阪急京都本線(大阪市~京都市) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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南茨木駅にて。古豪の5300系電車です。

  

今回は、大阪・梅田と京都・河原町を結ぶ阪急電鉄京都線系統のメイン路線、
阪急京都本線を紹介します。

  

尚、京都本線は十三~河原町の路線ですが、実際の運行形態に合わせて梅田~河原町の全区間を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
阪急電鉄:京都本線  十三~河原町  45.3km   (※1)  
(※1)全線複線・直流1,500V電化。軌間1,435mm。       
(※)梅田~十三(2.4km)は宝塚線の複々線区間(京都線列車用の複線あり)。     

  

  

踏破達成時   1999年2月  
撮影時   2008年~2011年  

  

  

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梅田駅にて2009年撮影。
京都本線の電車は1号線~3号線より発着します。
京都本線の特急と宝塚本線の急行、さらに神戸本線の特急が同時発車して十三まで並走します。

  

梅田駅を発車すると市街地の中を高架線で、阪急名物三複線の一番東側の複線を走ります。東から京都本線(正式には宝塚本線の複々線区間)、宝塚本線、神戸本線の順です。梅田貨物線をオーバーパスすると中津駅ですが、京都本線のみホームがありません。その後は淀川を渡り、地平に下りると十三に到着します。

  
  

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十三駅にて。京都本線の正式な起点駅です。
宝塚本線や神戸本線との乗換客で常に混雑しています。

  

十三を発車すると右へカーブして、住宅街の中を東へ走ると地下鉄御堂筋線、新御堂筋をアンダーパスして南方、左へカーブしてJR東海道本線をアンダーパスすると柴島浄水場の西側を走り崇禅寺、そして右側から千里線が合流すると淡路に到着します。

  
  

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淡路駅にて2008年撮影。
千里線との接続駅ですが現状は平面交差で、ラッシュ時は駅手前での信号停止が多いです。
現在、高架化工事が行われていて、将来は上下線二層式の高架駅になり、同じく工事中のJRおおさか東線(仮称:淡路駅)との接続駅になる予定です。

  

淡路を発車後は千里線が左へ分かれ、JR城東貨物線をアンダーパスして市街地を走ります。そして左へカーブして東海道新幹線をアンダーパスして高架へ上がると上新庄、その後神崎川を渡り相川に着きます。
相川を発車後は安威川を渡り、大阪市から吹田市に入ります。住宅街を走りますが、やがて右側に地下鉄堺筋線の車両基地である大阪市交通局東吹田検車場の傍らを通過し(東吹田信号所)、今度は摂津市に入ると正雀に着きます。

  
  

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正雀を発車すると左手に正雀工場を見ながら住宅地を進み摂津市駅、そして茨木市に入ると大阪モノレール線との連絡駅である南茨木と進み、やがて高架区間となり市街地へ入ると茨木市駅に到着します。

  

茨木市駅を発車すると安威川を渡り、築堤で住宅街を進むと総持寺、地平に下りて高槻市に入り、引き続き住宅街を進むと富田(とんだ)、そして住宅街を北東へ進み、芥川を渡ると高架区間に変わり、市街地へ入り高槻市役所の近くを通過した後、高槻市駅に到着します。

  
  

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高槻市駅を発車するとすぐに住宅と田園の混在した風景の中を走ります。車窓左側には東海道本線【JR京都線】が見えます。

  
  

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やがて地平に下りますがすぐに高架へ上がり、右側を走る東海道新幹線とピッタリ並走して住宅地に入り上牧に着きます。尚、東海道新幹線建設中の一時期、京都本線の高架も合わせて建設するために一時的に京都本線の電車が新幹線の路盤上を走っていた時期がありました。軌道間隔が新幹線と同一であった故に可能であったそうです。上牧を発車後は島本町に入り、高層住宅が見えてくると水無瀬に到着します。
水無瀬を発車後も住宅地を東海道新幹線と並走し、大阪府から京都府大山崎町に入ります。大山崎を過ぎると東海道本線をアンダーパスし、しばらく東海道本線と並走した後名神高速道路をアンダーパスし、JR線と離れて住宅地を北上します。そして長岡京市に変わると2013年開業の西山天王山に着きます。その後は市街地へ入り長岡天神に到着します。

  

長岡天神を発車後も引き続き住宅地の中を走ります。向日市に入り西向日、東向日、そして京都市に入ると洛西口と北上を続け、やがて住宅が密集してきて側線が左側へ広がると桂に到着します。

  
  

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桂駅にて。嵐山線との乗換駅で、行楽シーズンには京都本線と嵐山線を直通する列車が設定されます。
かつては特急通過駅でしたが、現在はすべての列車が停車します。
また、構内は広く、桂車庫が併設されています。

  

桂を発車するとすぐに嵐山線が左へ分かれ、こちらは右へカーブして築堤を上がると桂川を渡ります。その後は野球場や陸上競技場などがある西京極総合運動公園を見ながら走り西京極、その後は市街地を北東へ進み、国道9号線をアンダーパスすると地下区間へと入り、右へカーブして四条通の地下を通るようになると西院(さいいん)に到着します。西院を発車後も四条通の地下を東へ進み大宮に着きますが、西院~大宮間は京福電気鉄道【嵐電】の嵐山本線が並走しています。大宮を発車後も四条通の地下を、堀川通などと交差した後に今日と市営地下鉄烏丸線との連絡駅である烏丸、その後は京都有数の繁華街の地下をゆっくりと進み、終点の河原町に到着します。

  
  

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河原町駅にて。頭端式ホーム1面3線の終着駅です。
切り欠き式の2号線は有効長が7両対応ということもあってか、ほとんど使用されていません。

  
  

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河原町駅にて2009年撮影。駅は繁華街の地下にあります。地元では「四条河原町」と呼ぶ人が多いです。
かつては阪急百貨店がありましたが、現在は京都マルイが入居しています。
また、京阪電鉄の祇園四条駅へは鴨川を渡り徒歩5分です。

  

  

乗り鉄の注意点    

列車本数は多いので時刻表がなくても十分に乗り鉄できます。
平日データイムは梅田~河原町を運転する特急・準急が毎時各6本、梅田~高槻市では普通が毎時6本あります。
普通のうちの3本は淡路から千里線(両方向)に直通します。
また、土休日は準急のうち3本が堺筋準急として千里線を経由して大阪市営地下鉄堺筋線へ直通運転します。
さらに土休日は快速特急が梅田~河原町で4往復運転され、車両はかつての特急車両である6300系を改造した「京とれいん」(6連)が使用されています。

  

使用車両は2300系から9300系までの新旧各系列が7~8連で運用されています。
また、堺筋線直通列車は8連のみで、阪急車両の他に大阪市交通局の66系電車も運用に就いています。

  

梅田からのおおよその所要時間は、高槻市まで23分、桂まで36分、河原町まで45分です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
梅田駅   JR西日本(大阪駅):東海道本線(【JR京都線】京都方面【JR神戸線】神戸方面)  
梅田駅   JR西日本(大阪駅):(福知山線列車【JR宝塚線】)   
梅田駅   JR西日本(大阪駅):大阪環状線(西九条方面【内回り】京橋方面【外回り】)  
梅田駅   JR西日本(大阪駅うめきたエリア):梅田貨物線おおさか東線  
JR西日本:JR東西線 (北新地駅まで徒歩20分)  
梅田駅   阪神電気鉄道(梅田駅):本線  
梅田駅   大阪市営地下鉄:谷町線 (東梅田駅)、御堂筋線 (梅田駅)、四つ橋線 (西梅田駅)  
十三駅   阪急電鉄:神戸本線宝塚本線  
南方駅   大阪市営地下鉄(西中島南方駅):御堂筋線  
淡路駅   阪急電鉄:千里線 (北千里方面、天六・Osaka Metro堺筋線方面)  
JR西日本:おおさか東線 (JR淡路駅まで徒歩10分)  
南茨木駅   大阪高速鉄道:大阪モノレール線  
桂駅   阪急電鉄:嵐山線  
西院駅   京福電気鉄道【嵐電】(西院<さい>駅):嵐山本線  
大宮駅   京福電気鉄道【嵐電】(四条大宮駅):嵐山本線  
烏丸駅   京都市営地下鉄(四条駅):烏丸線  
河原町駅   京阪電気鉄道:京阪本線 (祇園四条駅まで徒歩10分)  
  
(参考:Wikipedia)