横須賀線(その1・東京~大船) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 2
ホーム改良前の横浜駅にて2009年撮影。E217系電車です。
  
今回から2回にわたり、東京と三浦半島を結ぶ横須賀線を紹介します。
第1回目は、東海道本線の別線を走る都心側の区間、東京~大船です。
尚、ここでは横須賀線列車が通る東海道本線の別線、『品鶴線』についても紹介致します。
  
  
イメージ 1
(Yahoo!地図を使用)
  
  
 路線名  区間・実キロ  備考
 JR東日本:横須賀線  東京~久里浜(73.3km[※1])  運転系統としてのデータ
[※1]営業キロは70.4km。品鶴線(品川~鶴見)の実キロは17.8km。
  
==== 今回紹介の区間 ====
 区間  実キロ  備考
 東京~大船  49.4km(※1)  全線複線。直流1,500V電化
(※1)営業キロは46.5km。
  
 踏破達成時  2002年8月
 撮影時  2012年10月ほか
  
  
イメージ 4
横須賀線と総武快速線の東京駅は丸ノ内側の地下深くにあり、島式ホーム2面4線です。
殆どの横須賀線列車が総武快速線と直通運転しています。
また、特急『成田エクスプレス』は当駅にて大船方面と新宿方面、それぞれの列車の分割・併合を実施しています。
  
東京を発車すると東海道本線の西側を通る都道402号線の地下を東京トンネルで南下し、有楽町駅付近から東海道新幹線の東側地下を進み新橋に着きます。
新橋を発車後も東京トンネルを南へ進み、東海道本線や東海道新幹線とは少し離れた東側地下を通ります。そして東京総合車両センター田町センターの南側で地上へ出て、ほどなくして品川に到着します。
 
 
イメージ 5
品川駅ホーム北端より東京方を望む。すぐの地点に東京地下トンネルの出入口があります。
  
品川からは、元々は貨物線として開業して後に横須賀線列車用に旅客転用された東海道本線の別線、品鶴線を通ります。品川を発車すると東海道本線と東海道新幹線の間を南下し、やがて新幹線と一緒に右へカーブして東海道本線、京浜東北線をオーバーパスします。その後は目黒川信号場に差し掛かり、特急『成田エクスプレス』が走行する山手貨物線が分岐して、山手貨物線は山手線と並行して大崎駅へ向かいます。こちらは左へカーブして東京総合車両センターへの回送線や湘南新宿ラインが走行する大崎支線などをオーバーパスし、その後は新幹線をアンダーパスして東側へ回り、市街地を南南西へと走ると左側から大崎支線が合流します(旧・蛇窪信号場)。また、この地点では東急大井町線をアンダーパスしています。大崎支線と合流後も市街地を走り、西大井に着きます。
西大井を発車後は新幹線の高架橋直下を進み、品川区から大田区へと変わり右へカーブして国道1号線(第二京浜)をオーバーパスすると新幹線の左側に出てます。
  
  
イメージ 6
(上り列車より撮影)以後は新幹線と並走して主に掘割区間で丘陵に広がる住宅街を進みます。
  
東急池上線をアンダーパスした後に丘陵を出て高架区間になると東急多摩川線をオーバーパスし、多摩川を渡り東京都から神奈川県川崎市へと変わります。その後は市街地を左へカーブして武蔵小杉に到着します。
  
  
イメージ 3
武蔵小杉駅にて。横須賀線・湘南新宿ラインの駅としては2010年に開業しました。
南武線と改札内で乗換可能ですが、少々歩かねばなりません。
  
武蔵小杉を発車すると右へカーブする新幹線と分かれ、側線の広がる新鶴見信号場(旧・新鶴見操車場)を右手に見ながら南へ走り、新川崎に着きます。
  
  
イメージ 7
(上り列車より撮影)新川崎を発車後は横浜市へと変わり、操車場跡地を見ながら市街地を南下します。
  
やがて右へカーブして東海道本線と並走するようになり、品鶴線の終点である鶴見駅に差し掛かりますが、横須賀線にはホームがありません。その後も無停車で市街地の中を東海道本線、京浜東北線と並走し、中心市街地へと入ると横浜に到着します。
横浜を発車すると根岸線が分かれ、東海道本線との線路別複々線で内陸へと進みます。
  
  
イメージ 9
(東海道線電車より撮影)保土ヶ谷を過ぎると丘陵地へと入り、清水谷戸トンネルを抜けると東海道貨物線とも並走し、東戸塚に着きます。
  
その後は三複線で住宅地を南下し、下り線が東海道本線をオーバーパスして戸塚に着きます。
  
  
イメージ 10
戸塚駅は東海道本線と横須賀線の方向別配線になっているので、両線の乗換がスムーズに行えます。
  
戸塚を発車後は上り線も東海道線をオーバーパスし、上下線とも東海道線の東側を走ります。やがて根岸線が合流すると大船観音が見えてきて、横浜市と鎌倉市との市境にある大船に到着します。
  
  
イメージ 8
大船駅にて。当駅より先は名実ともに『横須賀線』として鎌倉・逗子を経て久里浜まで線路が延びています。
尚、特急『成田エクスプレス』は当駅までの運転です。
  
(つづく)  
  
  
=== 乗り鉄の注意点 ===
横須賀線では特急『成田エクスプレス』が東京~大船で1~2時間に1本の運転で、朝の成田方面と夕方の大船方面、そして昼間帯から夕方にかけての東京~横浜では本数が増えます。また、ホームライナーが東京~逗子で1往復運転されています。
  
一方の普通列車は全列車グリーン車を連結していて、東京方で多数の列車が総武快速線へ直通し、久里浜方は終点の久里浜までの列車はもとより大船・逗子・横須賀までの区間運転列車も設定されています。データイムは毎時4本で、朝夕は増発されます。
また、西大井~戸塚・大船では湘南新宿ラインの電車が毎時4本運転されていて、内2本は快速で戸塚駅の大船方で東海道本線に転線します(上り列車はその逆)。また、東海道線直通列車も大船駅(東海道線ホーム)に発着します。この系統は西大井から大崎・新宿方へ向かうので特に東京方面行きに乗る場合は行先に注意が必要です。
  
使用車両は、特急『成田エクスプレス』がE259系、横須賀線内または総武線直通の普通列車はスカ色帯のE217系、湘南新宿ライン系統の列車は湘南色帯のE231系です。
  
東京からの所要時間は、横浜まで約30分、大船まで50分前後で、品鶴線経由の迂回運転や横浜~大船での実質緩行運転が影響して東海道線より時間を要しています。
  
  
== のりかえ(湘南新宿ラインについては一部省略) ==
 乗換駅  乗換路線
 東京  JR東日本:総武本線【総武快速線】(直通運転)東北新幹線東海道本線
 JR東日本:中央本線【中央線快速】京葉線、<上野東京ライン>
 JR東日本:<山手線(上野方面品川方面)>
 JR東日本:<京浜東北線(大宮方面【北行】大船方面【南行】)>
 JR東海:東海道新幹線。東京メトロ:丸ノ内線東西線(大手町駅まで徒歩10分)。
 新橋  JR東日本:東海道本線、<山手線>、<京浜東北線>。東京メトロ:銀座線
 都営地下鉄:浅草線。ゆりかもめ:東京臨海新交通臨海線【ゆりかもめ】
 品川  JR東日本:東海道本線、<山手線>、<京浜東北線>、<東海道貨物線列車>
 JR東海:東海道新幹線。京浜急行電鉄:本線
 西大井  JR東日本:<湘南新宿ライン(新宿方面)>、相鉄・JR直通線。
 武蔵小杉  JR東日本:南武線、<湘南新宿ライン>。東京急行電鉄:東横線目黒線
 横浜
 JR東日本:東海道本線、<京浜東北線>、根岸線、(横浜線列車)
      <湘南新宿ライン>、(武蔵野南線列車)
 京浜急行電鉄:本線(品川方面浦賀方面)。横浜市営地下鉄:ブルーライン(3号線)
 相模鉄道:本線【相鉄本線】
 東京急行電鉄:東横線。横浜高速鉄道:みなとみらい21線【みなとみらい線】
 戸塚
 JR東日本:東海道本線、<湘南新宿ライン>。
 横浜市営地下鉄:ブルーライン(1号線)
 大船  JR東日本:横須賀線(久里浜方面)東海道本線、<湘南新宿ライン(小田原方面)>
 JR東日本:根岸線。湘南モノレール:江の島線
(※)武蔵小杉駅でも相鉄・JR直通線と乗換可能です。    
 
(参考:Wikipedia)