタウンへは距離があります。
六本木一丁目を発車後も市街地を通り、千代田区へ入ると溜池山王に到着します。丸ノ内線と千代田線の国会議事堂前駅と連絡しています。
  
溜池山王を発車すると衆議院議員会館、参議院議員会館の西側を走り、左へカーブすると永田町に着きます。銀座線と丸ノ内線の赤坂見附駅と連絡しています。
永田町を発車後は丸ノ内線と並走しながら江戸城の外濠・弁慶濠などの地下を北西へ走り、新宿区へと変わると四ツ谷に着きます。
四ツ谷を発車後は概ね外堀通りの地下を北東へ走り、市ヶ谷、飯田橋と進みますが、外濠の反対側には中央線快速、中央・総武緩行線が並走しています。
  
  
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飯田橋駅にて。
  
  
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こちらも飯田橋駅にて。
フルスクリーンタイプのホームドアは転落事故を防げますが、車両を撮影するのは困難ですね…。
  
飯田橋を発車すると文京区へと変わり、左へカーブして東京ドームの真下を北へ進むと後楽園に着きます。都営地下鉄の春日駅と連絡していて、ここで目黒~白金高輪を共用していた都営三田線と連絡しています。
後楽園を発車後は住宅街の地下を北東へ走り、やがて本郷通りの地下を走るようになると東大前に着きます。東大赤門は駅の南側で、少し距離があります。
東大前を発車後は本郷通りの地下を北北西へ走り、本駒込、豊島区へと変わり駒込と進みます。駒込では山手線と乗換可能です。
  
  
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駒込駅にて目黒方を望む。都市部の地下を走ります。
  
駒込を発車すると北区へと変わり、左へ右へカーブしながら本郷通りの地下を走り、西ヶ原に着きます。
西ヶ原を発車後は飛鳥山公園の地下を下り勾配で進み、京浜東北線・都電荒川線との連絡駅である王子に到着します。
  
王子を発車すると市街地を通る北本通り(国道122号)の地下を北上し、王子神谷、志茂と進みます。志茂を発車すると左へカーブしながら進み、やがて西北西へ針路を変えると終点の赤羽岩淵に到着します。
  
  
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赤羽岩淵駅にて。島式ホーム1面2線で、埼玉高速鉄道線と相互直通運転をしています。
こちらは東京メトロの管理駅なので、フルスクリーンタイプのホームドアが採用されています。
  
  
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赤羽岩淵駅にて。すぐ北側を荒川が流れていて、荒川の対岸は埼玉県川口市です。
尚、JRの赤羽駅が南へ約700mの場所にあります。何とか徒歩で乗り換えできる距離です。
  
  
==== 乗り鉄の注意点 ====  
南北線では急行と各停が設定されていますが、急行は東急線内のみ通過運転を行い、南北線内は全列車が各駅に停車します。
昼間帯は6分間隔・毎時10本の運転で、平日ラッシュ時は増発されます。
  
南北線は目黒方で東急目黒線と相互直通運転を実施していて、赤羽岩淵方では埼玉高速鉄道線とも相互直通運転をしています。また、目黒~白金高輪では共用している都営地下鉄三田線の列車も走行します。その関係で、赤羽岩淵方では白金高輪折り返しとなる列車が半数弱設定されているので、この列車で白金高輪を跨いで利用する場合は、白金高輪で三田線系統の列車と乗り換える必要があるので要注意です。また、東急直通系統、白金高輪折り返し系統とも同系統が続行運転される場合が多いので注意が必要です。
  
昼間帯は東急の日吉~浦和美園の急行(浦和美園行きは南北線内で「各停」の表示)が毎時2本、日吉~浦和美園の各停、日吉~鳩ヶ谷の各停、白金高輪~浦和美園の各停、白金高輪~鳩ヶ谷の各停がそれぞれ毎時2本ずつの運転です。
  
使用車両は9000系をはじめ、東急の3000系と5080系、埼玉高速鉄道の2000系です。また、共用区間では東京都交通局の6300形も走ります。
  
最後に、目黒~赤羽岩淵の所要時間は、39分です。
  

  
==== のりかえ ====  

 乗換駅  乗換路線
 目黒  東京急行電鉄:目黒線(相互直通運転)。都営地下鉄:三田線(共用区間)
 JR東日本:山手線
 白金台  都営地下鉄:三田線(共用区間)
 白金高輪  都営地下鉄:三田線(西高島平方面はのりかえ。目黒方面は共用区間)
 麻布十番  都営地下鉄:大江戸線
 溜池山王  東京メトロ:銀座線
 東京メトロ(国会議事堂前駅):丸ノ内線千代田線
 永田町  東京メトロ:有楽町線半蔵門線
 東京メトロ(赤坂見附駅):銀座線丸ノ内線
 四ツ谷  東京メトロ:丸ノ内線。JR東日本:中央線快速、<中央・総武緩行線>
 市ヶ谷  東京メトロ:有楽町線。都営地下鉄:新宿線
 JR東日本:<中央・総武緩行線>
 飯田橋  東京メトロ:東西線有楽町線。都営地下鉄:大江戸線
 JR東日本:<中央・総武緩行線>
 後楽園  東京メトロ:丸ノ内線。都営地下鉄(春日駅):三田線大江戸線
 駒込  JR東日本:山手線
 王子  JR東日本:<京浜東北線>
 東京都交通局:都電荒川線(王子駅前電停まで徒歩5分)
 飛鳥山公園モノレール【あすかパークレール】(飛鳥山公園入口駅まで徒歩6分)
 赤羽岩淵  埼玉高速鉄道:埼玉高速鉄道線(相互直通運転)

  

(参考:Wikipedia)