東海道本線下り本線(大垣~旧・新垂井~関ヶ原) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

今回は東海道本線の中でも、岐阜県にある関ヶ原越えの連続急勾配区間を迂回するための下りのみの路線、
大垣~新垂井駅跡~関ヶ原の下り本線を紹介します。
なお、定期普通列車はすべて上り線と同じ、垂井駅を経由するルート(上りは本線、下りは『垂井支線』)を通っているので、今回紹介する新垂井駅跡を通る本線ルートは『青春18きっぷ』では乗車できません。本線ルートは旅客列車では特急しか通りません。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東海:東海道本線(下り本線)  (※)大垣~新垂井駅跡~関ヶ原  13.8km   直流1,500V電化  
(※)実際の区間は、南荒尾信号場~関ヶ原(10.7km)。また、営業キロは垂井経由のものです。   

  

  

踏破達成時   2003年3月  
撮影時   2010年5月  
  
  
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大垣駅にて。
現在、下り本線の新垂井駅跡を通る普通列車はありません。特急と貨物列車が本線を通ります。

  

今回は特急『(ワイドビュー)しなの16号』に乗って下り本線を辿ります。

  
  

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大垣駅を発車して3.1km地点に南荒尾信号場があります。
右へ分岐する線路は赤坂支線で、カーブの途中に荒尾駅があります。
そして下り本線から左へ分岐する線路は垂井支線で、普通列車はここで速度を落として左の垂井支線へ進入します。
また、築堤になっている線路は上り本線で、これから下り本線は上り本線をくぐって右側へ進んでいきます。

  
  

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上り線、垂井支線と分かれてからしばらくは、住宅地や田園の中を走ります。

   

そして間もなく右側から迫ってくる山の裾を走るようになり、トンネルを2つ抜けます。線形は勾配を緩くするために距離を稼いでいるのか、カーブが多く線形が良いとは言えません。

  
  

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左手遠方に垂井の街並みが見えてくる頃、こちらは新垂井駅跡を通過します。
ホームに面する副本線は撤去されています。

  
  

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新垂井駅跡付近にて左側車窓を望む。
この時点でかなり高度を稼いでいるようです。

  
  

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こちらの下り本線はトンネルが多いです。新垂井駅跡を通過後も3つくぐります。

  
  

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最後のトンネルを抜けると左手から上り本線、垂井支線の線路が近づいてきます。
そして今度はこちらが上り線をオーバークロスし、関ヶ原駅に入ります。

  
  

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『しなの』をはじめ下り本線を走る特急列車は全て関ヶ原駅を通過します。
画像に写っているホームは垂井支線のもので、名古屋方面から垂井支線を経由して当駅で折り返す列車は、垂井までは垂井支線を通って垂井からは上り本線に入ります。したがって垂井支線の垂井~関ヶ原間は単線運転となります。

  

下り本線と垂井支線の線路は、関ヶ原駅の先で合流します。

  

  
乗り鉄の注意点  

下り本線を経由する定期旅客列車はすべて特急で、『しらさぎ』8本、『しなの』『ひだ』『サンライズ瀬戸・出雲』各1本のみで少ないです。
『しらさぎ』は概ね2時間に1本、『しなの』『ひだ』は共に大阪行きで夕方に、『サンライズ瀬戸・出雲』は深夜に運転されています。

  

「18きっぷ」でしかこの区間を通らない皆さんもぜひ1度機会があれば旧・新垂井経由のルートを乗車してみて下さい!

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
大垣駅   JR東海:東海道本線(名古屋、垂井方面)東海道本線(美濃赤坂支線)  
大垣駅   樽見鉄道:樽見線、養老鉄道:養老線(桑名方面【揖斐線】揖斐方面)  
関ヶ原駅   JR東海:東海道本線。なお、下り本線を通る列車は全て関ヶ原駅を通過。  
  
(参考:Wikipedia)