総武本線(その1【総武快速線】・東京~千葉) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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千葉駅にて。E217系電車です。
  
今回より2回にわたり、東京から千葉を経て房総半島の東端に位置する銚子までを結ぶ
総武本線を紹介していきます。
第1回目は、快速電車をはじめ特急『成田エクスプレス』『しおさい』などが走る
総武快速線(総武線快速。東京~千葉)を紹介します。
  
  
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(Yahoo!地図を使用)  
  

  

 路線名  区間・営業キロ  備考
 JR東日本: 総武本線  東京~銚子  
 (145.4km)  
  御茶ノ水~錦糸町は別項で紹介予定 
  
  
==== 今回紹介の区間 ====   
 区間  営業キロ  備考
 東京~千葉  39.2km  (※1)複線・複々線混在。
         直流1,500V電化。

(※1)総武快速線としては全線複線。錦糸町~千葉(34.4km)は複々線区間。

  
  
 踏破達成時  2001年8月
 撮影時  2011年~2013年
  
  
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東京駅は丸の内側の地下深くに設置されています。
島式ホーム2面4線で、東海道本線の別線(横須賀線列車が走行)と直通運転できる構造です。
特急『成田エクスプレス』は東京駅で分割・併合が行われています。
  
東京を発車すると山手線・東北新幹線などの高架橋の西側を北上します。そして右へカーブして山手線や新幹線などを潜り、続けて日本橋川を潜ると東京都千代田区から中央区へと変わります。その後は市街地を通る江戸通りの地下を北東へ進み、新日本橋に着きます。駅の南側に三越日本橋本店や三越前駅があります。新日本橋を発車後も江戸通りの地下を、やや左へカーブしながら北東へ走り、馬喰町(ばくろちょう)に着きます。
  
  
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地下駅の馬喰町駅にて。青函トンネルが開通するまでは国鉄~JRで最も低い位置にある駅でした。
   
馬喰町を発車後は右へカーブしながら江戸通りを離れ、神田川を渡ると台東区へと変わります。しかし、その後すぐに隅田川を潜り、墨田区へと変わります。そして両国駅と両国国技館の間を東へ走り、地下から地上へと出るのですが、両国には快速線の駅が設置されていません。これは隅田川を潜って一気に高架へと登る線形が影響して、急勾配区間にホームが設置できなかったからです。前述のように地上へ上がると一気に高架線となり、中央・総武緩行線(緩行線)の北側を線路別複々線の形で市街地の中を並走するようになります。そして左側車窓ではビルの合間から東京スカイツリーを見ながら走り、繁華街にある錦糸町(きんしちょう)に到着します。
   
   
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錦糸町駅にて。留置線やビル街越しに東京スカイツリーを望めます。
  
錦糸町を発車すると市街地を高架区間で東へ進み、亀戸駅付近で貨物線の越中島支線が右側から合流します。そして越中島支線は緩行線と快速線をオーバーパスして北側へ出て、5線区間となり左へカーブします。その後は旧中川を渡り江戸川区へと変わります。
  
  
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そして平井駅を過ぎると荒川を渡って葛飾区へと変わり、さらに中川を渡ると市街地を北東へ走り、新小岩に着きます。
  
  
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新小岩を発車後は地平へ下りますが、すぐに貨物線に側線が広がり、新小岩貨物駅を通過します。
  
そして江戸川区へ戻ると常磐線へ向かう新金貨物線が左へ分かれ、高架区間になって新中川を渡ります。その後は前述の両貨物線の書類上の起点駅である小岩駅を通過すると大きく右へカーブして南東へ走るようになり、江戸川を渡って千葉県市川市へと変わると市街地を進み、市川に到着します。
  
  
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小岩~市川にて。錦糸町~千葉では34.4kmにわたり中央・総武緩行線と並走します。
  
  
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(下総中山駅付近にて撮影)市川を発車すると住宅街の中を高架区間で南東へ走り、本八幡駅、船橋市へと変わり下総中山駅を通過して、地平へ下りて西船橋駅も通過します。
西船橋駅には快速線にもホームを設置するスペースがありますが、仮にホームを設置して快速停車駅にすると、混雑路線として名をはせている東京メトロ東西線の混雑に拍車がかかることが予測されるため、などの理由で停車駅化が見送られているようです(参考:Wikipedia)。
西船橋駅を通過すると住宅街の中をしばらく地平で走り、カーブを重ねて京成本線をアンダーパスすると高架区間になり、市街地へ入って船橋に到着します。
  
船橋を発車すると海老川を渡り、やがて地平区間となり丘陵地に広がる住宅街の中を東へ進みます。東船橋駅を過ぎると右へカーブして掘割区間を通過し、やがて習志野運輸区(車両基地)からの回送線が緩行線と合流すると習志野市へと変わり、市街地にある津田沼に到着します。
  
  
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津田沼駅にて。ラッシュ時を中心に津田沼始発・終着となる快速が多数設定されています。
  
津田沼を発車してしばらくすると新京成電鉄線をアンダーパスし、住宅街を南東へ走ります。やがて右側から京成千葉線が寄り添うとすぐに京成本線をアンダーパスし、右手に広大な畑を見ながら走りますが、遠くには幕張新都心も望めます。
  
  
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その後は快速線の上下線が大きく開き、幕張車両センターを挟み込むようにして走り、千葉市花見川区へと変わって幕張本郷駅を通過し、京葉道路をアンダーパスします。
  
そして、延々と続いていた車両基地は途切れ、上下線が接近すると京成千葉線が離れ、幕張駅を通過します。その後は花見川を渡り、住宅街の中を左へカーブしながら走ると新検見川を通過し、今度は右へカーブすると稲毛区へと変わります。そして東関東自動車道をアンダーパスした後は住宅街の中を高架区間で南東へ走るようになり、稲毛に着きます。
  
  
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稲毛を発車後も住宅街の中を南東へ走ります。
  
中央区へと変わって西千葉を通過する頃に快速線から外房線・内房線へ直通する線路が分かれ、快速線の上り線をオーバーパスします。その後は市街地へと入り、(銚子・成田方面へ続く線路は)左にカーブしている構造の千葉に到着します。
  
  
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千葉駅は島式ホーム5面10線ですが、銚子方(総武本線・成田線方面)と安房鴨川方(外房線・内房線方面)が二又になっています(写真は銚子方のホーム)。
総武快速線の列車は千葉止まりも多いですが総武本線~成田線、外房線や内房線へ直通する列車も多いため、発着番線が固定できずに利用者からすればややこしいです。
  
  
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千葉駅は千葉市・そして千葉県を代表する駅で規模が大きく、駅の真上に千葉都市モノレールの千葉駅があります。
しかし、JR線同士の乗換人員を除いた乗車人員は船橋駅、西船橋駅、柏駅を下回っています…。
  
(つづく)  
  
  
==== 乗り鉄の注意点 ====  
総武快速線では横浜方面・新宿方面~成田空港の特急『成田エクスプレス』が毎時1~2本、東京~佐倉・成東・銚子の特急『しおさい』が概ね2時間に1本(ラッシュ時は順方向に毎時約1本に増発)、東京~佐原の特急『あやめ』がラッシュの順方向に上下2本ずつ運転されています。さらに、中央線の特急『あずさ』も千葉~松本で1往復運転されています(錦糸町以西は緩行線経由)。尚、『成田エクスプレス』は朝方の上り、夜間の下りを除いて千葉を通過するので要注意です。
  
また、快速列車が多数運転されていて、横須賀線直通または東京~津田沼・千葉を基本に一部は千葉方で佐倉、成東、成田、成田空港(エアポート成田)、鹿島神宮、君津、上総一ノ宮まで足を延ばします。さらに、ラッシュ時は停車駅を絞った通勤快速やホームライナー(一部は新宿から緩行線経由)も運転されています。
快速の停車駅は東京、新日本橋、馬喰町、錦糸町、新小岩、市川、船橋、津田沼、稲毛、千葉です。
東京~錦糸町は各駅に停車します。本八幡や西船橋など乗降客が多くても通過する駅があるので、注意が必要です。
錦糸町~千葉では緩行線が完全並走していますが、同一ホームで乗換できる駅がないので不便です。
  
快速は、昼間帯には毎時5~6本が運転されています。ラッシュ時は相当数が増発され、ピーク時は3~4分間隔になりますが、津田沼発着系統が多いのが特徴です。
  
快速の使用車両はE217系の11両編成または15両編成で、全列車2階建てグリーン車を連結しています。
尚、15両編成の場合、グリーン車の連結位置が東海道線など他線区と違うので注意が必要です(15両編成の場合、中央よりやや千葉方になります)。
  
東京からの快速での所要時間は、錦糸町8分、船橋23分、津田沼27分、千葉38分です。
途中で特急を待避する列車もあり、列車によって所要時間にばらつきがあります。
  

  
==== のりかえ ====   

 乗換駅  乗換路線
 東京  JR東日本:<横須賀線>(直通運転)東海道本線中央線快速京葉線 
 JR東日本:<山手線(上野方面品川方面) >
 JR東日本:<京浜東北線(大宮方面【北行】大船方面【南行】)>
 JR東日本:東北新幹線。JR東海:東海道新幹線
 JR東日本:<上野東京ライン>
 東京メトロ:丸ノ内線東西線(大手町駅まで徒歩10分)
 新日本橋  東京メトロ(三越前駅):銀座線半蔵門線
 馬喰町  都営地下鉄:新宿線(馬喰横山駅まで徒歩5分)
 都営地下鉄:浅草線(東日本橋駅まで徒歩10分)
 錦糸町  JR東日本:<中央・総武緩行線>。東京メトロ:半蔵門線
 新小岩  JR東日本:<中央・総武緩行線>
 市川  JR東日本:<中央・総武緩行線>
 船橋  JR東日本:<中央・総武緩行線>。東武鉄道:野田線【東武アーバンパークライン】
 京成電鉄:本線(京成船橋駅まで徒歩5分)
 津田沼  JR東日本:<中央・総武緩行線>
 新京成電鉄:新京成線(新津田沼駅まで徒歩7分)
 稲毛  JR東日本:<中央・総武緩行線>
 千葉  JR東日本:総武本線(銚子方面)、<中央・総武緩行線>、(成田線列車)
 JR東日本:外房線、(内房線列車)
 千葉都市モノレール:1号線2号線
 京成電鉄(京成千葉駅まで徒歩5分):千葉線、(千原線列車)
  
(参考:Wikipedia)