東海道新幹線(その2・名古屋~新大阪) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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京都駅にて。N700系電車です。
   
前回より、日本の二大都市である東京と大阪を結ぶ大動脈、東海道新幹線編をUPしていますが、
第2回目となる今回は、東海地方の中心都市である名古屋から豪雪地帯の関ヶ原や古都・京都を経由して西日本最大の都市である大阪へ至る区間、
名古屋~新大阪です。
 
第1回目の東京~名古屋間の記事はこちら
   
  
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(Yahoo!地図を使用)  
   
  
 路線名  区間  営業キロ  実キロ
 JR東海:
 東海道新幹線
 東京~新大阪  552.6km  515.4km
   
     
==== 今回紹介の区間 ====  
 区間  営業キロ(実キロ)  備考
 名古屋~新大阪  186.6km(173.4km)  (※1)(※2)
  
(※1)全区間複線、軌間1,435mm。     
(※2)交流25,000V(60Hz)電化。   
  
  
 踏破達成時  1999年8月.
 撮影時  2014年12月ほか
   
   
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名古屋駅にて。在来線高架ホームの西側に島式ホーム2面4線の高架ホームがあります。西側(太閤口)には駅ビルがなく、下り線ホームからは駅前広場や駅前を一望できます。
   
名古屋を発車すると、東海道本線や名鉄線と並走します。すぐに名古屋車両所への回送線が左へ分岐し、庄内川を渡ると清須市へと変わり、右手に清洲城を見て左へカーブして東海道本線と分かれます。その後、沿線はあっという間に濃尾平野の田園風景に変わり、稲沢市内を走ります。右手にユニー本社を見た後は一宮市へと変わり、郊外風景の中を走ると右側に名神高速道路が寄り添い、木曽川を渡って岐阜県羽島市へと変わります。
   
  
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その後は名神を跨いで別れ、右側から名鉄羽島線が寄り添うと岐阜羽島に着きます。
   
岐阜羽島を発車後はすぐに長良川を渡り、安八町へと変わると右手にパナソニックのソーラーアークを見て走ります。郊外風景の中を走り、大垣市へと変わると揖斐川を渡ります。
   
   
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その後は住宅地や田園風景の中を西へ走りますが、左側から養老山地が近付くと垂井町に変わり、山間部へと入って関ヶ原町へと変わります。この付近は冬期の降雪・積雪が見られ、垂井町から彦根市の区間を中心に、冬季は雪対策としてスプリンクラーが作動します。
   
東海道本線をアンダークロスしてから関ヶ原トンネルへと入り、滋賀県米原市へ変わります。
   
  
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トンネルを出ると右手に伊吹山を見て走り、長浜市を少しだけ通って米原市へ戻ると盆地内を走るようになります。そして東海道本線、北陸本線と合流すると地上駅の米原に着きます。
   
  
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米原駅にて2006年撮影。今はなき300系電車です。
特急『しらさぎ』は乗換です。冬季は雪が降り、米原駅付近では徐行運転を行います。
   
米原を発車後は東海道本線(琵琶湖線)と分かれて彦根市へと変わり、並走していた近江鉄道本線も分かれると山間部を抜けて、近江盆地の田園地帯を一直線に走るようになります。多賀町へ変わると近江鉄道本線が右側を並走するようになります。かなり長い間並走していますが、地上を走っているので車窓からはあまり見えません…。犬上川を渡って甲良町~彦根市~甲良町~豊郷町~愛荘町~豊郷町~愛荘町と変わり、近江鉄道本線が右へ離れると愛知川(えちがわ)を渡り、東近江市へと変わります。近江鉄道本線をオーバークロスして山の間を抜けた後は近江八幡市へと変わり、右手に市街地や八幡山を遠望して田園風景の中を南西へ走ります。
   
   
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やがて野洲市へ変わると右手に在来線の車両基地を見て走り、左手に三上山(近江富士)が見えてくると野洲川を渡って、少しだけ守山市を通って栗東市へと変わります。
  
  
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その後、沿線には工場や住宅が増えてきて、草津市へ変わると丘陵地帯を走るようになり、右手に比良山系が見え、琵琶湖も少しだけ見えます。
   
大津市へと変わって右へカーブすると名神高速道路と並走しながら瀬田川を渡り、住宅地を走ります。そして名神をアンダーパスして音羽山トンネルをくぐると京都府京都市へと変わり、トンネルを出ると山科の市街地を西へ走ります。その後は東山トンネルを抜けて京都の中心市街地へと入り、東海道本線と並走するようになります。鴨川を渡って右側に京都駅ビルや京都タワーを見て走ると京都に到着します。
   
  
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京都を発車すると左手に東寺の五重塔を見て東海道本線(JR京都線)と並走状態で市街地を走りますが、やがて分かれると桂川を渡って住宅地や田園の中を南へ走ります。
   
向日市内を走り、名神をオーバーパスすると一時的に京都市伏見区を通って向日市へと戻り、すぐに長岡京市へと変わります。その後は右へカーブして大山崎町へと変わり、高速道路の大山崎IC・大山崎JCTを見て走ると右手に天王山が見えてきて、阪急京都本線が右側に寄り添うと大阪府島本町へと変わります。
   
  
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(上り列車より撮影)ここから、右手に数キロにわたり阪急京都本線が並走します。新幹線・阪急とも高架線なので阪急電車もはっきりと見えます。尚、東海道新幹線の建設工事直後に阪急の高架化工事が施工されましたが、阪急の高架化工事時は仮線として先に完成していた新幹線の高架線を阪急電車が走っていたエピソードがあります。ちなみに阪急の軌道間隔は新幹線と同じ1,435mmです。島本町内では住宅地の中を走り、左手には淀川越しに京都府八幡市や大阪府枚方市の風景を望めます。京阪本線も少しだけ見えます。
   
そして高槻市へと変わると田園風景の中を走るようになり阪急線が右へ離れ、右手には東海道本線を遠望できます。
  
  
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しばらくすると住宅地の中を走るようになり、摂津市へと変わると右手に鳥飼車両基地を見て南西へ走ります。
   
大阪モノレール線をアンダークロスしてしばらくすると大阪市へと変わり、市街地の中を右へ左へカーブしながら走ります。やがて速度が下がると東海道本線と交差して、新大阪に到着します。
   
  
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新大阪駅は島式ホーム3面、相対式ホーム2面の計5面8線の構造です。いちばん北側にある27番線ホームは2014年に開業しました。
東海道新幹線は『東海道・山陽新幹線』として山陽新幹線と一体的に運行しているため山陽新幹線とスルー運転可能な構造で、博多方には引上線もあります。
また、ホーム下の改札階には様々な店舗があります。
   
  
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新大阪駅は市街地にありますが、大阪の中心駅は淀川対岸の梅田地区にある大阪駅で、こちらの新大阪駅前には商業施設は少なく、オフィス街となっています。
大阪駅へは東海道本線で1駅です。また、難波方面へは大阪市営地下鉄御堂筋線が便利です。
 
 
==== 乗り鉄の注意点 ====  
ご存じの通り、東海道新幹線では速達タイプの『のぞみ』、主要駅停車タイプの『ひかり』、各駅停車タイプの『こだま』、の計3種別が運転されています。
そして約半数の『のぞみ』と一部の『ひかり』は山陽新幹線へ乗り入れていますが、最長でも博多までで、九州新幹線へは乗り入れていません。『こだま』は東海道新幹線内のみの運転で、山陽新幹線の『こだま』とは系統が分割されています。
   
『のぞみ』は基本的に東京~新大阪・岡山・広島・博多の運転で、東京←名古屋・西明石、東京~姫路、品川→博多、名古屋~博多の列車も一部設定されています。
定期列車は概ね毎時4本の運転で、3本が山陽新幹線へ直通します。臨時便を含めると最大で1時間当たり10本運転される日もあります。
停車駅は東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪で統一されています。
   
『ひかり』は基本的に東京~新大阪・岡山の運転で、東京~名古屋、新横浜→広島、名古屋~山陽新幹線直通の列車も一部設定されています。
毎時2本の運転で、1本が岡山へ直通し、東海道新幹線内では『のぞみ』停車駅に加えて静岡と浜松、そして一部列車が三島または熱海にも停車し、山陽新幹線内は各駅に停車します。もう1本は東京~新大阪の運転で、『のぞみ』停車駅に加えて小田原または豊橋に停車し、名古屋以西は各駅に停車して『こだま』を補完しています。
   
『こだま』は東京~名古屋・新大阪の運転で、朝晩を中心に東京~三島・静岡・浜松、三島・静岡・名古屋~新大阪の区間列車も一部設定されています。前述の通り各駅に停車しますが、大半の駅で『のぞみ』『ひかり』を待避します。
毎時2本の運転で、名古屋系統と新大阪系統が1本ずつです。
   
使用車両は全て16両編成1,323席で、8~10号車がグリーン車です。
東海道新幹線内ではJR東海・JR西日本の車両ともN700系と改良型のN700A、そして700系が使用されています。
自由席は『のぞみ』が1~3号車、『ひかり』が1~5号車、『こだま』が1~7号車と13~15号車です(『こだま』のみ一部車両が指定席に変更される場合あり)。
また、『のぞみ』と『ひかり』『こだま』では指定席特急料金が異なりますのでご注意下さい(自由席は同額)。
   
『のぞみ』での東京からの大体の所要時間は、名古屋1時間42分、京都2時間20分、新大阪2時間36分、博多5時間9分です。
最速列車ですと東京から新大阪まで2時間22分、博多まで4時間53分です。
   
最後に、東海道新幹線では『青春18きっぷ』や交通系ICカード『 TOICA 』『 Suica 』『 ICOCA 』などは利用できません。会員制の『EX-IC』のみ利用可能です。
また、『フルムーン夫婦グリーンパス』や『ジャパンレールパス』などでは『のぞみ』(九州方面の『みずほ』も含む)は自由席を含めて一切利用できないので要注意です。
   
   
==== のりかえ ====   
 乗換駅  乗換路線
 名古屋  JR東海:東海道新幹線(東京方面)
 
 JR東海:東海道本線(大府方面岐阜方面)、稲沢線(貨物線)
 JR東海:中央本線【中央西線】関西本線
 名古屋鉄道(名鉄名古屋駅まで徒歩5分):名古屋本線(豊橋方面名鉄岐阜方面)
 名古屋鉄道(名鉄名古屋駅まで徒歩5分):(犬山線列車)
 近畿日本鉄道(近鉄名古屋駅まで徒歩4分):名古屋線
 名古屋市営地下鉄:東山線(徒歩6分)、桜通線(徒歩5分)
 名古屋臨海高速鉄道:西名古屋港線【あおなみ線】(徒歩4分)
 岐阜羽島  名古屋鉄道:羽島線(新羽島駅まで徒歩5分)
 米原  JR東海:東海道本線(醒ケ井方面)。近江鉄道:本線
 JR西日本:東海道本線【琵琶湖線】(彦根方面)
 JR西日本:北陸本線(長浜までは愛称【琵琶湖線】)
 京都  JR西日本:東海道本線(【琵琶湖線】(大津方面)【JR京都線】(高槻方面) )
 JR西日本:山陰本線【嵯峨野線】奈良線、(湖西線列車)、(はるかルート)
 近畿日本鉄道:京都線
 京都市営地下鉄:烏丸線
 新大阪  
 JR西日本:山陽新幹線(博多方面)
 JR西日本:東海道本線【JR京都線】、(梅田貨物線)、(はるかルート)。
 JR西日本:おおさか東線。 
 大阪市営地下鉄:御堂筋線
   
(参考:Wikipedia)