ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線(東京都港区~江東区。2012年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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汐留駅にて。7300系電車です。

  

今回は、東京都心の新橋駅から臨海部へ向かい、レインボーブリッジを渡ってベイエリアの台場地区・有明地区などを通って豊洲駅へ至る「ゆりかもめ(会社名)」による新交通システム路線で、1995年に新橋~有明が開業し、2006年に有明~豊洲が延伸開業した、
東京臨海新交通臨海線愛称:ゆりかもめ・新交通ゆりかもめ】を簡単に紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
ゆりかもめ:東京臨海新交通臨海線【ゆりかもめ】  新橋~豊洲  14.7km   (※1)  
(※1)全線複線・三相交流600V(50Hz)電化。新交通システム(側方案内式)。     

  
  

踏破達成時   2006年4月  
撮影時   2012年8月ほか  

  

  

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起点の新橋駅はJR駅の南東側・汐留口の正面にあります。駅周辺はビル街で、連日多くの人で賑わっています。


 

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新橋駅にて。ゆりかもめでは全駅が高架駅となっており、大半の駅で島式ホーム1面2線の構造となっています。
また、全駅でフルスクリーン式のホームドアが装備されています。


 

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新橋を発車すると、旧・汐留貨物駅を再開発して誕生した高層ビル街「汐留シオサイト」内を高架で南東へ走ります。車窓右手には日本テレビタワーがあります。やがて右へカーブすると汐留に着きます。

 

汐留を発車後は左へカーブして、右側を走る東海道新幹線、東海道本線、山手線、京浜東北線としばし並走します。車窓右側のビルの合間からは少しだけ東京タワーを望めます。そして正面右手に浜松町駅と世界貿易センタービルが見えてくると左へカーブしてJR線と分かれます。その後は港湾地区へ出て、首都高速1号羽田線をオーバーパスすると左側に海が見えてきます。そして右へカーブすると竹芝に到着します。駅前には伊豆諸島・小笠原諸島へ向かう船舶が発着している竹芝埠頭があります。


 

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竹芝を発車すると左手に有明・台場方面への水上バスや東京湾クルーズなどが発着する日の出桟橋、さらにレインボーブリッジや台場地区などを見て南南西へと走り、日の出に着きます。

 

日の出を発車後も港湾地区を走り、左へカーブしながら運河を渡ると首都高速11号の高架下を南下し、左右に倉庫街を見て走ると芝浦ふ頭に着きます。


 

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芝浦ふ頭を発車後も倉庫街を見て走り、首都高が左へ離れてレインボーブリッジへ向かうと、こちらは一般道の中央部を走るようになり、海上へ出て大きく右へカーブしながらループ線を描いていきます。


 

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そして再び首都高の下を走るようになると、レインボーブリッジを渡ります。吊橋部分が終わると左へ右へカーブして走り、首都高の高架下から離れて「お台場」地区へと入ります。


 

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車窓左手に運河を、右手に高層住宅などを見て南東へ走り、右へカーブするとお台場海浜公園駅に到着します。


 

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お台場海浜公園駅を発車すると左手にフジテレビなどのオフィスビルを、


 

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右手にデックス東京ビーチやアクアシティお台場などの商業施設やレインボーブリッジなどを見て南西へ走り、台場に着きます。


 

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台場を発車後は左へカーブして東京都港区から品川区へと変わると首都高速湾岸線をオーバーパスし、右手に公園を、左手にダイバーシティ東京やガンダム像などを見て走ると江東区へと変わり、船の科学館駅に着きます。車窓右手に船の科学館がありますが、現在は休館中です。


 

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船の科学館駅を発車後は右手に南極観測船宗谷を見て港湾地区を走ります(宗谷は殆ど写っていませんが…)。沿線には湾岸署など公共施設が多いです。

 

そして正面に大江戸温泉物語が見えてくると左へカーブしてテレコムセンター駅に着きます。


 

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テレコムセンター駅を発車後は左へカーブして正面にダイバーシティ東京などを見て港湾地区の中を北北西へ走り、今度は右へカーブして左手にパレットタウン(ヴィーナスフォートなど)を見て走ると青海に着きます。


 

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青海を発車後は右手に海を、左手にパレットタウン大観覧車を見て北東へ走り、あけみ橋を渡って有明地区へ入ると左手に開発途上の市街地を見て走り、国際展示場正門駅に着きます。


 

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国際展示場正門駅を発車後は右手に東京ビッグサイトを見て走り、


 

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左へカーブすると有明車両基地からの回送線が合流して有明に到着します。駅周辺は広々としていて、西側には『りんかい線』の国際展示場駅があります。

 

有明~豊洲は2006年に延伸開業した区間です。有明を発車すると首都高湾岸線をオーバーパスし、左手に有明コロシアムを、右手に空地を見て北西へ走ると左右共に空地だらけの風景となり、有明テニスの森に着きます。


 

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有明テニスの森を発車後は運河を渡って豊洲地区へと入りますが、こちらも一面が空地です。そして右へカーブして市場前に着きます。将来的に築地市場がこの地へ移転して供用開始予定であることから駅名が付けられました。

  

市場前を発車後は左遠方に晴海地区を見て北東へ走り、右前方に円形の建物(新豊洲変電所)が見えてくると新豊洲に着きます。

  
  

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新豊洲を発車後は左へ右へカーブして開発途上の市街地へ入ると終点の豊洲に到着します。

  
  

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豊洲駅にて2006年撮影。東京メトロ有楽町線と乗換可能です。
駅周辺は新しい市街地になっていますが、未開発の区画も残っています。
尚、線路の終端部は左へカーブしていますが、この先晴海地区を経由して勝どきへ至る延伸計画が存在しています。延伸が実現するかどうかは不透明です。

  

  

乗り鉄の注意点  

『ゆりかもめ』では各駅停車のみの運転で、早朝・深夜とラッシュ時に車両基地のある有明発着の電車が一部設定されている他は全て新橋~豊洲の全線通し系統です。

  

データイムは毎時12本運転で、概ね5分間隔です。平日朝夕ラッシュ時は増発され、土休日夕方にも若干増発される反面、早朝と深夜は減便となります。
また、東京湾大華火祭の時や東京ビッグサイト・台場地区でのイベント開催時は臨時列車が設定されたり、特別ダイヤが組まれる場合があります。尚、東京湾大華火祭開催時、一定の時間豊洲地区が立入禁止区域となるため、市場前と新豊洲の両駅が一時閉鎖となるのでご注意を。

  

使用車両は、開業時からの7000系6連が主力でしたが、2014年より後継の7300系が導入され、順次7000系を置き換えていく予定です。

  

新橋からの所要時間は、台場まで15分、国際展示場正門まで22分、有明まで25分、豊洲まで32分です。
新橋から豊洲までは、JR山手線・京浜東北線と東京メトロ有楽町線の乗り継ぎの方が安くて速いです…。

  

『ゆりかもめ』では、『 PASMO 』『Suica』などの交通系ICカードを利用できます。
また、一日乗車券(大人820円、小人410円。当日発売のみ)もあり、何度も乗り降りする場合はお得です。
(参考:新橋~豊洲の大人片道運賃は380円ですが、IC運賃は381円なので要注意です。尚、380円区間のみIC運賃の方が割高で、それ以外の運賃帯ではIC運賃の方が割安です。)

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線
新橋駅   JR東日本:東海道本線、<山手線>、<京浜東北線>、<横須賀線>  
新橋駅   東京メトロ:銀座線。都営地下鉄:浅草線【都営浅草線】  
汐留駅   都営地下鉄:大江戸線【都営大江戸線】  
お台場海浜公園駅   東京臨海高速鉄道:りんかい線 (東京テレポート駅まで徒歩10分)  
青海駅   東京臨海高速鉄道:りんかい線 (東京テレポート駅まで徒歩12分)  
有明駅   東京臨海高速鉄道:りんかい線 (国際展示場駅まで徒歩5分)  
豊洲駅   東京メトロ:有楽町線  
  
(参考:Wikipedia)