横浜駅にて。11000系電車です。
今回は、横浜を拠点に2路線(本線・いずみ野線)を営業している大手私鉄・相模鉄道(略称:相鉄「そうてつ」)の路線で、横浜と海老名を結ぶ、
本線(通称:相鉄本線)を紹介します。
本線(通称:相鉄本線)を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
相模鉄道:本線 | 横浜~海老名 | 24.6km | 全線複線・直流1,500V電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2004年5月 |
撮影時 | 2013年4月 |
相鉄の横浜駅はJR駅の西口側にあります。巨大な駅ビルは「相鉄ジョイナス」と呼ばれています。
駅周辺は繁華街で、駅も駅前も多くの人で賑わっています。
駅周辺は繁華街で、駅も駅前も多くの人で賑わっています。
横浜駅は相鉄ジョイナスの2階部分にあり、頭端式ホーム4面3線の高架駅です。1階と2階に改札があります。
横浜を発車すると市街地の中を東海道線・横須賀線と南西へと並走し、平沼橋、西横浜と進みます。西横浜を発車後は神奈川県・横浜市西区から保土ヶ谷区へと変わり、右へカーブしてJR線と分かれます。その後は住宅街へと入り、天王町に着きます。天王町を発車後は帷子川に沿って住宅街を北西へと走り、保土ケ谷区役所最寄りの星川に着きます。
快速停車駅の星川駅にて。駅周辺は市街地になっています。
現在、西横浜~和田町では連続立体交差事業の工事が行われていて、天王町駅と星川駅は高架駅になる予定です。
現在、西横浜~和田町では連続立体交差事業の工事が行われていて、天王町駅と星川駅は高架駅になる予定です。
星川を発車後は横浜新道をアンダーパスして和田町、そして帷子川を渡り上星川と進みます。
上星川を発車後はシェルターに覆われた東海道貨物線をアンダーパスして丘陵に挟まれた住宅地の中を北西へと進み、左へカーブすると西谷に到着します。駅の真上には東海道新幹線が通っています。
上星川を発車後はシェルターに覆われた東海道貨物線をアンダーパスして丘陵に挟まれた住宅地の中を北西へと進み、左へカーブすると西谷に到着します。駅の真上には東海道新幹線が通っています。
上星川~西谷にて2013年4月撮影。
西谷駅付近では神奈川東部方面線の工事が行われています。完成後は羽沢でJR東海道貨物線、さらに日吉で東急目黒線と接続されて、相鉄線から東京方面へのルートが新設される予定です。2018年度以降に開業予定です⇒JR方は2019年に相鉄・JR直通線として開業し、東急方は2023年に相鉄・東急直通線として開業予定です。
西谷を発車すると帷子川を渡り、旭区へと変わると起伏に富んだ地形に広がる住宅地の中を走ります。そして左へカーブすると鶴ヶ峰に着きます。
鶴ヶ峰を発車後は住宅地を南西へ走り、国道16号保土ヶ谷バイパスをアンダーパスすると、いずみ野線との分岐駅である二俣川に到着します。
特急停車駅の二俣川駅にて。いずみ野線は当駅で分岐します。
二俣川を発車すると右へカーブして、いずみ野線が同時にオーバーパスして左へ分かれます。その後は住宅地の中を西へ走り、希望ヶ丘に着きます。希望ヶ丘を発車後は右へカーブして北西へと針路を変え、今度は左へカーブすると瀬谷区へと変わり、三ッ境に着きます。三ッ境を発車後はさらに左へカーブして西へ針路を変え、引き続き住宅地の中を走ると瀬谷に着きます。
瀬谷駅にて。相鉄本線における横浜市内最終となる駅です。神奈川東部方面線の関連で、島式ホーム2面4線化されました。
瀬谷を発車後は境川を渡って大和市へと変わります。
そして地下区間へ入ると市街地にある大和に到着します。
大和駅にて。
大和を発車すると地上へ出て、ほどなくすると南側に広がる海上自衛隊厚木航空基地(厚木飛行場)と北側に広がる畑との間を西へ走ります。
そして東名高速道路をオーバーパスすると住宅地へと入り、北側に留置線の広がる相模大塚に着きます。
相模大塚を発車後は左側から接近してきた厚木飛行場へ続く専用線跡と合流し、海老名市へと変わると「さがみ野」に着きます。さがみ野を発車後は座間市へと変わり、左へカーブして引き続き住宅地の中を南西へ走ります。その後は海老名市へと戻り、大塚本町駅跡を利用した「かしわ台」駅東口を通過してしばらく進むと「かしわ台」に着きます。
かしわ台を発車すると右手に「かしわ台車両センター」を見ながら走ります。
かしわ台を発車すると右手に「かしわ台車両センター」を見ながら走ります。
その後は右手に目久尻川の谷や対岸の丘陵に広がる住宅地などを見ながら走ります。
そして目久尻川を渡ると右へカーブして住宅地を走り、旅客営業をしていない厚木線との分岐点である相模国分信号所を通過します。その後は左へカーブして厚木線と分かれ、勾配を下りると今度は右側から接近してきた小田急小田原線に寄り添い、市街地へ入ると終点の海老名に到着します。
海老名駅は頭端式ホーム1面2線の構造で、小田急線のホームに隣接しています。
尚、小田急本厚木駅まで相鉄電車の乗り入れ構想がありますが、実現の可能性は低そうです。
尚、小田急本厚木駅まで相鉄電車の乗り入れ構想がありますが、実現の可能性は低そうです。
海老名駅は相鉄が地平駅舎、小田急とJRが橋上駅舎となっています。
駅前には大型商業施設が複数あり、多くの人で賑わっています。
駅前には大型商業施設が複数あり、多くの人で賑わっています。
相鉄本線では各駅停車の他に特急・急行・快速といった優等種別が運転されています。
特急は2014年4月改正より新設され、横浜~海老名、横浜~いずみ野線の湘南台の全区間で通過運転を行います。データイムのみ各系統毎時2本の運転です。
急行は2014年4月改正までの主力種別でしたが、改正以降は朝と夕方以降のみの運転となっています。横浜~二俣川が通過運転で、以西は各駅に停車します。横浜~海老名(一部は大和止まり)の運転で、概ね毎時6本、ラッシュ時はより多く設定されています。
快速は長らく「いずみ野線」直通列車の優等種別でしたが、2014年4月改正からは本線の横浜~海老名の系統にもデータイムのみ設定されました。毎時4本の運転で、横浜・星川・鶴ヶ峰に停車し、以西は各停になります。いずみ野線直通の快速は朝と夕方以降の運転に変更されました。
各停ですが、以前の昼間帯は横浜~二俣川の区間運転でしたが、2014年4月改正以後は横浜~海老名で毎時2本、横浜~湘南台で毎時4本の運転に改められました。ラッシュ時は増発されます。ラッシュ時や早朝・深夜には前述の系統の他に二俣川・大和・かしわ台を始発・終着とする列車も一部設定されています。
使用車両はすべて8両編成または10両編成で、全系列が使用されています。中でも新7000系(7755Fのみ)、8000系、9000系では編成中2両(5号車と8号車)がセミクロスシートとなっています。
特急での所要時間は、二俣川まで12分、大和まで19分、海老名まで26分です。ちなみに各駅停車ですと横浜~海老名で44分を要します。
乗換駅 | 乗換路線 |
横浜駅 | JR東日本:東海道本線、<横須賀線>、<湘南新宿ライン> |
横浜駅 | JR東日本:<京浜東北線>、根岸線、(横浜線列車)、(武蔵野南線列車) |
横浜駅 | 東京急行電鉄:東横線。横浜高速鉄道:みなとみらい21線【みなとみらい線】 |
横浜駅 | 京浜急行電鉄:本線(品川方面、浦賀方面)。横浜市営地下鉄:ブルーライン(3号線) |
西谷駅 二俣川駅 |
相模鉄道:相鉄新横浜線 【相鉄・JR直通線】 相模鉄道:いずみ野線 |
大和駅 | 小田急電鉄:江ノ島線 |
(相模国分信号所) | (相模鉄道:厚木線<事業用>) |
海老名駅 | 小田急電鉄:小田原線。JR東日本:相模線 |
(参考:Wikipedia)