青梅線(東京都立川市~奥多摩町。2011年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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奥多摩駅にて。E233系電車です。

 

今回は東京都多摩地区の立川駅から多摩川沿いに住宅地を北西へ進み、青梅駅からは山間部を西へ走って奥多摩町にある奥多摩駅へ至る、青梅を境に2つの顔を持つJR東日本の路線、
青梅線を紹介します。


 

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(Yahoo!地図を使用)


 

路線名  区間  営業キロ  備考 
JR東日本:青梅線  立川~奥多摩  37.2km  (※1)単線・複線・三線混在。直流1,500V電化 
(※1)西立川~東青梅(17.2km)は複線区間。また、立川~西立川(1.9km)は青梅短絡線(単線)との三線区間。 


 

踏破達成時  2006年12月
撮影時  2011年11月ほか

  

  

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起点の立川駅にて。島式ホーム4面8線で、橋上駅舎を有しています。
青梅線の立川始発・終着電車は北端の1、2番線より発着しますが、青梅特快などの中央線直通電車は上りが3番線に発着し、下りは5、6番線より発車して青梅短絡線を通り西立川駅の手前で青梅線に合流します。発着番線は一部例外があります。

 

立川を発車するとすぐに右へカーブして中央線と分かれます。


 

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その後は住宅街の中を西北西へと走り、右側に国営昭和記念公園が見えてくると左側から青梅短絡線が合流し、西立川に着きます。

 

西立川を発車時に東京都・立川市から昭島市へと変わり、引き続き右手に国営昭和記念公園の敷地を見ながら走りますが、それが途切れて住宅街へと変わると東中神に着きます。


 

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東中神を発車後も住宅街の中を西北西へと進み、中神に着きます。

 

中神を発車後は市街地へと入り、右手に大規模商業施設(モリタウン)が見えてくると昭島に着きます。
昭島を発車後は右手に昭和飛行機工業の工場を見ながら住宅街を走り、八高線をアンダーパスすると右手に留置線を見て走ると右へカーブして八高線、西武拝島線と合流し拝島に到着します。


 

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拝島駅にて。五日市線、八高線、西武拝島線と接続している一大ジャンクションです。
青梅線の一部列車が五日市線へ直通しています。

 

拝島を発車すると同時に福生市へと変わり、国道16号線をアンダーパスすると五日市線が左へ、八高線が右へ分かれます。その後は住宅街の中を北西へと走り、牛浜に着きます。牛浜を発車後は次第に市街地へと入り、福生(ふっさ)に到着します。

 

福生を発車すると住宅街へと戻り、引き続き北西へ走ります。そして羽村市へと変わると市街地へ入り、羽村に着きます。


 

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羽村を発車後は畑の残る住宅街の中を北西へ走り、左へカーブすると小作に着きます。

 

小作を発車後は青梅市へと変わり、引き続き住宅街の中を北西へ走ると市街地へと入り河辺に着きます。
河辺を発車後は市街地の中を走り、正面に山並みが接近してくると東青梅に着きます。複線区間はここまでで、東青梅から先は単線区間になります。東青梅を発車後は左へカーブして、北側にある山並みに沿って昔ながらの市街地の中を西へ進むと側線が広がり、青梅に到着します。


 

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青梅駅にて。運転上の拠点駅で、10両編成(将来はグリーン車2両込みの12両編成)は青梅以遠へは入れません。
また、青梅以遠では列車の本数が大きく減少します。

 

青梅を発車すると左手に住宅街を、右手に山並みを見ながら西へ走り、左側に国道411号が並走するようになると宮ノ平に着きます。宮ノ平を発車後は右へカーブしながらトンネルを潜り、トンネルを出ると日向和田(ひなたわだ)に着きます。


 

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宮の平~日向和田にて。沿線は多摩川を底として広い谷となっています。

 

日向和田を発車後は左手に多摩川の谷を見ながら北西へ進み、石神前に着きます。石神前を発車後は住宅地の中を北西へ進み、二俣尾に着きます。


 

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二俣尾を発車後は左手に多摩川の谷を見ながら左へカーブし、軍畑(いくさばた)に着きます。

 

軍畑を発車後は山深くなり、左に多摩川の谷を見て西へ走ると沢井に着きます。沢井を発車後は左へ右へカーブして走り、御岳山への玄関口である御嶽(みたけ)に到着します。


 

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御嶽駅にて。駅舎の写真はリニューアル前の2006年に撮影しました。武蔵御嶽神社をイメージした造りの駅舎です。
また、御嶽駅は御岳山への登山口で、御岳山頂へはバスで御岳登山鉄道の滝本駅まで行って、ケーブルカーに乗り換えです。

 

御嶽を発車するとトンネルを潜って右へカーブし、多摩川の谷に沿って青梅線も蛇行しながら走ります。そして奥多摩町へと変わり、しばらくして左側に道路橋の奥多摩大橋が見えてくると川井に着きます。


 

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川井駅にて。

 

川井を発車後はトンネル2本を潜って山間部を走り、住宅地へ入ると古里(こり)に着きます。


 

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古里駅にて。列車交換が可能です。山間部を走っています。

 

古里を発車後は引き続き山間部を西へ進み、短いトンネルを3本抜けると鳩ノ巣に着きます。


 

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鳩ノ巣を発車後は左手に白丸ダム湖を見ながらトンネル4本を連続して潜り、白丸に着きます。

 

白丸を発車後は短いトンネルを潜った後に長いトンネルを潜り、トンネルを出て市街地へ入ると右へカーブして終点の奥多摩に到着します。


 

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奥多摩駅は島式ホーム1面2線で、ホームが大きく右へカーブしています。乗降時は注意が必要です。
また、かつては終端方に東京都水道局小河内線や奥多摩工業専用線が延びていました。


 

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奥多摩駅は町の中心部にあり、レトロな感じの駅舎を有しています。
標高343mで、東京都内にあるJR駅の中で最も高い位置にあります。
また、奥多摩湖方面は西東京バスに乗換です。

  

  
乗り鉄の注意点  

青梅線では各駅停車の他に中央線直通の快速、通勤快速、青梅特快、通勤特快といった種別の列車が運転されていますが、全列車とも青梅線内は各駅に停車します。尚、『青梅ライナー』と土休日に運転されるホリデー快速は青梅線内でも通過運転を実施しているので注意が必要です。

 

昼間帯は立川~青梅で毎時5本、青梅~奥多摩で毎時2本の運転で、立川~青梅を直通する列車は設定されていません。立川方では毎時3往復が中央線に直通し、うち1往復は青梅特快です。尚、中央線直通列車は中央線ホームより発着し、下り列車は青梅短絡線を経由して西立川の手前で青梅線本線に合流します。
朝夕ラッシュ時は本数が増加します。拝島を河辺を始発・終着とする列車や拝島から五日市線や八高線へ直通する列車も設定されています(拝島駅で分割・併合する列車もあり)。また、朝晩には前述の立川~拝島間列車のほかに御嶽→立川の列車や立川~奥多摩の全線通し列車も一部設定されています。
また、平日のみ運転される『青梅ライナー』の下り青梅行きは青梅線内のみの利用は不可能です。

 

使用車両は『青梅ライナー』や一部の臨時列車を除きE233系で統一されていて、10両貫通編成と6両編成が立川~青梅で、4両編成は青梅~奥多摩を基本に一部は立川~青梅でも運用されています。6連は五日市線でも、4連は五日市線と八高線でも運用されています。

 

立川からの大体の所要時間は、拝島15分、青梅33分、御嶽56分、奥多摩73分です。御嶽・奥多摩方面へは青梅での接続時間により時間が延びることがあります。また、E233系にはトイレの設備がないので、特に青梅駅での接続時間が少ない場合は事前にトイレを済ませておきましょう。

 

最後に、青梅線は全駅でICカード『 Suica 』が利用可能です。

  

  
のりかえ  

乗換駅 乗換路線
立川駅 JR東日本:中央線快速南武線、<青梅短絡線>
立川駅 多摩都市モノレール:多摩都市モノレール線 (立川北駅・立川南駅とも徒歩5分)
西立川駅 JR東日本:(青梅短絡線)
拝島駅 JR東日本:五日市線八高線。西武鉄道:拝島線  
御嶽駅 御岳登山鉄道:ケーブルカー (滝本駅まで西東京バスで約10分)
奥多摩駅 小河内観光開発:奥多摩湖ロープウェイ (休止線・川野駅までバス30分+徒歩5分)
  
(参考:Wikipedia)