![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e5/37/j/o0550041214425320517.jpg?caw=800)
東京への通勤路線であると同時に箱根への観光路線でもある小田急電鉄小田原線シリーズの第2回目は、ローカルムードも出てくる神奈川県内区間、
相模大野~小田原です。
相模大野~小田原です。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/97/d6/p/o0640048014425320538.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ |
小田急電鉄:小田原線 | 新宿~小田原 | 82.5km |
今回紹介の区間
区間 | 営業キロ | 備考 |
相模大野~小田原 | 50.2km | 全区間複線・直流1,500V電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2005年12月 |
撮影時 | 2009年12月ほか |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/75/5a/j/o0550041214425320573.jpg?caw=800)
一部の特急を除く殆どの列車が停車し、駅は乗降客や江ノ島線との乗換客で賑わっています。
また、駅周辺には商業施設が多く、地元では「相模」を略して「大野」と呼ばれているそうです。
相模大野を発車するとすぐに相模大野分岐点へと差し掛かり、江ノ島線が左へ分岐します。そして左手に大野総合車両所を見た後は住宅街の中を南東へ走り、小田急相模原に着きます。小田急相模原を発車後は神奈川県・相模原市南区から座間市へと変わり、起伏のある住宅地の中を走ると相武台前に着きます。駅東側には旧・相武台工場の名残である留置線が複数あります。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/c6/19/j/o0550041214425320587.jpg?caw=800)
相武台前を発車後は起伏が激しくなり、左へカーブしながら丘陵地を走ると市街地へ入り、座間に着きます。座間を発車後は住宅地の中を南下し、海老名市へと変わります。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/83/51/j/o0550041214425320598.jpg?caw=800)
海老名を発車すると高架区間になり、開発が進行しつつある田園風景を見ながら走ると右へカーブして厚木に着きます。海老名とともにJR相模線との接続駅で、「厚木」を名乗りながら海老名市内にあります。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e7/8b/j/o0550041214425320615.jpg?caw=800)
本厚木を発車すると引き続き市街地を高架で走りますが、地平へ下ると国道129号をアンダーパスして田園風景の中を走ります。そして東名高速道路をアンダーパスして住宅地へ入ると愛甲石田に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/fe/6d/j/o0550041214425320637.jpg?caw=800)
伊勢原を発車すると住宅地の中を南西へ走りますが、右手に工業団地が見えてくると田園風景を見ながら走るようになります。そして秦野市へと変わると同時に住宅地へ入り、鶴巻温泉駅に着きます。駅周辺は小さな温泉街で、旅館が数軒あります。中でも「元湯・陣屋」は将棋や囲碁の対局が数多く行われることでも有名で、宮崎駿氏の親族が女将を務めています。
鶴巻温泉駅を発車後は左へカーブし、丘陵に広がる住宅地を走ると右へカーブしながら東海大学前に着きます。東海大学湘南キャンパスは駅の南側・平塚市域にあります。
鶴巻温泉駅を発車後は左へカーブし、丘陵に広がる住宅地を走ると右へカーブしながら東海大学前に着きます。東海大学湘南キャンパスは駅の南側・平塚市域にあります。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/83/86/j/o0550041214425320651.jpg?caw=800)
秦野を発車すると畑の残る住宅地の中を西へ走り、渋沢に着きます。渋沢を発車後は第一菖蒲トンネルを潜り、トンネルを出ると四十八瀬川を渡り、以後は四十八瀬川を何度も渡りながら山間部を南南西へ走ります。短いトンネルを潜って左へカーブすると、今度は川音川の谷を走るようになり、松田町へと変わります。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/56/e8/j/o0550041214425320671.jpg?caw=800)
その後はJR御殿場線の松田駅へ通じる連絡線が右へ分岐し、すぐに御殿場線をアンダーパスすると新松田に到着します。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/66/4b/j/o0550041214425320687.jpg?caw=800)
その後は左へカーブし、左手に田園や酒匂川の堤防を見ながら住宅地の中を走ると開成に着きます。駅東側には留置線があります。開成を発車後は小田原市へと変わり、右手に足柄の山々を見ながら田園風景の中を南南東へ走ると栢山(かやま)に着きます。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/5c/f8/j/o0550041214425320705.jpg?caw=800)
富水を発車後は住宅地の中を走り、左へカーブすると螢田に着きます。螢田を発車後は小田原厚木道路をアンダーパスすると同時に右へカーブして狩川を渡り、伊豆箱根鉄道大雄山線をオーバーパスして丘陵地を抜けると足柄に着きます。尚、開成~足柄の各駅のホーム有効長は6両分しかなく、10両編成の急行は全列車通過します。
足柄を発車後は住宅地を南下し、やがて市街地へ変わると右へカーブして東海道新幹線をアンダーパスします。そして左側を走る東海道本線に寄り添うと小田急線としては終着駅である小田原に到着します。
足柄を発車後は住宅地を南下し、やがて市街地へ変わると右へカーブして東海道新幹線をアンダーパスします。そして左側を走る東海道本線に寄り添うと小田急線としては終着駅である小田原に到着します。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/ae/06/j/o0550041214425320722.jpg?caw=800)
両端の線路は小田急と箱根登山鉄道の両社間がつながっています。そして小田急側に1線、箱根登山側にも1線、行き止まり式の中線が配置されていて、これらの線路は両社内の折り返し列車が使用しています。また、快速急行以下の種別は一部の各停を除いて小田原止まりで、箱根方面へ行くには小田急車による運用の箱根湯本行き電車に乗り換える必要があります。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/be/53/j/o0550041214425320735.jpg?caw=800)
東海道本線の熱海方面や静岡県方面から在来線で東京へ向かう場合、当駅で運賃の安い小田急線に乗り換える乗客も見られます。
また、小田原市は新幹線の駅もある神奈川県西部の主要都市です。
小田急の「小田」は、もちろん「小田原」から由来していますwww
ちなみに小田急の戦前の社名(大東急になる前)は『小田原急行鉄道』でした。
小田急の「小田」は、もちろん「小田原」から由来していますwww
ちなみに小田急の戦前の社名(大東急になる前)は『小田原急行鉄道』でした。
小田原線は小田急の根幹路線であるが故に様々な種別の列車が運転されています。また、閑散区間でも本数が多いので乗り鉄の際は時刻表がなくてもさほどロスにはなりません。
特急料金の必要な特急ロマンスカーは新宿発で毎時2~3本の運転で、うち2本は『はこね』『スーパーはこね』で箱根湯本へ直通します。残り1本は小田原線内の『さがみ』が中心ですが、一部時間帯は御殿場線直通の『あさぎり』として御殿場まで乗り入れます。また、代々木上原から東京メトロ千代田線へ直通する『メトロ』シリーズも設定されています。尚、新宿駅を18時以降に発車する下り特急列車は行先に関わらず全ての列車が『ホームウェイ』として運転されます。
当該区間で運賃のみで乗車可能な優等列車は上位から順に快速急行・急行・準急・区間準急があります。快速急行は新宿~小田原で毎時1本、急行は新宿~小田原の系統が毎時3本、町田または相模大野~小田原の系統が毎時2本と、急行系が毎時6本の運転です。尚、快速急行・急行とも本厚木~新松田では各駅に停車し、町田または相模大野系統の急行は新松田~小田原でも各駅に停車します。ラッシュ時は増発され、朝と夕方以降には準急の運転もありますが、準急は今回の区間では各駅に停車します。
一方、各駅停車は新宿~本厚木の列車を中心に毎時6本の運転で、ラッシュ時は増発されます。本厚木~新松田では昼間帯の運転はほぼ設定されていませんが、朝と夕方以降は多数設定されています。本厚木~伊勢原・肌の・新松田などの区間運転列車もあります。そして新松田~小田原では昼間帯にも各停が設定されています(一部は箱根湯本まで直通運転)。
使用車両は、特急ロマンスカーがボギー車の30000形『EXE』、展望構造の7000形『LSE』、豪華仕様の50000形『VSE』、そして他社直通仕様の60000形『MSE』の4形式です。
快速急行以下は8000形、1000形、2000形、3000形、4000形の主に8両編成と10両編成ですが、一部6両編成、4両編成の列車もあります。
快速急行以下は8000形、1000形、2000形、3000形、4000形の主に8両編成と10両編成ですが、一部6両編成、4両編成の列車もあります。
新宿からの急行での大体の所要時間は、相模大野38分、本厚木56分、新松田1時間25分、小田原1時間34分です。
ちなみに特急ロマンスカーでの新宿~小田原の所要時間は、1時間15分前後です。
ちなみに特急ロマンスカーでの新宿~小田原の所要時間は、1時間15分前後です。
乗換駅 | 乗換路線 |
相模大野駅 | 小田急電鉄:小田原線(新宿方面)、江ノ島線 (分岐位置は相模大野分岐点) |
海老名駅 | 相模鉄道:本線【相鉄本線】。JR東日本:相模線 |
厚木駅 | JR東日本:相模線。相模鉄道(厚木操車場):厚木線(非旅客営業) |
本厚木駅 | 宮ヶ瀬ダムインクライン (山麓停車場まで路線バス60分+徒歩15分) |
伊勢原駅 | 大山ケーブルカー (大山ケーブル駅まで路線バス30分+徒歩15分) |
秦野駅 | 小田急電鉄:新松田駅の新宿方~JR松田駅を結ぶ連絡線 (特急『あさぎり』でのみ通過可能) |
新松田駅 | JR東海:御殿場線 (松田駅まで徒歩2分) |
小田原駅 | 箱根登山鉄道:鉄道線【平坦線】(箱根湯本駅まで一部直通運転)。 |
小田原駅 | JR東日本:東海道本線【東海道線】、<湘南新宿ライン>、<東海道貨物線> |
小田原駅 | JR東海:東海道新幹線。伊豆箱根鉄道:大雄山線 |
(参考:Wikipedia)