江ノ島電鉄線【江ノ電】(神奈川県藤沢市～鎌倉市。2012年ほか訪問)

江ノ島駅にて。

今回は、神奈川県の藤沢と鎌倉を江ノ島経由で結び、観光路線でもある

江ノ島電鉄線(江ノ電)を紹介します。

(Yahoo!地図を使用)  

路線名	区間	営業キロ	備考
江ノ島電鉄：江ノ島電鉄線	藤沢～鎌倉	10.0km	(※1)

(※1)全線単線。直流600V電化。軌間1,067mm。       
  

  

踏破達成時	2003年12月
撮影時	2009年12月、2012年5月ほか

江ノ電の藤沢駅は、ＪＲ・小田急の藤沢駅(南口)からバスターミナルを挟んで南側にある小田急百貨店の２階にあります。

藤沢駅は頭端式ホーム２面１線の構造で、乗降分離がなされています。

藤沢を発車すると市街地の中、高架線を南下します。やがて地平に下りると石上に着きます。

石上を発車後は戸建住宅が目立つ閑静な住宅街を引き続き南下し、柳小路、鵠沼(くげぬま)と進みます。

鵠沼駅にて。藤沢～江ノ島の藤沢市内区間は住宅街を走り、通勤・通学利用が多いです。

鵠沼を発車すると左へ急カーブして境川を渡ります。その後は右へ急カーブして住宅街を走り、湘南海岸公園着。

湘南海岸公園を発車後は境川左岸の住宅街を南東へ進み、江ノ島駅に到着します。

江ノ島駅にて。行楽シーズンを中心に多くの観光客で賑わいます。
「江の島」までは徒歩15分～20分です。

江ノ島駅を発車すると右側の留置線を見ながら左へカーブして併用軌道区間へと入ります。

そしてすぐに右折し、藤沢市から鎌倉市へと変わります。
そして狭い道路の中央をしばらく走ると再び専用の鉄道線路へと戻り腰越に着きます。

(後方展望)江ノ島～腰越にて。狭い道路上を進みます。

腰越を発車後は民家の軒裏をかすめるように走り、やがて東へ針路を変えると同時に国道134号線と並走。右手に湘南海岸(相模湾)や江の島を望みながら走ると鎌倉高校前に着きます。

鎌倉高校前にて。江の島や湘南海岸(七里ヶ浜)を望めます。

鎌倉高校前を発車後も湘南海岸沿いを走りますが、峰ヶ原信号場からは内陸の住宅地へと入り、七里ヶ浜に着きます。

七里ヶ浜を発車後は再び湘南海岸に沿って走り、右前方には稲村ケ崎も望めます。しばらくすると内陸の住宅地へと入り、稲村ヶ崎駅に到着します。

稲村ヶ崎駅を発車すると山間部の住宅地へと入り、検車区を見ながら走ると極楽寺に着きます。

極楽寺を発車後はトンネルを抜けて住宅街へと入り、鎌倉の大仏への最寄り駅である長谷に到着します。

長谷を発車すると海から少し離れた住宅街を由比ヶ浜、和田塚と東へ進みます。

(後方展望)和田塚駅にて。この付近は鎌倉市の住宅街を走ります。

和田塚を発車後、北東へ針路を変えて市街地へと入り、右手から横須賀線が寄り添うとさらに左へカーブして北へ針路を変えて終点の鎌倉に到着します。

鎌倉駅にて。頭端式ホーム２面２線の構造で、ＪＲからの続番で３～５番線が振られています(４番線は降車ホーム)。
西端の５番線は、普段はあまり使用されませんが、ゴールデンウィークなどの繁忙期は３番線と５番線を交互に使用します。

鎌倉駅の駅舎は西口側にあり、ＪＲの駅舎と隣接しています。
鎌倉市の中心市街地や鶴岡八幡宮などは東口側にあります。

乗り鉄の注意点   

すべての列車が各駅停車で、早朝・深夜を除き12分間隔で運行されています。
基本的に藤沢～鎌倉の通し運転ですが、早朝と深夜を中心に極楽寺・稲村ヶ崎・江ノ島を始終着とする区間列車が運転されています。

車両は現役最古参の300形から最新型の500形まで様々な形式があり、他形式同士を連結した４連も多く見られます。

所要時間は、藤沢(10分)江ノ島(23分)鎌倉 です。

ちなみに、江ノ島電鉄線は『Ｓｕｉｃａ』『ＰＡＳＭＯ』で乗車可能です。
また、全区間を往復乗車される場合や乗り歩きを楽しまれる際には、
フリーきっぷの１日乗車券『のりおりくん』(おとな580円、こども290円)の利用が便利です。
沿線施設で様々な特典も受けられます。

(料金は2012年当時のものです)  

のりかえ  

乗換駅	乗換路線
藤沢駅	JR東日本：東海道本線、【湘南新宿ライン】、(東海道貨物線)
藤沢駅	小田急電鉄：江ノ島線
江ノ島駅	湘南モノレール：江の島線 (湘南江の島駅まで徒歩２分)。
江ノ島駅	小田急電鉄：江ノ島線 (片瀬江ノ島駅まで徒歩８分)
江ノ島駅	江の島エスカー (有料エスカレーター。1区のりばまで徒歩25分)
鎌倉駅	JR東日本：横須賀線

  

(参考：江ノ島電鉄のHP、Wikipedia)