阿夫利神社駅にて。『おおやま』号です。
今回は、神奈川県伊勢原市、丹沢山地の南東部にある大山を登る大山観光電鉄のケーブルカー路線で、大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)への参詣や大山・ヤビツ峠への登山などで利用されている
大山ケーブルカー(正式名称:大山鋼索線)を紹介します。
大山ケーブルカー(正式名称:大山鋼索線)を紹介します。
尚、私が訪問したのは2005年と古く、車両こそ現在と同じですが、駅名は2008年の改称以前のものが写っています。ご了承下さい。
(Yahoo!地図を使用)
区間 | 全長 | 高低差 | 方式 |
大山ケーブル~阿夫利神社 | 0.8km | 278m | ケーブルカー |
訪問・撮影時 | 2005年12月 |
山麓駅に相当する大山ケーブル駅(旧・追分駅)にて。
大山ケーブル駅へは小田急小田原線・伊勢原駅北口から神奈中バス10系統に乗って約30分、終点の大山ケーブルバス停にて下車後、上りが続く「こま参道」を歩き10分~15分で着きます。
大山ケーブル駅へは小田急小田原線・伊勢原駅北口から神奈中バス10系統に乗って約30分、終点の大山ケーブルバス停にて下車後、上りが続く「こま参道」を歩き10分~15分で着きます。
大山ケーブル駅にて。駅のすぐ上にはトンネルが見えます。
大山ケーブルカーの車両は緑色の『おおやま』号と、赤色の『たんざわ』号の2両です。
2005年にリニューアルが行われ、現在の姿になりました。
大山ケーブルカーの車両は緑色の『おおやま』号と、赤色の『たんざわ』号の2両です。
2005年にリニューアルが行われ、現在の姿になりました。
大山ケーブル駅を発車しました。大山ケーブル駅はケーブルカーの駅にしては簡素な構造です。
発車後は短いトンネルを抜けて急勾配を登ります。山麓方には「こま参道」を望めます。
そして線路が2方向に分かれると大山寺駅に着きます。
そして線路が2方向に分かれると大山寺駅に着きます。
大山寺駅(旧・不動前駅)にて。中間地点に駅が設置されていますが、これは日本唯一ではないでしょうか?
ケーブルカーの線路を踏切で渡るのは危ないので、跨線橋が設置されています。
(近鉄生駒鋼索線【宝山寺線】には踏切が設置されています)
ケーブルカーの線路を踏切で渡るのは危ないので、跨線橋が設置されています。
(近鉄生駒鋼索線【宝山寺線】には踏切が設置されています)
こちらは大山寺駅を山麓方から見た写真です。急勾配上に駅があることが分かります。
大山寺駅を発車後は分岐した線路が合流し、短いトンネルを抜けてさらに急勾配を上ります。
そして大山ケーブル駅を出て約6分、間もなく山頂駅に相当する阿夫利神社駅(旧:下社駅)に到着します。
阿夫利神社駅にて。断崖に駅が設置されています。
地形の関係でホームは1面のみとなっていて、乗降分離がなされている路線が多いケーブルカーでは珍しいです。
また、駅には展望台があります。
地形の関係でホームは1面のみとなっていて、乗降分離がなされている路線が多いケーブルカーでは珍しいです。
また、駅には展望台があります。
その展望台から山麓方を望む。遠方には伊勢原市街(?)を望めます。
条件が良かったら相模湾も望めるかもしれません。
条件が良かったら相模湾も望めるかもしれません。
阿夫利神社駅の近くには大山阿夫利神社下社があり、多くの参拝客で賑わっています。
また、大山山頂には大山阿夫利神社本社があります。
また、大山山頂には大山阿夫利神社本社があります。
営業期間 | 通年。 |
営業時間 | 9:00~16:30(平日)、9:00~17:00(土休日)。(両終端駅基準) |
運転間隔 | 20分間隔。多客時は臨時便が増発されます。 |
所要時間 | 大山ケーブル(2分)大山寺(2分)阿夫利神社。大山寺までは2分、全線通しは6分。 |
全線運賃 | 片道大人450円(小人230円)、往復大人850円(小人430円)。 |
区間運賃 | 両端駅~大山寺駅:片道大人250円(小人130円)、往復大人470円(小人240円)。 |
公共交通機関:小田急電鉄:小田原線の伊勢原駅北口より神奈川中央交通(神奈中)バス・10系統で約30分、終点の大山ケーブル下車(運賃300円)。大山ケーブル駅まで「こま参道」を通り徒歩15分(上りが続きます)。
マイカー:東名高速道路・厚木ICまたは秦野中井ICより国道246号線など利用で約40分、大山ケーブルバス停近くの伊勢原市営第2駐車場(普通車600円、駐車台数は少ないです!)より大山ケーブル駅まで「こま参道」を通り徒歩15分(上りが続きます)。
(参考:大山観光電鉄のHP、Wikipedia)