![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/3b/29/j/o0550041214425249938.jpg?caw=800)
今回から2回にわたり、三重県桑名市から北上して多度を経て岐阜県へと入り、養老を経由して大垣にてスイッチバックして揖斐へ至る、元・近鉄養老線だったローカル線、
養老鉄道養老線を紹介します。
尚、2007年までは親会社の近鉄による運営の近鉄養老線でした。
養老鉄道養老線を紹介します。
尚、2007年までは親会社の近鉄による運営の近鉄養老線でした。
第1回目は桑名~大垣です。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/2a/c1/p/o0339060014425249947.png?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ |
養老鉄道:養老線 | 桑名~揖斐 | 57.5km |
今回紹介の区間
区間 | 営業キロ | 備考 |
桑名~大垣 | 43.0km | 全区間単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2001年9月 |
撮影時 | 2010年5月 |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/97/58/j/o0550041214425249962.jpg?caw=800)
尚、養老鉄道ホームと近鉄ホームの間には中間改札が設けられていて、近鉄側はICカード対応の簡易改札機が設置されています。
桑名を発車すると近鉄名古屋線とJR関西本線の間を走りますが、左へカーブすると近鉄名古屋線をアンダーパスして分かれます。その後、左側には近鉄名古屋線から分岐した回送線が寄り添い、旧・東方駅を転用した操車場を見ながら走ります。ここでは、狭軌の養老線車両が塩浜検修車庫で検査を受ける際に狭軌の台車と標準軌の台車を交換する作業を行います。その後は住宅地を走り、大山田川を渡ると播磨に着きます。
播磨を発車後は住宅地が田園地帯へと変わり、左側から丘陵が迫ります。国道257号線と東名阪自動車道を続けてアンダーパスし、桑名北高校の東側を走ると下深谷に着きます。その後も丘陵と田園の境目を北上し、下野代を過ぎて肱江川を渡ると丘陵地を切り通しで進み、やがて丘陵地を抜けて市街地へと入ると多度に到着します。
播磨を発車後は住宅地が田園地帯へと変わり、左側から丘陵が迫ります。国道257号線と東名阪自動車道を続けてアンダーパスし、桑名北高校の東側を走ると下深谷に着きます。その後も丘陵と田園の境目を北上し、下野代を過ぎて肱江川を渡ると丘陵地を切り通しで進み、やがて丘陵地を抜けて市街地へと入ると多度に到着します。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/56/e0/j/o0550041214425249980.jpg?caw=800)
多度を発車すると多度川を渡り、今度は田園風景の中を走るようになります。三重県桑名市から岐阜県海津市へと変わり、国道257号線をアンダーパスすると住宅地やロードサイド店を見ながら走り、美濃松山に着きます。
美濃松山を発車後は引き続きロードサイド店や工場を見ながら北上し、やがて右手に揖斐川の堤防を見ながら田園地帯を走ると住宅街へと入り、石津に到着します。
美濃松山を発車後は引き続きロードサイド店や工場を見ながら北上し、やがて右手に揖斐川の堤防を見ながら田園地帯を走ると住宅街へと入り、石津に到着します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/83/74/j/o0550041214425250002.jpg?caw=800)
美濃山崎を発車後も山崎北谷をトンネルで潜り、今度は左手に養老山地を見ながら丘陵地の農村地帯を走ります。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/0a/97/j/o0550041214425250011.jpg?caw=800)
しばらくするとカーブの連続で蛇行するように走り、やがて住宅地へと入り左手にナイガイテキスタイルの工場が見えてくると駒野に到着します。
駒野を発車すると国道257号をアンダーパスし、津屋川に沿って丘陵地を走ります。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/a1/ab/j/o0550041214425250041.jpg?caw=800)
美濃津屋を発車後は畑や果樹園を見ながら走り。養老町へと変わります。引き続き左手に養老山地を見ながら農村部を走り、天井川の小倉谷をトンネルで潜ってしばらく走ると養老に到着します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/60/04/j/o0550041214425250054.jpg?caw=800)
また、ホームには瓢箪が多数飾られています。
養老を発車すると、今度は天井川を普通に渡り、勾配を下って田園地帯を走りますが、やがて左手に市街地が見えてくると養老町の中心地である美濃高田に着きます。
美濃高田を発車後は右へカーブして田園風景の中を東へ進み、高架線に上がって烏江に着きます。
美濃高田を発車後は右へカーブして田園風景の中を東へ進み、高架線に上がって烏江に着きます。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/d8/d6/j/o0320024014425250070.jpg?caw=800)
烏江を発車すると牧田川を渡り、大垣市へと変わります。続いて杭瀬川を渡って左へカーブし、針路を北へ変えると大外羽に着きます。
大外羽を発車後は名神高速道路をアンダーパスし、田園地帯を北上します。友江を過ぎてしばらく走ると住宅地へと入り、美濃青柳(みのやなぎ)に着きます。駅東側にはイビデンの工場があります。
美濃青柳を発車後は東海道新幹線をアンダーパスし、東側に広がる市街地の西縁を北上して西大垣に着きます。
美濃青柳を発車後は東海道新幹線をアンダーパスし、東側に広がる市街地の西縁を北上して西大垣に着きます。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/23/78/j/o0550041214425250084.jpg?caw=800)
西大垣を発車すると工場の中を右へカーブし、やがて市街地を進むようになると左手に揖斐方面へ向かう線路が現れ、室駅をかすめながら走ります。こちら(桑名方面)には現在、駅は設置されていません。その後は揖斐方面への線路と並走して東へ走り、やがて左手に東海道本線の多数の線路が寄り添うと頭端式構造の大垣に到着します。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/5d/62/j/o0550041214425250091.jpg?caw=800)
揖斐方面へはスイッチバックする線形ですが、揖斐方面と直通する列車はなく、当駅にて乗換となります。
(つづく)
揖斐線では普通列車のみの運転で、朝は概ね30分間隔、データイム以降は夜間まで概ね40分間隔、深夜は1時間以上間隔が開く場合があります。
運転系統は桑名~大垣の通し運転がメインで、早朝・深夜には桑名→美濃松山や駒野→桑名や桑名~養老、多度・養老→大垣や駒野~大垣の区間列車が少数ながら設定されていますが、大垣駅を跨いで揖斐方面へ直通する列車は設定されていません。
運転系統は桑名~大垣の通し運転がメインで、早朝・深夜には桑名→美濃松山や駒野→桑名や桑名~養老、多度・養老→大垣や駒野~大垣の区間列車が少数ながら設定されていますが、大垣駅を跨いで揖斐方面へ直通する列車は設定されていません。
使用車両は4扉ロングシートの600系列2連、3連です。トイレが設置されている編成が一部ありますが、団体列車として運転する際にのみ使用可能で、一般の営業電車として運用時は閉鎖扱いとなっています。
桑名~大垣の所要時間は1時間09分です。JRで名古屋を経由した方が若干速く移動できますが、養老線でゆったりと移動するのも楽しいかと思います。
また、学休日と土休日には『養老線休日フリーきっぷ』(大人1,000円、小人500円)が発売されていて、お得に乗り歩きが可能です。
尚、養老鉄道では交通系ICカードが利用不可なのでご注意を。
乗換駅 | 乗換路線 |
桑名駅 | 近畿日本鉄道:名古屋線。JR東海:関西本線 |
桑名駅 | 三岐鉄道:北勢線 (西桑名駅まで徒歩5分) |
養老駅 | 養老観光リフト (山麓駅まで徒歩30分) |
大垣駅 | 養老鉄道:養老線(【揖斐線】揖斐方面)。樽見鉄道:樽見線 |
大垣駅 | JR東海:東海道本線、美濃赤坂支線、旧・新垂井駅経由の下り本線 |
(参考:Wikipedia)