京成千葉線(千葉県習志野市~千葉市。2012年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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京成千葉駅にて。3000形電車です。

  

今回は、京成津田沼駅から総武本線と並行しながら住宅街を進み、京成千葉駅を経て千葉中央駅へ至る、一見本線級の路線ですが、今では総武本線に押されてローカル輸送が主体となっている京成電鉄の路線、
京成千葉線を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
京成電鉄:千葉線  京成津田沼~千葉中央  10.9km   全線複線・直流1,500V電化  
(※)軌間1,435mm。  

  

  

踏破達成時   2002年8月  
撮影時   2011年5月ほか  

  

  

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京成津田沼駅は島式ホーム3面6線の、新京成電鉄との共同使用駅です。
千葉線の電車は3~5番線を使用します。6番線は千葉中央方に車止めがあり、新京成線専用です。
また5番線は新京成線とレールが繋がっていて、千葉線と新京成線を直通運転する列車は専ら5番線を使用します。

  

京成津田沼を発車すると成田へ向かう本線が右側へ分かれ、住宅街を真っ直ぐに東南東へ進みます。これは、本線より千葉線の方が先に開業したため。本線が千葉線から分岐するような形となりました。その後、左側を走る総武本線に寄り添って針路を南東へ変えると、右側へ分岐した本線が千葉線と総武線をアンダーパスして掘割を左(北東)へ去って行きます。そして右手には広大な畑作地帯を、左手にはJRの車両基地(幕張車両センター)を見ながら進むと千葉県・習志野市から千葉市花見川区へと変わり、JRとの連絡駅である京成幕張本郷に着きます。京葉線の海浜幕張駅や幕張メッセ、ロッテマリーンズの本拠地である千葉マリンスタジアム  QVCマリンフィールド  へは当駅より京成バスが出ています。一部の便には全国的にも珍しい連節バスが使用されています。

  
  

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京成津田沼~京成幕張本郷にて(並走する総武緩行線の列車から撮影)。
畑が残っている地区を走ります。畑の向こう側には幕張新都心を僅かに望めます。

  

京成幕張本郷を発車後も引き続きJR総武本線と並走しながら住宅地を進みます。京葉道路をアンダーパスし、京浜幕張駅付近からはJR線と分かれて単独で住宅街を走ります。そして区の名前と同じ名称の川である花見川を渡ると検見川(けみがわ)に到着します。

  
  

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京成幕張~検見川にて。花見川を渡ります。遠方には幕張新都心のビル群を望めます。

  

検見川を発車すると、やや起伏のある住宅地を進みます。やがて大きく右へカーブすると稲毛区へ変わり、針路を南へ変えると東関東自動車道をアンダーパスします。その後は丘陵の谷間を盛土高架で進み、再び台地へ入ると京成稲毛に着きます。

  
  

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京成稲毛駅にて。住宅街の中に駅があります。私鉄駅らしい雰囲気です。

  

京成稲毛を発車後は掘割を進み、やがて掘割区間が終わり住宅街を見ながら走ります。

  
  

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京成稲毛~みどり台にて。新設道路をオーバーパスします。
沿線は意外と起伏に富んでいます。

  

みどり台を過ぎると中央区へと変わり、西登戸(にしのぶと)に着きます。その後は左へカーブして新千葉を過ぎると正面に「そごう千葉店」の巨大な建物が見えてくると右へカーブしながら高架駅の京成千葉に到着します。

  
  

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京成千葉駅にて。ホームの上を千葉都市モノレールが跨いでいます。
JRと千葉都市モノレールの千葉駅に隣接していて利用客は多いですが、相対式ホーム2面2線のみと駅の規模は小さいです。

  

京成千葉を発車すると左手にJR外房線が寄り添い、市街地の高架線を外房線と並走しますが、こちらはすぐにスピードが落ちて、千葉線の終着駅で、元は千葉急行電鉄の路線だった千原線(現在は京成の路線)の起点駅である千葉中央に到着します。

  
  

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千葉中央駅も京成千葉駅と同様に相対式ホーム2面2線の高架駅です。
京成千原線との接続駅なので中間駅の構造です。
尚、並走するJRの外房線(内房線)には駅が設置されていません。

  
  

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千葉中央駅はその名の通り千葉市街の中心部にありますが、京成やJR等の千葉駅よりは閑散としています。
東口駅ビルは京成ホテルミラマーレと一体になっています。
また、JRの外房線(内房線)には『本千葉駅』が存在しますが、当駅より約1km南方にあります。
尚、本千葉駅の位置には京成千原線の駅は設置されていませんので、JRとの乗換は京成千葉駅が便利です。

  

  

乗り鉄の注意点  

千葉線では普通電車のみの運転で、ほぼ終日にわたり毎時6本の運転です。
運転区間は線内の京成津田沼~千葉中央の系統を中心に、約半数の電車が千原線に乗り入れています。また、朝夕の一部の列車は本線の京成上野まで直通運転しています。
さらに、データイムは半数の電車が新京成線と直通運転しています(新京成の車両を使用)が、この直通列車は松戸~千葉中央の運転で、千原線には乗り入れません。
したがって、データイムは京成津田沼~ちはら台の電車と松戸~千葉中央の電車が交互に運転されていて、京成津田沼~千葉中央では10分間隔になっています。

  

京成津田沼~千葉中央の所要時間は17分~18分で、京成津田沼~京成千葉では15分~17分です。
並走する総武線の各駅停車も津田沼~千葉を15分~16分を要しますので、線形が悪く総武線より駅数も多い千葉線は、所要時間の上では健闘しているといえるでしょう。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
京成津田沼駅   京成電鉄:本線(京成上野方面成田空港方面)。新京成電鉄:新京成線  
京成幕張本郷駅   JR東日本:中央・総武緩行線 (幕張本郷駅)  
京成幕張駅   JR東日本:中央・総武緩行線 (幕張駅まで徒歩5分)  
京成千葉駅   JR東日本(千葉駅):  
総武本線(【総武快速線】東京方面銚子方面)、(成田線列車)  
京成千葉駅   JR東日本(千葉駅):  
中央・総武緩行線(秋葉原・御茶ノ水方面)外房線、(内房線列車)  
京成千葉駅    千葉都市モノレール:
1号線(千葉みなと、県庁前方面)2号線(千城台方面)  
千葉中央駅   京成電鉄:千原線(直通運転)  
  
(参考:Wikipedia)