第505回('07) 蔵王温泉スキー場一帯のロープウェイを乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…
2007年8月11日~15日、まずは新幹線で東京まで移動し、『青春18きっぷ』などを使用して東日本を乗り鉄しました。
中でも、3日目~4日目は宮城県と岩手県の三陸方面を旅したのですが、訪問地が2011年の東日本大震災で大きな被害を受けてしまいショックでした…。

今回は最終5日目、8月15日中盤の模様です。
仙台空港からレンタカーで山形県の蔵王温泉スキー場へ移動した後は、夏期に稼働している索道を片っ端から乗りつぶしました。
今回の日程 2007年8月15日(水) 【その2】

蔵王山麓1110(蔵王ロープウェイ山麓線)1117樹氷高原/山麓駅1125(ユートピア夏山リフト)1130山頂駅1135(ユートピア夏山リフト)1140山麓駅/樹氷高原1147(蔵王ロープウェイ山頂線)1157蔵王地蔵山頂1205(山頂線)1215樹氷高原1220(山麓線)1227蔵王山麓(徒歩)蔵王温泉1250(蔵王中央ロープウェイ)1257鳥兜山頂1305(中央第一ペアリフト)1310ドッコ沼(徒歩)中央高原1329(蔵王スカイケーブル)1336蔵王温泉【上の台】(徒歩)山麓駅1350(スーパースライダーリフト)1357山頂駅1401(スーパースライダーリフト)1408山麓駅1410(徒歩)1445蔵王山麓

【その3へ続く】
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レンタカーで蔵王温泉へやって来ました。私は蔵王ロープウェイの蔵王山麓駅前にある駐車場に車を停めて、まずは南端の蔵王ロープウェイから乗りつぶすことにしました。早速蔵王山麓駅の窓口へと向かい、蔵王温泉スキー場に架かる3社のロープウェイに乗れる共通乗車券(3000円)を求めてから蔵王ロープウェイ山麓線に乗りました。蔵王ロープウェイは山麓線と山頂線に分かれていて、中間の樹氷高原駅で乗り換えます。山麓線は普通の交走式で、武庫川車両製造の搬器はさほど大きくなかったです。乗客は十数人と、まずまずの乗車率でした。

ロープウェイは11時10分に蔵王山麓駅を発車し、まずはスキー場のゲレンデの中を登っていきます。途中から山の中へと入り、蔵王温泉を見下ろしながら斜面を上がっていきます。そして7分の乗車で樹氷高原駅に着きました。
駅名からわかるように、蔵王は樹氷が有名です。ロープウェイはスキー場内にありますが、冬でも樹氷を見るために観光目的の利用客が多いです。



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他の客は大半が山頂線の駅へ向かいましたが、私はここで付近のゲレンデで営業しているユートピア夏山リフトへ寄り道しました。このリフトは共通乗車券の対象外なので、山麓駅で往復400円を支払ってからリフトに乗りました。リフトはゲレンデ内を走るのかと思いきや、森の中を通ります。そして5分の乗車で山頂駅に着きましたが、駅周辺には登山道の入口以外大して何もなかったので、私はそのままリフトに乗って下山しました。



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下山後は樹氷高原駅へと戻り、今度は蔵王ロープウェイ山頂線へ。山頂線は循環式で、「フニテル」と呼ばれる2本のロープで搬器を支える方式です。搬器は18人乗りで、私の搬器には他に家族1組が乗車しました。山頂線は山の上を浮きながら進んでいる感じでしたが、全然恐怖感はありませんでした。天気はイマイチでしたが、山麓の蔵王温泉街などを一望できました。そして10分の乗車で蔵王地蔵山頂駅に到着しました。



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駅前には大きな地蔵があり、多くの観光客や登山客がいました。しかし私はこの後の日程もあるので、長居はせず7分の滞在で再び山頂線に乗って下山しました。今回は搬器内に私だけ
だったので、搬器内を動き回って風景の写真を多数撮影しました。



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そして樹氷高原駅ではすぐに山麓線に乗り継いで、蔵王山麓駅まで戻ってきました。時間的に山麓線も4~5人の乗車と、空いていました。

蔵王ロープウェイの踏破を終えた後は、車を止めたまま徒歩で蔵王中央ロープウェイの蔵王温泉駅へ移動しました。



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ここから3つの索道を乗り継いで再び蔵王温泉に戻ってきます(このルートを「蔵王スカイハイク」と呼んでいます)。まずは共通乗車券を提示して改札を通りホームへ。101人乗りの大きな搬器に乗りましたが、乗客は10人ほどでした。私は山麓側に陣取り、風景を眺めることにしました。

ロープウェイは12時50分に蔵王温泉駅を発車し、スキー場のゲレンデに沿って山を登っていきます。「中央」ロープウェイと称しているだけあり、正面や右側(北側)には蔵王温泉街を一望することができました。そして7分の乗車で鳥兜山頂駅に到着しました。



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鳥兜山頂駅で下車後は、250円を支払って中央第一ペアリフトに乗りました。このリフトはロープウェイ駅から下るルートで、並行して整備されているゲレンデを見ながら下り、5分の乗車でドッコ沼駅に着きました。



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ドッコ沼駅にて下車後は蔵王スカイケーブルの中央高原駅までトレッキングがてら徒歩で移動しました。約15分歩きました。途中にはドッコ沼がありました。



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そして中央高原駅からは蔵王スカイケーブルに乗りました。搬器は小型の4人乗りでした。前半は森の中を、後半はゲレンデの中を通り、7分の乗車で蔵王温泉(上の台)駅に到着しました。これで1周乗車を終えました。



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その後は、上の台駅近くにある、先程スカイケーブルで通ったゲレンデにあるリフトを乗りに行きました。このリフトは夏期には「スーパースライダーリフト」と称していて、リフトの傍らには「ZAOスーパースライダー」のコースがありました。なので、リフトはスライダーを滑る客が乗る為に営業しているのですが、なぜか往復券も売っていたので私は往復券(360円)を買いました。係員は「往復ですか!?」と驚いていましたが…。

私はすぐにスーパースライダーリフトに乗りました。1人乗り搬器でした。上りの他の搬器にはスライダーを滑る客と、「回送」のソリが乗っていて、ほぼ「満席」状態でしたww 私はスーパースライダーや先程乗った蔵王スカイケーブルを眺めながらリフト乗車を楽しみ、7分の乗車で山頂駅に着きました。
到着後はとんぼ返りの形ですぐに下りのリフトに乗り下山しました。当たり前ですが、スーパースライダーよりリフトの方が遅かったですw



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これで蔵王界隈で夏期に営業している索道を全て乗り終えました。これから車を停めている蔵王山麓駅へ向かうのですが、ことのほか遠く、温泉街を延々と歩き続けました…。途中で昼食をまだ食べていないことに気付き、蔵王温泉駅の近くにあるファミリーマートで山形ラーメンの「冷しラーメン」を買って店の前で食べました。空腹が満たされた後は足取りが軽くなり、蔵王温泉(上の台)駅から35分かけて蔵王山麓駅に着きました。



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これから再びレンタカーに乗って仙台空港を目指します。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
蔵王ロープウェイ山麓線 蔵王山麓~樹氷高原 2km弱 踏破達成!
ユートピア夏山第1リフト 山麓~山頂 323m 踏破達成!
蔵王ロープウェイ山頂線 樹氷高原~地蔵山頂 1871.87m 踏破達成!
蔵王中央ロープウェイ 蔵王温泉→鳥兜山頂 1787m 踏破達成!
中央第1ペアリフト 山頂→山麓 359m 踏破達成!
蔵王スカイケーブル 中央高原→上の台 1636m 踏破達成!
蔵王温泉第3リフトAB線 山麓~山頂 485m 踏破達成!
(参考:Wikipedia)