高根木戸駅にて。8900形電車です。
今回は、千葉県西部は東葛地域の台地上を蛇行しながら走る通勤・通学路線であるとともに、地域の生活の足としても活躍している
新京成電鉄新京成線を紹介します。
新京成電鉄新京成線を紹介します。
名前から分かるとおり、新京成電鉄は京成電鉄の子会社で、
そして東日本では唯一、準大手私鉄に分類されています。
そして東日本では唯一、準大手私鉄に分類されています。
また、新京成線は下の地図からも、かなり蛇行している路線形態なのが分かります。
これは、当路線の多くの区間が元々は旧日本陸軍鉄道連隊が演習用に敷設した線路で、戦後になって京成電鉄に払い下げられた経緯があったからです。演習線は、さまざまな線形の線路を敷いて演習する必要があったため蛇行していたようですが、払い下げ後に幾らか直線化されたそうです。
これは、当路線の多くの区間が元々は旧日本陸軍鉄道連隊が演習用に敷設した線路で、戦後になって京成電鉄に払い下げられた経緯があったからです。演習線は、さまざまな線形の線路を敷いて演習する必要があったため蛇行していたようですが、払い下げ後に幾らか直線化されたそうです。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
新京成電鉄:新京成線 | 松戸~京成津田沼 | 26.5km | (※1) |
(※)新津田沼~京成津田沼(1.2km)のみ単線区間。
(※)軌間1,435mm。
踏破達成時 | 2002年8月 |
撮影時 | 2011年5月 |
起点の松戸駅はJR常磐線のホームと隣接していて、新京成線の番線はJRからの連番で、7番線、8番線となっています。
島式ホーム1面2線で、終端側には車止めがあります。
写真の車両は8800形電車で、新京成の車両形式は全て「8」から始まっています。
島式ホーム1面2線で、終端側には車止めがあります。
写真の車両は8800形電車で、新京成の車両形式は全て「8」から始まっています。
松戸を発車するとすぐに勾配を上りながら右へカーブして常磐線と分かれます。その後は住宅街の中を上本郷、松戸新田、みのり台と蛇行しながら東へ進み、武蔵野線との乗換駅である八柱(やばしら)に到着します。
八柱駅にて。住宅街にあります。武蔵野線との乗換駅で、乗降客が多いです。
八柱を発車すると、左手に21世紀の森と広場を見ながら北へ迂回するように進みます。その後は車窓左側を中心にに畑も少々残っている住宅地を常盤平、そして針路を南へ変えて五香(ごこう)と進みます。そして元山を過ぎると千葉県松戸市から鎌ケ谷市へと変わり、右手に陸上自衛隊松戸駐屯地を見ながら走ると、運転上の拠点駅であるくぬぎ山に到着します。
くぬぎ山を発車すると左へカーブして東へ針路を変え、畑が広がる風景の中を、右手にくぬぎ山車両基地を見ながら走ります。
やがて右側から接近してきた北総鉄道北総線・京成電鉄成田スカイアクセス線をアンダーパスすると、北初富に着きます。かつては当駅から北総線への連絡線が延びていて、1979年~1992年の間は北総開発鉄道(当時)及び住宅・都市整備公団線(当時)と新京成線の松戸方面で相互直通運転を実施していました。
北初富を発車後は高架の北総・京成線と並走しながら地平を走り、北総線をはじめ、京成成田スカイアクセス線と東武野田線にも乗換可能な新鎌ヶ谷に到着します。当駅は地平駅ですが、現在はくぬぎ山~鎌ヶ谷大仏間に於いて、当駅を含めて高架化工事中です。
新鎌ヶ谷を発車するとすぐに右へ急カーブして南へ針路を変えて初富着、その後は南東へ針路を変えて住宅地を走り、駅の北側すぐの墓地内に大仏がある鎌ヶ谷大仏に着きます。
鎌ヶ谷大仏を発車後は船橋市へと変わり、駅周辺に住宅団地も見られる二和向台(ふたわむこうだい)を過ぎると南へ針路を変えて三咲に着きます。
三咲を発車後は畑の残る風景の中を走りますが、滝不動を過ぎて南東へ針路を変えると住宅団地内へと入り、高根公団に着きます。
鎌ヶ谷大仏を発車後は船橋市へと変わり、駅周辺に住宅団地も見られる二和向台(ふたわむこうだい)を過ぎると南へ針路を変えて三咲に着きます。
三咲を発車後は畑の残る風景の中を走りますが、滝不動を過ぎて南東へ針路を変えると住宅団地内へと入り、高根公団に着きます。
滝不動~高根公団にて。畑の中を走ります。
高根公団を発車後も住宅地を走り高根木戸、そして東葉高速鉄道線との乗換駅である北習志野に到着します。ちなみに駅は習志野市ではなく船橋市にありますが、船橋市、習志野市、八千代市にまたがるこの付近一帯の地名が「習志野」で、習志野市の誕生以前より「習志野」の地名が使われています。
北習志野を発車すると南南西へと針路を変えて、住宅街の中を習志野、薬園台、前原と進み、市街地へ入ると左へ急カーブして習志野市へと変わり、ビルの合間にある新津田沼に到着します。JRの津田沼駅へは市街地を歩いて5~6分です。また、駅前は商業施設が集積していて、多くの人で賑わっています。
前原~新津田沼にて。新京成線は本当にカーブが多く、スピードが上がりません。
新津田沼からは単線になります。大きく右へカーブして総武本線オーバーパスした後は住宅街を走り、今度は大きく左へカーブすると右側を走る京成本線と合流し、終点の京成津田沼に到着します。
京成津田沼駅は島式ホーム3面6線の、京成電鉄との共同使用駅です。
新京成線の電車は北寄りの5、6番線を使用します。
6番線は終端方に車止めがあり、また5番線は京成千葉線とレールが繋がっていて、新京成線と京成千葉線を直通運転する列車は専ら5番線を使用します。
新京成線の電車は北寄りの5、6番線を使用します。
6番線は終端方に車止めがあり、また5番線は京成千葉線とレールが繋がっていて、新京成線と京成千葉線を直通運転する列車は専ら5番線を使用します。
新京成線では普通列車のみの運転で、優等列車の設定はありません。
早朝・深夜やラッシュ時に松戸~くぬぎ山・新津田沼、くぬぎ山~新津田沼・京成津田沼、新津田沼~京成津田沼の区間運転が一部ある他はすべて松戸~京成津田沼を通して運転されます。
データイムは10分間隔で、うち半数が京成千葉線へ20分間隔で片乗入れして、千葉中央駅まで運転されています。
早朝・深夜やラッシュ時に松戸~くぬぎ山・新津田沼、くぬぎ山~新津田沼・京成津田沼、新津田沼~京成津田沼の区間運転が一部ある他はすべて松戸~京成津田沼を通して運転されます。
データイムは10分間隔で、うち半数が京成千葉線へ20分間隔で片乗入れして、千葉中央駅まで運転されています。
車両はすべて新京成電鉄の自社車両で、新旧さまざまな形式の車両が使用されています。
松戸~京成津田沼のデータイムの所要時間は下り44分、上り43分で、表定速度はさほど高くありませんが、そもそも全区間を乗り通す乗客自体ほとんどいないようです。
乗換駅 | 乗換路線 |
松戸駅 | JR東日本:常磐快速線、常磐緩行線 |
八柱駅 | JR東日本(新八柱駅):武蔵野線 |
新鎌ヶ谷駅 | 北総鉄道:北総線。京成電鉄:成田空港線(成田スカイアクセス線) |
新鎌ヶ谷駅 | 東武鉄道:野田線【東武アーバンパークライン】 |
北習志野駅 | 東葉高速鉄道:東葉高速線 |
新津田沼駅 | JR東日本(津田沼駅まで徒歩7分):総武快速線、<中央・総武緩行線> |
京成津田沼駅 | 京成電鉄:千葉線(一部直通運転)、本線 (京成上野方面、成田空港方面) |
(参考:Wikipedia)