近江鉄道本線(滋賀県米原市~甲賀市。2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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日野駅にて。吊り掛け駆動方式の単行電車、220形です。

  

今回は滋賀県東部に展開する西武鉄道グループの近江鉄道(通称:ガチャコン)の
本線を紹介します。

  

尚、2013年から  
米原~高宮と多賀線が『彦根・多賀大社線』  

高宮~八日市が『湖東近江路線』  

八日市~貴生川が『水口・蒲生野線』  

そして八日市線が『万葉あかね線』  
というように路線愛称が設定されましたが、当記事では旧来の「本線」を一括で紹介させて頂きます。
ご了承下さい。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
近江鉄道:本線  米原~貴生川  44.7km   全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm  
  
  
踏破達成時   2002年3月  
撮影時   2009年7月  

  
  

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米原駅にて2009年撮影。
以前の米原駅はもっと東側にありましたが、2007年に現在地へと移転しました。
そして、2012年には新駅舎が竣工したようです。
ちなみに米原駅はJR駅と隣接しています。

  
  

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米原駅は頭端式ホーム1面2線で、簡素な造りです。ホームからJR駅を見渡すことができます。

  

米原を発車すると、東海道新幹線、東海道本線【琵琶湖線】と並走して南下しますがやがて分かれ、左手に山が迫るローカル風景の中を進むと滋賀県・米原市から彦根市へと入り、企業名が駅名となったフジテック前に着きます。フジテック前を発車後は住宅地へと入り、鳥居本に着きます。

  
  

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鳥居本を発車後は新幹線をアンダーパスして佐和山の中へと入り、トンネルを抜けると市街地へと入ります。

  

そして東海道本線と合流すると彦根に到着します。

  
  

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彦根駅にて。彦根駅には車両基地が隣接していて、一部の日には「近江鉄道ミュージアム」として公開されています。

  

彦根を発車すると東海道本線と並走しながら市街地を南へ走り、ひこね芹川を過ぎると芹川を渡り、JRと分かれると彦根口に着きます。彦根口を発車後は住宅地を南へ進み、多賀線が分岐する高宮に到着します。

  
  

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高宮駅にて。
多賀線の線路は駅の手前で左へ分かれるため、本線下り列車と多賀線列車が発着する島式ホームは扇形になっています。

  

高宮を発車すると田園地帯へと出て多賀町、そして犬上川を渡って甲良町へと変わると東海道新幹線が長い間東側を並走するようになりますが、新幹線は築堤高架のために一部を除き東側の風景を眺められません…。新幹線との並走後は住宅地や田園の中を走り、甲良町→彦根市→甲良町と変わり尼子に着きます。尼子を発車後は豊郷町へと入り豊郷に着きます。

  
  

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尼子~豊郷にて。新幹線と反対側の右側(西側)車窓をです。住宅地の間にはのどかな田園風景が広がっています。

  
  

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(後方展望)豊郷駅にて。東側には壁のように東海道新幹線が並走しています。

  

豊郷を発車後は愛荘町→豊郷町へと変わり、宇曽川を渡ると再び愛荘町へと入って愛知川(えちがわ)駅に着きます。愛知川駅を発車後は右へカーブしてようやく(?)新幹線と分かれ、愛知川を渡ると東近江市へと変わります。その後は左へカーブして住宅地を走ると五箇荘に到着します。ちなみに地名は「五荘」です。

  
  

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五箇荘を発車すると新幹線をアンダーパスした後に左へ砂利採取線が分岐しますが、現在は砂利採取は行われておらず、末端区間を撤去した上で残存区間をバラスト積載線として利用されているそうです。

     

その後は田園地帯を走り、右手に山地が迫ると河辺の森に着きます。その後は市街地へと入り、近江鉄道の拠点駅であり、東近江市の代表駅である八日市に到着します。

  
  

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八日市駅にて。近江八幡へ向かう八日市線との接続駅で、構内はやや広いです。

  

八日市を発車すると少しして八日市線が右へ分かれ、やがて田園地帯へと変わると長谷野、大学前と進み、丘陵地帯へと入ると名神高速道路をアンダーパスして京セラ前に着きます。

  
  

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京セラ前を発車後は平地へと出て、丘陵を見ながら田園風景の中を走り桜川に着きます。

  

その後もローカル風景を見ながら朝日大塚、朝日野と進み、朝日野駅構内で日野町へと変わります。そして左手に住宅地が見えてくると右へカーブして日野に到着します。

  

日野を発車すると日野川を渡り丘陵地へと入ります。

  
  

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そして短いトンネルを抜けてしばらく走ると甲賀市(こうかし)へと変わり、なおも丘陵地を走ると水口松尾に着きます。

  

その後は住宅地へと入り、水口(みなくち)に到着します。

  
  

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水口駅にて。旧・自治体名(水口町)を名乗っている駅なのですが、規模は小さく乗降客も少ないです。

  

水口を発車すると市街地の中を水口石橋、水口城南と南西へ走ります。水口城南を発車後は田園地帯へと変わり、野洲川を渡ります。その後は住宅と田園の混在した風景の中を走り、やがて左へカーブすると草津線に寄り添い、終点の貴生川(きぶかわ)に到着します。

  
  

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貴生川駅にて。草津線や、2014年1月現在運休中の信楽高原鐵道との連絡駅で、島式ホーム1面2線の構造です。
改札口は彦根駅や近江八幡駅と同じく、ホーム上にあります。

  

  

乗り鉄の注意点  

本線では普通列車のみの運行で、快速などの優等列車の運行はありません。

  

運転区間は米原~貴生川の全線通し系統をはじめ、彦根、高宮、八日市、日野、水口を始発・終着とする区間列車も多数運行しています。また、米原・彦根~多賀大社前の多賀線直通列車や、貴生川~八日市~近江八幡の八日市線直通列車も設定されています。

  

運転本数について、データイムは概ね毎時1本で、2時間ほど間隔が開く時間帯もありますが、ラッシュ時は本数が増えます。

  

米原からの所要時間は、彦根11分、高宮26分、八日市51分、貴生川まで約1時間45分で、乗り鉄の際は時間に余裕を持った方が良いでしょう。

  

最後に、近江鉄道ではICカードが使用できません。
また、金土休日には800円で『1デイ・スマイル チケット』が発売されています。

  

  

のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
米原駅   JR西日本:東海道本線(京都方面)【琵琶湖線】北陸本線(長浜まで【琵琶湖線】) 
米原駅   JR東海:東海道新幹線東海道本線(名古屋方面)   
彦根駅   JR西日本:東海道本線【琵琶湖線】  
高宮駅   近江鉄道:多賀線  
八日市駅   近江鉄道:八日市線  
貴生川駅   JR西日本:草津線。信楽高原鐵道:信楽線  
  
(参考:Wikipedia)