武蔵野線(その1・貨物線の武蔵野南線【鶴見~府中本町】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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鎌倉駅にて2012年10月撮影。
当時、武蔵野南線を走る臨時快速『ホリデー快速鎌倉』で使用されていた183系(大宮車)です。

 

今回より3度に分けて、山手貨物線のバイパス線として東京都心部を避けて建設されたものの、
現在は大半の区間で旅客営業も行っている武蔵野線を紹介していきます。

 

第1回目は、所期の目的通りに現在も実質的に貨物専用線として運行が続いている鶴見~府中本町の通称・武蔵野南線を紹介します。
(旅客列車は臨時列車のみ運行)

 

尚、本文は鶴見~府中本町の順で紹介しますが、実際に乗車したのは『ホリデー快速鎌倉』の府中本町方面→鶴見方面なので、写真の向きが進行方向と反対になっていますが、どうかご容赦下さいませm(_)m
また、今回は旅客列車を中心に紹介していきますので、横浜~鶴見(武蔵野南線の列車は横須賀線の線路を走行)も取り扱います。


 

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(Mapion地図を使用)  

  
  

路線名  区間・営業キロ  備考 
JR東日本:武蔵野線  鶴見~西船橋(100.6km)  鶴見~府中本町は貨物線 

  

  

今回紹介の区間  

区間  営業キロ  備考  
鶴見~府中本町  28.8km  全線複線。直流1,500V電化  

  

  

踏破達成時   2004年5月  
撮影時   2012年10月  

  

  

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横浜駅にて。武蔵野南線を走行する旅客列車は横須賀線・湘南新宿ラインが停車する9番線・10番線より発着します。


 

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横浜を発車すると横須賀線が走行する線路(正式には東海道本線の線増区間)を東京方へ進み、ホームのない鶴見駅は通過となります。

 

鶴見を通過すると東海道貨物線、東海道本線、京浜東北線、品鶴線(横須賀線・湘南新宿ライン)と並走して市街地を走ります。鶴見川を渡ると左へカーブして東海道貨物線、東海道線、京浜東北線と分かれ、続いて品鶴線をアンダーパスして品鶴線が右側を並走する形で住宅街の中を北北西へ走ります。やがて品鶴線が一時的に高架になると右側から尻手短絡線(南武線支線)が合流して神奈川県・横浜市鶴見区から川崎市幸区へと変わり、新鶴見信号場へと差し掛かります。


 

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(横須賀線列車より撮影)現在は再開発が進行している新鶴見操車場跡地やJR貨物の新鶴見機関区を見ながら走ると、横須賀線・新川崎駅の傍らを通過します。


 

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(横須賀線列車より撮影)その後も右手に品鶴線、左手に側線を見ながら住宅街の中を北北西へと走り、中原区へ変わると側線がほぼ収束し、東海道新幹線が左側から接近してくると地下トンネルへと入ります。

 

トンネルに入ると左へカーブして武蔵小杉駅の地下を通り、進行方向を西へ変えて一時的に南武線と並走する形で走ります。やがて南武線が北へ離れると住宅街の地下を引き続き西へ進み、高津区へと変わると丘陵地の地下を走るようになります。


 

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宮前区へと変わり、第三京浜道路と交差した後は右へカーブして地上へ出て、右手に梶ヶ谷貨物ターミナル駅を見ながら住宅街の中を走ります。

 

梶ヶ谷貨物ターミナル駅を通過した後は国道246号をアンダーパスして再びトンネルへと入り、地上を走る東急田園都市線(宮崎台駅付近)と交差します。丘陵に広がる住宅街の地下をトンネルで北西へと走り、東名高速道路と交差してしばらくすると川崎国際生田緑地ゴルフ場の地下を通って多摩区へ変わります。その後は住宅街の地下を左へカーブしながら走り、小田急小田原線(生田駅付近)と交差すると雑木林の地下も走るようになります。やがて麻生区へと変わると「よみうりランド」の南西側をかすめるように右へカーブしながら走ると東京都稲城市へと変わり、山間部の地下を走ると地上へ出ます。


 

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その後は右手に京王相模原線をオーバーパスしますが、右側に稲城駅が見えます。


 

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そして三沢川を渡るとトンネルに入り、新興住宅地の地下を走ります。

 

やがて山の地下を走るようになると右へカーブして進行方向を北に変えます。


 

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トンネルを出ると右側から南武線が寄り添い、


 

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一緒に多摩川を渡って府中市に変わります。


 

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その後は住宅街の中を左へカーブしながら走り、南武線の下り線をオーバーパスして南武線の上下線間を走るようになります。右手前方には東京競馬場のスタンドを見ることができます。


 

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(鶴見方面行き列車より撮影。画質悪し)そして今度は右へカーブしながら中央自動車道をアンダーパスすると、ほどなくして府中本町を通過します。
武蔵野南線の列車はホームのない本線を通過します。

  

  
乗り鉄の注意点  

武蔵野南線は原則として貨物列車専用の路線ですが、旅客列車も一部の土休日を中心に臨時列車として少数が運転されています。
有名なのが快速『ホリデー快速鎌倉(南越谷~鎌倉)』や急行『ぶらり鎌倉号(いわき~鎌倉)』で、鎌倉行きは午前中に武蔵野南線を通過するので車窓風景を眺めることが可能です(ぶらり鎌倉号は全席指定です)。しかし、鎌倉発の列車は夕方以降に運行されるため、夏場を除いて武蔵野南線を通過するのは夜間となっていしまいます…。

 

また、これらの旅客列車は運転日が限られているので乗車される際は事前に時刻表やJR東日本のホームページで運転日を確認して下さい!

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
(横浜駅)   JR東日本:東海道本線、<横須賀線>、<湘南新宿ライン>  
(横浜駅)   JR東日本:<京浜東北線>、根岸線、(横浜線列車)  
(横浜駅)   京浜急行電鉄:本線 (品川方面浦賀方面)  
(横浜駅)   東京急行電鉄:東横線。横浜高速鉄道:みなとみらい21線【みなとみらい線】  
(横浜駅)   相模鉄道:本線【相鉄本線】横浜市営地下鉄:ブルーライン(3号線)  
(鶴見)   JR東日本:東海道貨物線、<相鉄・JR直通線>    
(新鶴見)   JR東日本:品鶴線( <横須賀線>、<湘南新宿ライン> )  
府中本町駅   JR東日本:武蔵野線(西船橋方面)南武線  
  
(参考:Wikipedia)