横須賀線(その2・大船~久里浜) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1
久里浜駅にて。E217系電車です。

  

横須賀線シリーズの第2回目は、大船から鎌倉、逗子、横須賀を通って終点の久里浜へ至る正真正銘の横須賀線区間、
大船~久里浜です。

  
  

イメージ 2
(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間・実キロ   備考  
JR東日本:横須賀線  東京~久里浜(73.3km[※1] 運転系統としてのデータ  
[※1]営業キロは70.4km。品鶴線(品川~鶴見)の実キロは17.8km。     

  

  

今回紹介の区間  

区間   営業キロ  備考  
大船~久里浜  23.9km   (※1)単線・複線混在。直流1,500V電化  
(※1)横須賀~久里浜(8.0km)は単線区間。      

  

  

踏破達成時   2002年8月  
撮影時   2009年11月ほか  

  

  

イメージ 3
大船駅にて。当駅より東京方は路線系統の『横須賀線』として東海道本線の別線を走り、東京駅へ至ります。
尚、東海道線列車・東京方との乗換は戸塚駅が便利です。

  

大船を発車すると東へカーブし、東海道本線と分かれて住宅街を走ります。そして湘南モノレール江の島線をアンダーパスすると、2006年に閉鎖された大船工場からの回送線跡が合流します。その後は次第に両側から山並みが迫ってきて、駅付近には円覚寺など寺院が多数ある北鎌倉に着きます。ホームは狭いです。
北鎌倉を発車後は山間部へと入り、トンネルを潜ります。トンネルを出ると山あいの住宅地を南下し、やがて市街地へと入り、鎌倉に到着します。

  
  

イメージ 4
(上り列車より撮影)北鎌倉~鎌倉にて。山あいの閑静な住宅街の中を走ります。

  
  

イメージ 5
鎌倉駅にて。古都・鎌倉の玄関口として多くの観光客で賑わっています。
『江ノ電』こと江ノ島電鉄線は当駅にて乗換です。

  

鎌倉を発車すると江ノ島電鉄線と別れ、左へカーブしながら若宮大路(由比ヶ浜と鶴岡八幡宮を結ぶ大通り)をオーバーパスして市街地を東へ抜けます。再び山並みが迫るとトンネルを潜り、神奈川県・鎌倉市から逗子市へと変わります。トンネルを出ると山間部に広がる住宅地の中を走り、やがて市街地へと入ると逗子(ずし)に到着します。

  
  

イメージ 6
逗子駅は運転上の拠点駅で、15両編成の列車や湘南新宿ラインの列車は当駅より先へは入線しません。

  

逗子を発車すると右手に留置線を見ながら走ります。また、この付近で総合車両製作所への回送線が左へ分岐し、この回送線は標準軌の京急逗子線内を三線軌で通り総合車両製作所へ至ります。その後は京急逗子線をアンダーパスし、住宅街を東へ走り東逗子に着きます。
東逗子を発車後は両側から山並みが迫る中、田越川の谷間を進みます。やがて横浜横須賀道路をアンダーパスするとトンネルを潜り、今度は横須賀市へと変わります。トンネルを出た後は京急本線をアンダーパスし、やがて左手に自衛隊の施設が見えてくると短いトンネルを抜けて田浦に着きます。田浦駅は両側をトンネルで挟まれているためホームの有効長が短く、一部車両でドアカットが実施されています。

  
  

イメージ 7
田浦を発車後は山あいに広がる住宅地をトンネルで抜けながら進みます。左手には横須賀本港を望め、海上自衛隊の艦船を見ることができます。

  
  

イメージ 8
そして左側に本町山中有料道路の高架橋が現れると横須賀に到着します。開業後長らく終着駅だった関係で、客扱いを行う2線のうち1線は行き止まり構造となっています。

  

横須賀を発車するとすぐに短いトンネルを潜り、続けて横須賀トンネル(2,089m)を潜ります。トンネルを抜けると内陸部の住宅街を走るようになり、大きく左へカーブすると衣笠に着きます。

  
  

イメージ 9
衣笠を発車後は平作川に沿って住宅街を南東へと走ります。やがて平作川の対岸に京急久里浜線が並走するようになり、横浜横須賀道路をアンダーパスしてしばらく走ると終着駅である久里浜に到着します。

  
  

イメージ 1
久里浜駅は島式ホーム1面2線の構造で、ホームの西側には電留線が多数あります。
また、終端方にもレールが延びていて、車両の入換に使用されています。

  
  

イメージ 10
久里浜駅では年季の入った駅舎が現役で使用されています。
この先、三浦半島の先端・三浦市方面へは京急久里浜線またはバスを利用することになります。

  

  

乗り鉄の注意点   

横須賀線の大船~久里浜では特急『成田エクスプレス』の運転がありませんが、鎌倉までは臨時の快速や急行が乗り入れてくることがあります。また、ホームライナーが東京~逗子で1往復運転されています。

  

一方の普通列車は、大船~逗子では全列車グリーン車を連結しています。但し、逗子~久里浜ではデータイムを中心にグリーン車非連結の区間列車(E217系付属4連)が多数設定されています。

  

列車の運転系統ですが、大船を越えて運転される横須賀線列車すべて東京まで到達し、その中でも多数の列車が総武快速線へ直通しています。久里浜方は終点の久里浜までの列車はもとより逗子・横須賀までの区間運転列車も設定されています。また、逗子~久里浜では前述の区間列車も設定されています。データイムは毎時4本で、朝夕は増発されます。
また、逗子までの区間では湘南新宿ラインの電車が毎時2本運転されています。この系統の上り列車は西大井から大崎・新宿方へ向かうので特に東京方面行きに乗る場合は行先に注意が必要です。

  

データイムの運転本数は、大船~逗子で毎時6本、逗子~久里浜では毎時3本にまで減ります。

  

使用車両は、横須賀線内または総武線直通の普通列車はスカ色帯のE217系、湘南新宿ライン系統(一部横須賀線内のみ運転)の列車は湘南色帯のE231系で、どちらも最大15連ですが、E217系の基本編成は11両、E231系の基本編成は10両と異なります。また、付属編成の連結位置もE217系では久里浜方、E231系ですと大船方と、系列ごとに異なっていてグリーン車の乗車位置が変わってくるのでご注意を。

  

大船から主な駅へのの所要時間は、鎌倉7分、逗子12分、横須賀28分、久里浜38分です。
尚、大船より東京方では品鶴線経由の迂回運転や横浜~大船での実質緩行運転が影響して東海道線より時間を要しています。

  

  

のりかえ  

乗換駅 乗換路線
大船駅 JR東日本:横須賀線(東京方面)東海道本線、<湘南新宿ライン>、根岸線  
大船駅 湘南モノレール:江の島線  
鎌倉駅 江ノ島電鉄:江ノ島電鉄線  
逗子駅 京浜急行電鉄:逗子線 (新逗子駅まで徒歩5分)  
久里浜駅 京浜急行電鉄:久里浜線 (京急久里浜駅まで徒歩5分)  
  
(参考:Wikipedia)