北総鉄道北総線(東京都葛飾区~千葉県印西市。2011年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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印旛日本医大駅にて。千葉ニュータウン鉄道所有の9000形電車です。

  

今回は、東京と千葉ニュータウンを結ぶ京成グループの北総鉄道(旧:北総開発鉄道)の路線で、
現在は京成成田空港線(成田スカイアクセス)の列車も運行している北総鉄道北総線を紹介します。

  

北総鉄道は、ファンには京成の『スカイライナー』をはじめ、様々な社局の車両が走る路線として有名ですが、
一般には運賃問題(高額な運賃、都心へ向かうには京成などと合算運賃となることから来る割高感)が有名でしょうか?

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
北総鉄道:北総線  京成高砂~印旛日本医大  32.3km   全線複線・直流1,500V電化  
(※)小室~印旛日本医大(12.5km)は北総鉄道が第二種鉄道事業者(千葉ニュータウン鉄道が第三種鉄道事業者)。   
(※)全線が京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス)と重複。京成電鉄は全線において第二種鉄道事業者。  
(※)軌間1,435mm。  
  

  

踏破達成時   2006年4月  
撮影時   2011年11月ほか  

  

  

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起点の京成高砂駅にて。写真は7300形電車です。
当駅より北総線に乗車する場合は、印旛日本医大方面列車と京成本線列車を乗り間違えないように注意が必要です。

  

京成高砂を発車するとすぐに金町線の高架をアンダーパスし、左に京成の高砂検車区を見ながら右へカーブして高架橋へと上がります。そして左へカーブして京成本線と分かれ、住宅街を進むと新柴又に着きます。

  
  

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新柴又を発車後は北東へ進み、江戸川を渡って東京都葛飾区から千葉県松戸市へと変わります。

  
  

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その後は左手に田畑を、右手に浄水場を見ながら走り、やがて地下トンネルへ入ると矢切に着きます。尚、矢切と言えば「矢切の渡し」ですが、江戸川の北総線のやや上流で民営の渡し船として運航しています(時刻・運賃等は要確認)。

  

矢切を発車後は市川市へと変わり、丘陵地に開発された住宅地の地下を北東へ走って北国分に着きます。

  
  

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北国分を発車後は松戸市へと戻り、地上へと出て畑の残る住宅地を高架線で走ると再び地下へと入って秋山に着きます。

  

秋山を発車後は地上へ出て、住宅地を高架区間で走ると武蔵野線との乗換駅である東松戸に到着します。

  

東松戸を発車すると丘陵地を短いトンネルの連続で抜けて、再び高架区間になると、東京都立八柱霊園に近い松飛台に着きます。松飛台を発車後は左手に住宅地を、右手に梨園を見ながら東へ走り、一瞬だけ市川市へ入って大町に着きます。大町を発車後は松戸市へと戻り畑の中を走りますが、鎌ケ谷市へ変わると同時に住宅地へと入り、左側から接近してきた新京成電鉄新京成線をオーバーパスした後に並走するようになります。途中、新京成線には北初富駅がありますが、北総線には駅がありません(かつては北初富と北総線小室方面とを結ぶ連絡線がありました)。そして市街地へ入ると新鎌ヶ谷に到着します。

  
  

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新鎌ヶ谷駅にて。鎌ヶ谷市を通る全鉄道路線が乗り入れています。
新京成線、東武野田線(東武アーバンパークライン)と乗換可能です。

  

新鎌ヶ谷を発車すると新京成線が右へカーブして分かれ、こちらは住宅地を走りますが、トンネルを抜けると千葉ニュータウンの区域へと入ります。そして国道464号線の中央部を走るようになりますが、ここから終着駅までの大半の区間は切り通し区間を走るため、車窓風景の点ではイマイチな状態が続きます。国道464号の中央へ出た後は一瞬だけ柏市をかすめてから白井市へと変わり、ニュータウン内を東へ走ると西白井に着きます。

  
  

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西白井を発車後はJRA競馬学校の北側に広がる農地を走って再びニュータウンへ入ると白井に着きます。

  

白井を発車後も国道464号の中央部を走ります。農地を走って船橋市へと変わると再びニュータウン内を走るようになり、国道16号をアンダーパスすると小室に到着します。

  

小室から印旛日本医大前までは千葉ニュータウン鉄道(旧:住宅・都市整備公団→都市基盤整備公団)が第三種鉄道事業者として線路・施設を保有し、北総鉄道が第二種鉄道事業者として列車を運行する区間になります。

  
  

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小室を発車するとすぐに丘陵地から谷間の田園地帯を高架で走るようになり、神崎川を渡ると白井市へと変わります。

  

そして左へカーブしながら未開発の丘陵地帯を進みますが、印西市へと変わると右へカーブしながらニュータウン内を進み、千葉ニュータウン中央に着きます。

  
  

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千葉ニュータウン中央駅にて。1984年から1995年までの間は終着駅でした。

  

千葉ニュータウン中央を発車後しばらく進むと、右へカーブしながら農地の中を東へ走ります。そして再びニュータウン内を走るようになると印西牧の原に着きます。
印西牧の原を発車後は車両基地へ向かう線路が上下線の間を並走し、すぐに高架区間になって右へ分かれます。その後は未開発の丘陵地を見ながら走りますが、再度ニュータウンへ入ると北総線としては終着駅である印旛日本医大駅に到着します。

  
  

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印旛日本医大駅にて。写真左側の列車は京成成田空港線の『アクセス特急』で、成田空港を目指してこの先の京成単独区間を走ります。
印旛日本医大駅は島式ホーム1面2線の構造です。また、当駅には「松虫姫」の副駅名があります。

  
  

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印旛日本医大駅は橋上駅舎を有していて、独特の形をした駅舎となっています。
駅周辺は新興住宅地になっています。また、駅の北東側には松虫姫伝説にゆかりのある松虫寺があります。

  

  
乗り鉄の注意点  

北総線では普通列車の他に、線内で通過駅をもつ急行(平日夕ラッシュ時下りのみ)・特急(平日朝ラッシュ上りのみ)の運転があります。
また、線路を共有する京成成田空港線(成田スカイアクセス)では京成上野~成田空港の『スカイライナー』(別途ライナー券が必要。北総線内では無停車)、主に羽田空港~成田空港を運転する運賃のみで乗車可能な『アクセス特急』が運転されていて、『アクセス特急』には北総線内では北総線の乗車券で乗車可能です。

  

データイムは羽田空港国内線ターミナル~印旛日本医大の普通が毎時3本、羽田空港国内線ターミナル~成田空港の『アクセス特急』が40分毎の運転です。
朝夕は増発され、優等列車は『アクセス特急』の他に前述の急行・特急の運転もあります。また、普通列車も相当増発されますが、北総線内では京成高砂~印西牧の原 系統も多数運転されるので、印旛日本医大駅を利用される場合は注意が必要です。一方で早朝・深夜は大幅な減便とはなりません。

  

使用車両はすべて8連で、『スカイライナー』用のAE形以外はすべて3扉車です。自社分が北総鉄道所有の7260形、7300形、7500形をはじめ、千葉ニュータウン鉄道所有の9000形、9100形、9200形で、他社からは京成(成田空港線列車のほか、北総線列車としても乗り入れる車両あり)、都営地下鉄、京急の車両が乗り入れてきます。

  

京成高砂からの普通列車での所要時間は、新鎌ヶ谷まで17分、印旛日本医大まで36分ですが、優等列車待避が多い列車は印旛日本医大まで40分以上を要してしまう場合があります。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
京成高砂   京成電鉄:本線、(押上線列車)、金町線  
京成電鉄:成田空港線【成田スカイアクセス線】 (重複路線)  
東松戸   JR東日本:武蔵野線  
京成電鉄:成田空港線【成田スカイアクセス】 (重複路線)  
新鎌ヶ谷   新京成電鉄:新京成線。東武鉄道:野田線【東武アーバンパークライン】  
新鎌ヶ谷   京成電鉄:成田空港線【成田スカイアクセス】 (重複路線)  
千葉ニュータウン中央   京成電鉄:成田空港線【成田スカイアクセス】 (重複路線)  
印旛日本医大   京成電鉄:成田空港線【成田スカイアクセス】 (京成高砂方面は重複)  
  
(参考:Wikipedia)