中央・総武緩行線(その1・千葉~御茶ノ水【総武緩行線】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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津田沼駅にて。E231系電車です。
   
今回より2回に分けて、都心を東西に縦断して千葉と三鷹を結ぶ中央・総武緩行線
(『中央・総武線』、『中央・総武線(各駅停車)』、『中央線・総武線各駅停車』、『総武線(各駅停車)』)
を紹介していきます。
中央・総武緩行線は京浜東北線と同様に都心を貫通するので上下線の設定はなく、
千葉方面は『東行』『A線』、三鷹方面は『西行』『B線』として区別しています。
今回の路線別記事では、西行のB線に沿って、千葉~三鷹の順に紹介しています。
   
第1回目は、総武本線区間の千葉~御茶ノ水です。
車窓風景の写真は緩行線単独区間の錦糸町~御茶ノ水を中心に掲載いたします。
千葉~錦糸町はこちら(総武快速線)の記事に車窓風景の写真を多く掲載しています。
  
  
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(Yahoo!地図を使用。錦糸町~御茶ノ水のみ掲載)00
   
   
 路線系統名  区間・営業キロ  備考
 JR東日本:中央・総武緩行線  千葉~御茶ノ水~三鷹
 (60.2km)
 

  

  

 区間  営業
 キロ
 備考
 千葉~御茶ノ水  38.7km  全区間複線・直流1,500V電化。

  

(※)正式には全区間が総武本線で、錦糸町~千葉(34.4km)は総武本線の本線、御茶ノ水~錦糸町(4.3km)は総武本線支線。
(※)路線系統としては全区間複線ですが、千葉~錦糸町は総武快速線との線路別複々線区間です。
   
  

 踏破達成時  2000年8月
 撮影時  2010年7月ほか

  
  

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千葉駅は島式ホーム5面10線プラス使用停止となっている貨物用線路が1線の広い構内を有しています。
中央・総武緩行線の列車はいちばん西寄りの1・2番線より発着します。
1番線は外房線とレールが繋がっていますが、両路線系統を直通する列車は設定されていません。
   
千葉を発車すると右手に総武快速線を見ながら線路別複々線の状態で住宅街の中を北西へ走ると西千葉に着きます。西千葉を発車後は千葉県・千葉市中央区から稲毛区へと変わり、右手に千葉大学などを遠望して住宅街の中を走ると市街地へと入り、稲毛に着きます。
稲毛を発車後は主に高架線で住宅街の中を北西へ走り、東関東自動車道をアンダーパスすると左へカーブして花見川区へと変わり、閑静な住宅街の中を西北西へ走ると新検見川に着きます。新検見川を発車後は右へカーブして花見川を走り、さらに右へカーブして住宅地の中を走ると幕張に到着します。当駅は島式ホーム2面3線の構造で(緩行線のみ)、始発列車が早朝に1本のみ設定されています。
  
幕張を発車すると左側に京成千葉線が寄り添い、並走します。また、右側を走る快速線の上下線の間に幕張車両センターが広がっています。その車両基地を見ながら住宅街の中を走ると京葉道路をアンダーパスして幕張本郷に着きます。京成にも駅が設置されています。幕張本郷を発車後は習志野市へと変わり、幕張車両センターは収束します。
   
  
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また、左側車窓には畑が広がり、遠方には幕張新都心の高層ビル群を望めます。
   
その後は住宅地の中を走り、京成本線をオーバークロスしてから千葉線が左へカーブして分かれ、しばらくして新京成線をアンダークロスして市街地へ入ると津田沼に到着します。
  
  
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津田沼駅にて。三鷹方には元・習志野電車区(千ラシ)の習志野運輸区があり、当駅を始発・終着とする電車が多数設定されています。
   
   
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津田沼を発車すると船橋市へと変わり、習志野運輸区への回送線が左へ分かれます。
   
その後も総武快速線と並走して起伏のある住宅街の中を北西へ走り、左へカーブして西へ進路を変えると東船橋に着きます。東船橋を発車後も住宅街の中を走り、高架区間になると左手に京成本線が見えてきて、市街地へ入ると船橋に到着します。
  
船橋を発車すると東武野田線【東武アーバンパークライン】が右へ分かれ、続いて京成本線をアンダークロスします。
   
   
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(快速線の車内より千葉方面を撮影)その後は左へ右へカーブしながら住宅街の中を走り、やがて整然とした市街地の中を走るようになります。そして左側に東葉高速鉄道線が現れると同時に東京メトロ東西線~緩行線東行を結ぶ渡り線をアンダークロスすると西船橋に到着します。
   
  
西船橋駅にて。中央・総武緩行線、武蔵野線、京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道線と多くの路線が集う駅でありますが、快速線にはホームはありません。快速への混雑集中を避けるためにホームを設置していない、という説が有力だと思います。
  
西船橋を発車すると東西線が左へ分かれ、こちらは右手に丘陵地を遠望しながら住宅街の中を高架線で北西へ走り、下総中山に着きます。下総中山を発車後は市川市へと変わり、引き続き住宅街の中を高架で走ります。やがて市街地へ入ると本八幡に着きます。本八幡を発車後も住宅街の中を高架で走りますが、途中で東京外かく環状道路の予定地と交差します。その後は再び市街地へと入り、市川に到着します。
   
市川を発車すると変わらず総武快速線が右側を並走した状態で住宅街の中を高架線で走ります。
   
  
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(快速線の車内より千葉方面を撮影)そして江戸川を渡ると東京都江戸川区へと変わります。
   
その後は左へカーブしながら住宅街の中を高架で走り、南西へ進路を変えると小岩に着きます。小岩を発車後も住宅街の中を高架で走り、新中川を渡ると地平区間になります。そして環七通りをアンダーパスして右から新金貨物線が合流すると葛飾区へと変わり新小岩貨物駅を通過し、市街地へ入り高架区間になると新小岩に着きます。
   
新小岩を発車後は中川と荒川を連続で渡り、江戸川区に戻ります。そして高架で市街地を南西へ走ると平井に着きます。平井を発車後は左へカーブして旧中川を渡り、江東区へと変わります。その後は右へカーブして貨物線の越中島支線をアンダークロスして、快速線の右側地平に東武亀戸線が寄り添うと亀戸に着きます。亀戸を発車後は越中島支線が左へ分かれ、なおも総武快速線と線路別複々線の形で並走します。そして右手に東京スカイツリーを遠望しつつ運河を渡ると墨田区へと変わり、右側に留置線を見ながら走ると錦糸町に到着します。
  
  
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錦糸町駅にて。総武快速線はこの先東京駅方面へ向かうため、秋葉原・御茶ノ水方面へは緩行線を利用することになりますが、線路別配線なので、乗換は不便です。
   
錦糸町を発車すると市街地の中を高架区間で西へ走ります。右手に江戸東京博物館が見えてくると快速線が右へ分かれ、地下トンネルへと入っていきます。その後は右手に両国国技館が見えてきて、かつてのターミナル駅だった両国に着きます。
   
   
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両国駅にて。かつての房総方面のターミナル駅ですが、今は寂れてしまっています…。
現在も臨時列車用に終端式の3番線ホームが存置されています。
   
  
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(2010年撮影)両国を発車後は隅田川を渡り、台東区へと変わります。
東京スカイツリーも見えます(写真は2010年撮影で、建設中でしたw)。
   
その後は市街地を高架複線で西へ走り、国道6号線をオーバーパスすると人形の街である浅草橋に着きます。浅草橋を発車後も市街地を走り、千代田区へ変わると高度を上げていき、「アキバ」の街並みが見えてくると高架を走る山手線・京浜東北線をオーバークロスする構造の秋葉原に到着します。尚、秋葉原駅には上野東京ラインにホームがない為、乗換ができません。
  
  
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秋葉原を発車すると電気街を見て高架線を走り、アーチ橋(松住町架道橋)で昌平橋交差点を斜めに横切った後に神田川を渡ります。
   
   
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その後は右へカーブしてから中央快速線上り線をオーバークロスして中央快速線上下線の間を走り、下り勾配となって総武緩行線としては終着駅である御茶ノ水に到着します。
   
  
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御茶ノ水駅は島式ホーム2面4線の構造で、内側が中央・総武緩行線、外側が中央線快速が発着する方向別配線です。
この先、緩行線は三鷹まで延びています(三鷹方面の記事はこちら)。
尚、千葉方面からの一部列車は御茶ノ水駅で折り返します。
   
(つづく)
   
   
乗り鉄の注意点  
中央・総武緩行線では各駅停車中心の運転ですが、錦糸町~御茶ノ水は並行する快速線がないので、一部の特急(定期列車・臨時列車とも)が緩行線の錦糸町~御茶ノ水を走行しています。また、両国駅の列車ホーム発着の臨時・団体列車は緩行線に並行する線路を走行し、錦糸町~両国で緩行線線路を通ることなく快速線に転線します(総武快速線には両国駅は設けられていません)。さらに、津田沼~西船橋では平日の朝夕のみ東京メトロ東西線直通列車が走行します。
  
各駅停車は千葉~中野・三鷹や津田沼~中野・三鷹の系統を中心に、西船橋や御茶ノ水を始発・終着とする区間列車も設定されています。また、朝方や夜間一部の列車は中央線の武蔵小金井や立川まで足を伸ばす一方、早朝・深夜は中央線快速系統が各駅停車で運転される関係で全列車御茶ノ水以東での運転となります。
   
昼間帯は津田沼~中野で毎時11~12本の運転で、都心部ではやや本数が少ない印象があります。また、千葉~津田沼では本数が減少します。
尚、平日朝ラッシュ時は相当数の列車が増発されますが、緩行線単独区間の錦糸町~御茶ノ水では激しい混雑が常態化しています。
   
使用車両は209系500番台とE231系0番台、500番台、900番台で、東京メトロ東西線乗り入れ列車は自社のE231系800番台をはじめ、東京メトロの05系、07系、15000系が使用されています。
尚、E231系0番台と900番台は5号車に6扉車が連結されています。
   
千葉~御茶ノ水の所要時間は53分で、さすがに千葉~錦糸町では総武快速線を使った方が速いです。
ちなみに錦糸町~御茶ノ水ですと9分です。
   
   
==== のりかえ ====  
 乗換駅  乗換路線
 千葉  JR東日本:総武本線(銚子方面)総武快速線、(成田線列車)
 JR東日本:外房線、(内房線列車)
 千葉都市モノレール:1号線2号線
 京成電鉄(京成千葉駅まで徒歩5分):千葉線、(千原線列車)
 西千葉  
 稲毛  JR東日本:総武快速線
 幕張  京成電鉄:千葉線(京成幕張駅まで徒歩6分)
 幕張本郷  京成電鉄:千葉線(京成幕張本郷駅まで徒歩1分)
 津田沼  JR東日本:総武快速線
 新京成電鉄:新京成線(新津田沼駅まで徒歩7分)
 東船橋  
 船橋  JR東日本:総武快速線。東武鉄道:野田線【東武アーバンパークライン】
 京成電鉄:本線(京成船橋駅まで徒歩5分)
 西船橋  JR東日本:武蔵野線
 JR東日本:京葉線(高谷支線【東京方面】二俣支線【南船橋方面】)
 東京メトロ:東西線。東葉高速鉄道:東葉高速線
 下総中山  
 本八幡  京成電鉄:本線(京成八幡駅まで徒歩7分)
 都営地下鉄:新宿線(本八幡駅まで徒歩4分)
 市川  JR東日本:総武快速線
 小岩  
 新小岩  JR東日本:総武快速線
 平井  
 亀戸  東武鉄道:亀戸線
 錦糸町  JR東日本:総武快速線。東京メトロ:半蔵門線
 両国  都営地下鉄:大江戸線
 浅草橋  都営地下鉄:浅草線
 秋葉原  JR東日本:<山手線>、<京浜東北線>
 東京メトロ:日比谷線。都営地下鉄:新宿線(岩本町駅まで徒歩10分)
 首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス
 御茶ノ水  JR東日本:<中央・総武緩行線(新宿・三鷹方面)>、<中央線快速>
 東京メトロ:丸ノ内線(御茶ノ水駅)、千代田線(新御茶ノ水駅まで徒歩8分)

  

(参考:Wikipedia)