東海道本線(その5・名古屋~米原) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回の東海道本線編は、名古屋~米原です。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)   

  

  

路線名   区間   営業キロ   備考  
東海道本線  東京~神戸  589.5km  支線は含めず  
  
  
今回紹介の区間   
路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東海:東海道本線  名古屋~米原  79.9km   (※1)  
(※1)名古屋~稲沢:複々線、稲沢~米原:複線。直流1,500V電化。     
(尚、大垣~関ヶ原間の下り本線<新垂井駅跡経由>は、後日UP予定です)  

  

  

踏破達成時   1999年3月  
撮影時   2005年10月、2009年6月ほか  

  

  

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名古屋駅にて。
名古屋~大垣間の列車のほぼ全てが、豊橋方面から直通しています。
画像は、ラッシュ時に117系電車で運転される金山~米原の快速列車です。

  

名古屋を発車すると、貨物線(稲沢線)と複々線の形で稲沢まで続きます。また、清洲の手前まで東海道新幹線と並走します。
庄内川を渡ると早くも名古屋市を離れ、枇杷島では東海交通事業城北線と接続しています。
沿線風景は、名古屋から10Km足らずで田畑が見られるようになります。
稲沢駅付近にはJR貨物の愛知機関区があります。

  
  

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稲沢線と合流した後に名神高速道路をアンダーパスし、高架線になり名鉄名古屋本線、尾西線が近づいてくると尾張一宮です。

  

尾張一宮~木曽川の手前までは名鉄名古屋本線と完全に並走し、高架区間から地上線になっても熾烈なデッドヒートが繰り広げられます(私は併走の経験なしですが…)。

  
  

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木曽川を渡ると愛知県から岐阜県に入ります。
確かこの橋の付近でSLのスピード記録が樹立されたはずですが…また調べます。
岐阜市に入ると再び高架線になり、高山本線と合流し名鉄名古屋本線を高架でオーバークロスすると岐阜に到着します。

  
  

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岐阜では、名古屋方面から来たほとんどの普通列車が折り返して行きます。岐阜から先は快速列車が各駅に停車します。

  

岐阜県庁に近い西岐阜、長良川を渡って穂積、揖斐川を渡り樽見鉄道線が合流し、今春に臨時格下げになってしまった『ムーンライトながら』の終着駅として有名な大垣駅に到着します。

  
  

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大垣駅は、『奥の細道』むすびの地である岐阜県大垣市の玄関口であるとともに、多くの鉄道路線が集まる拠点駅です。
前述の樽見鉄道線、近鉄養老線から移管された養老鉄道線、そして美濃赤坂方面へはここで乗り換えです。
また、『青春18きっぷ』の利用期間中は、特に名古屋方面から米原方面への乗り換えの際、「大垣ダッシュ」とも呼ばれる激しい座席争奪戦?が展開されます。

  

大垣を発車して、車両基地である大垣車両区を過ぎてしばらく走行すると、美濃赤坂方面への支線が右へ分岐します。荒尾駅をかすかに眺めることが可能です。その直後には、下り本線(旧・新垂井駅経由)を上り本線(垂井駅)経由がオーバークロスし、下り線のみの支線である『垂井線』が上り本線と並行する形で下り本線から分岐します。現在では、勾配の緩い下り本線を特急列車や貨物列車などが走行し、『垂井線』を垂井駅に停車する下り普通列車が走行します。したがって、『青春18きっぷ』では原則、下り本線の列車に乗れない、乗りつぶせない、という事になります。下り本線つきましては後日記事にしようと思います⇒記事はこちら

  

上り本線、下りの『垂井線』は、関ヶ原に向けて垂井町内をぐんぐん高度を上げていきます。垂井~関ヶ原間は『垂井線』は上下双方向に走れる単線になりますが、上り本線が並走しているために。ぱっと見では普通の複線と変わりありません。関ヶ原町に入ると下り本線が合流します。そして関ヶ原に到着します。

  

関ヶ原~柏原は、冬季は積雪も見られる山越え区間で、トンネルもあります。そのトンネルを抜けてしばらくすると中部地方の岐阜県から近畿地方の滋賀県に変わり、柏原に到着します。ここからは国道21号線や名神高速道路と一緒に一直線に米原へ向かわずに、北へ迂回します。理由は分かりませんが……。

  
  

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その迂回ルート上にある近江長岡駅です。伊吹山への玄関口です。かつては近くのセメント工場へ専用線が分岐していました。

  

近江長岡からは南へ戻り、国道21号線・名神高速道路と再会し、かつての周遊券の周遊指定地で有名な養鱒場が近くにある醒ヶ井に到着します。この駅が東海道本線におけるJR東海最後の管理駅です。

  

醒ヶ井を出ると、上下線が大きく離れ、その間にある電留線には221系や223系などの車両が留置されていて、JR西日本エリアに来たんだなぁ~と実感します。上り線、北陸本線と合流すると米原に到着です。

  
  

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米原駅はJR西日本の管理駅です(東海道新幹線の米原駅はJR東海管轄)。駅名標もここからJR西日本仕様です。
大阪方面、敦賀方面は乗り換えです。配線は近年整理され、コンパクトな駅になりました。

  
  

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米原駅の東口です。近年建て替えられ、自由通路で東西が結ばれた橋上駅に生まれ変わりました。
こちらの東口側には近江鉄道本線の米原駅があり、多賀大社前・八日市・貴生川方面へ行くことが可能です。

  

  

乗り鉄の注意点   

名古屋~岐阜間はデータイムで毎時4本の快速・新快速電車が走っていて、さらに普通列車が毎時4本あります。所要時間は快速系統で18分、普通でも25分で、並走する名鉄特急(特急:29分、ミュースカイ:28分)よりも速く、安く(JR:450円、名鉄:540円)移動できます。また、ラッシュ時は増発されて、稲沢停車の快速列車も設定されます。しかし、先発先着の平行ダイヤの為、所要時間が大幅に延びてしまいます。

  

岐阜~大垣間(快速で11~12分)は、データイムは名古屋方面からの毎時4本の快速系統が各駅に停車します。朝晩は大垣車両区への出入庫を兼ねて名古屋方面直通の普通列車が設定されています。

  

大垣~米原間(普通で36~37分)は閑散区間で、データイムは折り返し運転の列車が毎時2本で、ラッシュ時は若干増発されますが、この区間は『青春18きっぷ』の期間中よく混雑します。また朝夕は土休日中心に名古屋方面直通の快速系統(岐阜~米原は各駅に停車)が運転されています。特筆すべきは、上下各3本ずつ大阪方面からJR西日本の車両を使用した列車が、大垣まで乗り入れてきます。車両は221系、223系ですが、最近まで113系が使用されていました。
また、下り普通列車の大垣~関ヶ原間は全て『垂井線』経由で、旧・新垂井経由の普通列車は設定されていません。

  

  

のりかえ(駅別)   

駅名   路線名  
名古屋駅   JR東海:東海道新幹線 (東京方面新大阪方面)  
名古屋駅   JR東海:東海道本線(豊橋方面)中央本線【中央西線】関西本線  
名古屋駅   JR東海:稲沢線(貨物線)  
名古屋駅   名古屋鉄道(名鉄名古屋駅):  
名古屋本線(豊橋方面名鉄岐阜方面)、(犬山線列車)  
名古屋駅   近畿日本鉄道(近鉄名古屋駅):名古屋線  
名古屋駅   名古屋市営地下鉄:東山線桜通線  
名古屋駅   名古屋臨海高速鉄道:西名古屋港線【あおなみ線】  
(リニア・鉄道館へは金城ふ頭駅下車)  
枇杷島駅   JR東海:稲沢線(貨物線)。東海交通事業:城北線  
清洲駅   JR東海:稲沢線(貨物線)  
稲沢駅   JR東海:稲沢線(貨物線)  
尾張一宮駅   JR東海:稲沢線(貨物線)。名古屋鉄道(名鉄一宮駅):名古屋本線尾西線  
岐阜駅   JR東海:高山本線  
名古屋鉄道(名鉄岐阜駅まで徒歩7分):名古屋本線各務原線  
岐阜駅   金華山ロープウェー (金華山麓駅まで岐阜バスで約15分)  
岐阜駅   名古屋鉄道:岐阜市内線(岐阜駅前電停。2005年廃止)  
岐阜駅   ロマンスリフトの廃線跡 (山麓駅跡まで徒歩25分)  
大垣駅   JR東海:東海道本線<旧・新垂井駅経由の下り本線> 
JR東海:東海道本線(支線・美濃赤坂方面)  
大垣駅  
関ケ原駅
養老鉄道:養老線(桑名方面【揖斐線】揖斐方面)、樽見鉄道:樽見線  
JR東海: 東海道本線<旧・新垂井駅経由の下り本線>  
近江長岡駅   ピステジャポン伊吹:伊吹山ゴンドラ【休止中】(湖国バスで16分+徒歩10分)  
米原駅   JR東海:東海道新幹線。近江鉄道:本線  
米原駅   JR西日本:東海道本線【琵琶湖線】(京都方面)北陸本線(敦賀・金沢方面)  
  
(参考:Wikipedia)