東急大井町線(東京都品川区~神奈川県川崎市高津区。2013年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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溝の口駅にて。9000系電車です。
   
今回は、東京23区南部を東西に走り、自由が丘・二子玉川といった人気スポットを通る東急の路線で、1963年(昭和38年)から1979年(昭和54年)までの間は路線名称が「田園都市線」に改称されていた、今では渋谷~中央林間を結ぶ現・田園都市線のバイパス機能も持ち合わせている路線、
東急大井町線を紹介します。
  
  
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(Yahoo!地図を使用)
  
  
 路線名  区間  営業キロ  備考
 東京急行電鉄:大井町線  大井町~二子玉川(※1)  10.4km  全線複線。直流1,500V電化。
  
(※1)路線系統としての大井町線は、大井町~溝の口(12.4km)です。二子玉川~溝の口は正式には田園都市線の複々線区間扱いです。
(※)軌間1,067mm。 
  
  
 踏破達成時  2001年8月
 撮影時  2009年、2013年
  
  
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東急の大井町駅はJR駅の北口側に位置しています。駅前の道路へ出ずに京浜東北線・りんかい線に乗換可能です。
駅周辺は商業地で、アトレ大井町やイトーヨーカドーがあります。
  
  
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大井町駅は頭端式ホーム1面2線で、ターミナル駅らしくホームの改札方は広々としています。
   
大井町を発車すると、北側に広がるJR東日本東京車両センターと南側に広がる市街地の間を高架線で西へ走り、品川区役所を見ながら右側車窓も住宅地に変わると下神明に着きます。
  
  
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下神明を発車後すぐに品鶴線をオーバーパスして東海道新幹線をアンダーパスしますが、ちょうどこの地点が品鶴線の旧蛇窪信号場で、品川へ向かう品鶴線【横須賀線】と大崎へ向かう大崎支線【湘南新宿ライン】【相鉄・JR直通線】の分岐点に当たります。
   
その後は起伏のある住宅街を西へ走り、やがて地平部分を走るようになると左へカーブしながら戸越公園に着きます。
   
戸越公園を発車後は高架になり国道1号線(第二京浜)をオーバーパスして中延に着きます。
中延を発車後は住宅街の中を右へカーブして地上へ戻ると荏原町に着きます。
荏原町を発車後は再び高架になり、池上線との乗換駅である旗の台に到着します。
  
  
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旗の台を発車すると都道2号線(中原街道)をオーバーパスして、東京都・品川区から大田区へと変わります。
   
そして右へカーブしながら環七通りをオーバーパスした後は地平区間になり北千束に着きます。
北千束を発車後は住宅街を走行しますが、やがて地下区間へと変わり、左へカーブすると目黒線の内側へと入り大岡山に到着します。
   
   
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地下駅の大岡山駅にて。目黒線と対面乗り換えができます。
   
大岡山を発車すると目黒区へと変わり、地上へ出ると右へカーブして目黒線の上り線をオーバーパスすると緑が丘に着きます。
緑が丘を発車後すぐに世田谷区へと変わり、住宅街を西北西へ走ります。
   
  
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やがて目黒区へと戻ると左へカーブして自由が丘の街並みを見ながら走り、自由が丘駅に到着します。大井町線ホームの上を東横線ホームが斜めに交差しています。
   
自由が丘駅を発車すると再び世田谷区へ入り、住宅街の中を西南西へ走ります。やがて右へカーブすると九品仏に着きます。ホーム有効長が4両分しかなく、二子玉川寄り1両はドアカットを実施しています。
九品仏を発車後、今度は住宅街の中を西北西へ走り、尾山台に着きます。
尾山台を発車後も住宅街を走行し、目黒通りをアンダーパスすると等々力に到着します。
   
   
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等々力駅にて。閑静な住宅街の中を走ります。見づらくてすみません…。
駅の南側には東京23区内唯一の渓谷として有名な等々力渓谷があります。また、等々力駅は地下化される計画ですが、等々力渓谷の湧水が妨げられ、渓谷の自然が破壊されるとの懸念から工事反対の声が上がっています。
  
等々力を発してしばらくすると右へカーブして等々力渓谷を形成している谷沢川を渡ります。その後も住宅街を走り上野毛に着きます。
上野毛を発車後は環八通りをアンダーパスし、左へカーブして左手に東急を創設した五島慶太の美術コレクションなどが展示されている五島美術館を見ながら走ります。
  
  
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そして丸子川を渡り右へカーブすると高架区間になり、右側に丘陵地帯を見ながら左へカーブして田園都市線と合流すると路線名としての大井町線の終着駅である二子玉川(ふたこたまがわ)に到着します。
   
  
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二子玉川駅にて。写真の車両は急行用の6000系電車です。大井町線列車は内側2線を使用します。
駅や駅周辺は「にこたま」「ふたこ」と呼ばれ、人気スポットとして賑わっています。尚、以前の駅名は「二子玉川園」でした。
   
二子玉川を発車すると田園都市線の内側2線を走ります(種別色が「青色」の各駅停車は二子新地と高津に停車するため外側2線を走行)。
    
    
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(写真は高津駅の通過場面)  
   
多摩川を渡ると川崎市高津区へと入り、内側線にホームのない二子新地と高津を通過して、大井町線系統の終着駅である溝の口に到着します。
   
   
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溝の口駅にて。
路線系統名としての大井町線の終着駅です(正式には二子玉川~溝の口は田園都市線の複々線区間扱い)が、一部の列車は田園都市線に乗り入れて、鷺沼・長津田・中央林間まで運転されています。
   
   
==== 乗り鉄の注意点 ====
大井町線では各駅停車の他に急行の運転もあります。
データイムは大井町~溝の口を運転する急行が15分間隔で毎時4本、各駅停車は大井町~溝の口で毎時8本ですが、半数は種別色が「青色」で、田園都市線内の二子新地と高津に停車しますが、残り半数の種別色「緑色」の列車は二子玉川~溝の口をノンストップで走ります。「青色」「緑色」とも15分間隔です。尚、平日ラッシュ時は各駅停車を中心に増発されます。
また、ほとんどの列車は大井町~溝の口 の運転ですが、1往復のみ大井町~二子玉川の列車があります。さらに一部の列車は田園都市線の溝の口より先の鷺沼・長津田・中央林間へと乗り入れます。
   
使用車両は、急行が6000系6両編成、各駅停車が8500系5両編成と9000系5両編成で、いずれも4扉車です。
   
大井町からの急行での所要時間は、【旗の台4分、大岡山7分、自由が丘11分、二子玉川16分、溝の口19分】 です。
   
   
==== のりかえ ====
 乗換駅  乗換路線
 大井町  JR東日本:<京浜東北線>。東京臨海高速鉄道:りんかい線
 中延  都営地下鉄:浅草線
 旗の台  東京急行電鉄:池上線
 大岡山  東京急行電鉄:目黒線
 自由が丘  東京急行電鉄:東横線
 二子玉川  東京急行電鉄:田園都市線(渋谷方面)
 二子新地  東京急行電鉄:田園都市線
 高津  東京急行電鉄:田園都市線
 溝の口  東京急行電鉄:田園都市線(中央林間方面)
 JR東日本(武蔵溝ノ口駅まで徒歩3分):南武線
  
(参考:Wikipedia)