阪神本線(大阪・梅田~神戸・元町) 【再掲載】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

今回は諸事情により、以前にUPした記事を多少修正した上で再掲載致します。
  
  
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今津駅にて。
  
今回は、大阪・梅田と神戸の三宮、元町を結ぶ、阪神電気鉄道の大黒柱である本線を紹介します。
尚、本線のことを『阪神本線』と呼ばせて頂くこともあります。ご了承下さい。
    
  
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(Yahoo!地図を使用)
  
  
 路線名  区間  営業キロ  備考
 阪神電気鉄道:本線  梅田~元町  32.1km  全線複線、直流1,500V電化。
 軌間1,435mm
  
  
 踏破達成時  2009年1月
 撮影時  2009年ほか
  
  
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梅田駅は阪神百貨店の北側を通る道路の地下にあります。
阪神百貨店は建て替えが発表されましたが、計画は進捗していません。
  
  
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梅田駅は櫛形ホーム5面4線の地下駅です。線路の両側にホームがあり乗降分離が図られています。
また、種別ごとに使用する線路・番線が分けられています。
  
梅田~福島は地下を走り、その後地上に出て一気に高架線に上がり野田、淀川駅と過ぎると長い淀川を渡ります。渡り終えると姫島、その後神崎川を渡ると千船、さらに左門殿川を渡ると大阪府大阪市から兵庫県尼崎市に変わり、杭瀬を過ぎると阪神なんば線(2009年3月までは 西大阪線)が寄り添うと大物です。大物は線路別の配線で、本線の元町方面と阪神なんば線の大阪難波方面は同一ホームで乗り換え可能です。また、大物~尼崎は阪神唯一の複々線区間(実際は阪神なんば線との二重戸籍区間)です。
  
  
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大物を発車すると本線の下り線が高架橋で阪神なんば線の上下線を跨ぎ、方向別配線に変わります。左手(南側)には尼崎工場・車庫が見渡せます。そして尼崎に到着します。
  
  
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尼崎駅は3線ずつの方向別島式ホーム4面6線で、2番線と5番線に停車している電車を利用して、階段を上下することなく阪神本線と阪神なんば線の乗換ができます。
  
尼崎を発車後も市街地を高架橋で走り出屋敷、尼崎センタープール前と進み、梅田から初めての踏切を過ぎて武庫川を渡る橋の上にある武庫川駅を過ぎると地平に下り、住宅街の中を走ります。尚、武庫川~甲子園間は高架化工事が始まっています。鳴尾を過ぎると高架に上がり、阪神タイガースの本拠地であり、高校野球も開催される甲子園球場最寄りの甲子園駅に到着します。
  
  
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甲子園駅は観客の大量輸送の為に2面4線の島式ホームの他に、両端の線路の外側にもホームが設けられています。
  
甲子園駅を発車後も市街地を走り、久寿川を過ぎると新しい高架区間になり、阪急今津線との乗換駅である今津、そして左カーブする地点にかつて西宮東口駅がありました。ホームの用地だけは残っていて、そこだけ高架橋が広くなっています(下り線のみ)。
そして西宮東口駅跡を過ぎてすぐに西宮駅に到着します。駅の屋上は駐車場になっています。
ちなみにJRの西宮駅とは離れています。
  
西宮を発車後も市街地の高架線を走り、香櫨園駅を過ぎると高架橋を下りて芦屋市に入り、打出、芦屋と進みます。
芦屋を発車するとすぐに神戸市に入り、住宅街を踏切のある地平区間で走りますが、神戸市側の地平区間は2011年1月現在、高架化工事中です。深江、青木(おおぎ)と進み、六甲ライナーとの乗換駅である魚崎を発車後に高架区間に入り、住吉を過ぎるとすぐに御影に到着します。御影駅は左カーブの途中にホームがあり、その関係で車体長が長い近鉄車も使用される阪神なんば線直通の快速急行は通過となっています。
  
  
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御影を発車後すぐ、石屋川駅を過ぎると左手には高架式の石屋川車庫があります。
そして市街地の高架区間を新在家、かつては山陽電気鉄道からの特急の終着駅であった大石、そして西灘と進み、高架から一気に地下へ潜ると岩屋に着きます。
  
  
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大石~西灘にて。六甲山系の摩耶山などを眺めながら走ります。
  
岩屋から先は地下区間で、かつては狭くて危険な島式ホームが有名だった春日野道駅を過ぎてしばらくすると神戸市のターミナル駅である神戸三宮に到着します。
  
  
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神戸三宮駅は元町方面へ直通する両端2線と、中間に梅田方からの行き止まり式の1線がありますが、改良工事前は元町方面への直通線が北側2線、そして折り返し線は南側にありました。
  
  
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神戸三宮駅の百貨店は阪神百貨店ではなく『そごう』です。
阪神・淡路大震災でダメージを受けましたが、現在は一部縮小の上修復されています。
阪神本線は神戸三宮で終点ではなく、さらに1区間走ります。神戸三宮を発車すると引き続き地下線をゆっくりと進み、両渡りポイントを通過すると阪神本線としての終着駅である元町に到着します。
  
  
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元町駅は終着駅ながら中間駅の構造そのもので、島式ホーム1面2線で、ほとんどの電車が神戸高速鉄道へと乗り入れて行きます。
  
  
= 乗り鉄の注意点 =   
阪神本線のデータイム1時間当たり、梅田~元町を走破する電車が、梅田~山陽姫路の直通特急が4本と梅田~須磨浦公園の特急が2本で計6本、梅田~高速神戸の普通も6本の計12本あります。
また、梅田~尼崎・西宮の急行が3本ずつで計6本、尼崎~神戸三宮では阪神なんば線と直通運転をしている快速急行が3本運転されています。さらに、神戸三宮~元町では山陽電鉄から乗り入れてくる普通電車が2本あります。
また、平日朝ラッシュ時には区間特急や区間急行も運転され、運転本数が若干増えます。
注意点は、阪神本線は停車駅のイレギュラーが多い事です。上位種別が停車する駅を下位種別が通過することもあります。乗車前にぜひ確認を。
最後に、梅田~元町の所要時間ですが、直通特急や特急でも33分とJRの快速よりも遅く、さらに普通は優等電車の待避が多く1時間20分程かかります。しかし普通運賃(大人)は梅田~三宮・元町で310円と、JRより80円も安いです。
  
  
==== のりかえ ====    
 乗換駅  乗換路線
 大阪梅田駅  阪急電鉄(梅田駅):(京都本線列車)、宝塚本線神戸本線
 JR西日本(大阪駅):東海道本線(京都方面【JR京都線】
                                            神戸方面【JR神戸線】)  
                            
(福知山線列車【JR宝塚線】)  
 JR西日本(大阪駅うめきたエリア):梅田貨物線おおさか東線。  
 JR西日本(大阪駅):大阪環状線(京橋方面西九条方面)  
 JR西日本(北新地駅まで徒歩10分):JR東西線。  
 大阪市営地下鉄:谷町線(東梅田駅)、御堂筋線(梅田駅)、 四つ橋線(西梅田駅)  
 福島駅  JR西日本:JR東西線(新福島駅)、大阪環状線(福島駅まで北へ200m)  
 京阪電気鉄道(中之島駅まで南へ500m):中之島線。  
 野田駅  大阪市営地下鉄(野田阪神駅):千日前線。JR西日本(海老江駅):JR東西線
 大物駅  阪神電気鉄道:阪神なんば線(普通電車)  
 尼崎駅  阪神電気鉄道:阪神なんば線。  
 武庫川駅  阪神電気鉄道:武庫川線。  
 今津駅  阪急電鉄:今津線。  
 魚崎駅  神戸新交通:六甲アイランド線【六甲ライナー】  
 (御影駅)  (六甲ケーブル方面への路線バス)  
 神戸三宮駅  JR西日本(三ノ宮駅):東海道本線【JR神戸線】。  
 阪急電鉄(神戸三宮駅):神戸本線神戸高速線。  
 神戸新交通:ポートアイランド線【ポートライナー】(神戸空港方面北埠頭方面<循環>)  
 神戸市営地下鉄:西神・山手線海岸線(三宮・花時計前駅)  
 元町駅  阪神電気鉄道:神戸高速線(直通運転)、JR西日本:東海道本線【JR神戸線】
  
(参考:阪神電気鉄道のHP、Wikipedia)