中央本線(その5・中津川~名古屋)【中央西線】 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

イメージ 1
名古屋駅にて。特急『(ワイドビュー)しなの』に使用される383系電車です。

  

今回の中央本線編・第5回は、中央西線の岐阜県から愛知県へかけての【中央線】区間、
中津川~名古屋を紹介します。

  
  

イメージ 2
(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ   備考  
中央本線  (※1)東京~塩尻~名古屋  424.6km  辰野経由の支線(27.7km)を含む  
(※1)「鉄道要覧」上では、東京~神田は東北本線、代々木~新宿は山手線になっています。   

  

  

今回紹介の区間  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東海:中央本線【中央西線】  中津川~名古屋  79.9km   全区間複線、直流1,500V電化  
  
  
踏破達成時   2001年3月  
撮影時   2009年~2011年  

  

  

イメージ 3
中津川駅にて。当駅より名古屋方は都市圏輸送区間に入りますが、瑞浪までの区間では普通列車の運転は毎時2本にとどまっています。
うち1本(データイム中心)は座席指定制の『セントラルライナー』です(多治見までは乗車整理券不要ですが、その場合、着席は保証されません)。
また、塩尻・東京方面は列車本数が激減します。

  

中津川を発車すると丘陵の住宅街を走りますが、しばらくすると車窓は農村風景に変わります。美乃坂本を過ぎると恵那市に入り、トンネルを抜けて中央自動車道をくぐると市街地に入り、左側から来た明知鉄道明知線と合流すると恵那に着きます。

  
  

イメージ 4
中津川~美乃坂本にて。
写り込みのせいで見づらいですが、中津川~武並では上下線が離れている箇所がいくつかあります。

  

恵那を発車後はすぐに山間部に入り、木曽川水系から庄内川水系に変わります。国道19号線、中央自動車道と並走しながら進んで武並に着きますが、この間塩尻方面の線路は長大トンネルになっています。武並から先は山里を走り、瑞浪市に入ってしばらくすると釜戸、引き続き山里を進みますがやがて市街地に入り瑞浪に到着します。
瑞浪を発車後は都市郊外の風景の中を走り、土岐市に入って再び市街地に入ると土岐市駅、今度は一転、山間部に変わって多治見市に入りますが、しばらくすると市街地を走るようになり、右へカーブすると多治見に到着します。

  
  

イメージ 5
多治見駅にて2009年撮影。現在は橋上駅舎が完成しています。
多治見駅は単式ホーム1面、島式ホーム2面の計3面5線の構造です。
名古屋方面からの多くの列車が当駅にて折り返していきます。

  

多治見を発車するとすぐに太多線が右へ分かれ、こちらもすぐに庄内川の上流・土岐川の渓谷を連続トンネル区間でクリアします。古虎渓を過ぎると愛岐トンネルに入り、トンネル内で愛知県春日井市に入ります。トンネルを抜けると定光寺ですが、この付近には旧線区間の遺構(トンネルなど)が残っています。

  
  

イメージ 6
定光寺にて。この付近は庄内川の渓谷に沿って景色の良い区間を走ります。

  

定光寺発車後は少しづつ谷が開けてきて、やがてニュータウンの住宅地に入り左側からの愛知環状鉄道線と合流すると高蔵寺に到着します。

  

高蔵寺を発車後は住宅地を進み、やがて東名高速道路をアンダーパスする地点に神領駅があります。

  
  

イメージ 7
神領駅付近では右手に神領車両区を見ながら走り、左手に田園風景を見ながら進むと市街地に入り、春日井に着きます。春日井を発車後は、王子製紙春日井工場へ向かう専用線が左へ分岐し、引き続き住宅地を走ります。やがて高架線になり勝川を過ぎると左へカーブし、名古屋第二環状自動車道をアンダーパスすると庄内川を渡り、名古屋市守山区に入ります。車窓左側にはナゴヤドームの屋根を望めます。その後も住宅地を走り、待避設備を持つ新守山を過ぎると矢田川を渡って東区に変わります。沿線風景が市街地に変わると名鉄瀬戸線をアンダーパスし、JR線ではナゴヤドーム最寄り駅となる大曽根に到着します。

  
  

イメージ 8
大曽根駅にて。名鉄線、地下鉄線、「ゆとりーとライン」と接続する拠点駅です。
ナゴヤドームへは徒歩15分で行けます(最寄り駅は地下鉄のナゴヤドーム前矢田駅)。

  

大曽根を発車するとすぐに掘割区間に入り、東区と千種区の境界を走ります。いくつもの道路をアンダーパスしながら進むと、地下鉄東山線との接続駅である千種に到着します。千種を発車後は中区に入り、高架区間になって市街地を走ります。若宮大通をオーバークロスすると鶴舞で、その後も高架線が続きますがやがて右へカーブして掘割区間に変わり、名鉄名古屋本線と東海道本線が左から寄り添うと金山に到着します。金山は1989年に名鉄線と東海道本線にも駅が新設され(名鉄線は金山橋駅から移転)、地下鉄の駅とともに名古屋の南の交通結節点、副都心として機能しています。

  
  

イメージ 9
金山を発車後は名鉄線、そしてその向こうを走る東海道本線と並走します。特に名鉄は昼間でも毎時20本以上(片方向)運転されているので、名鉄電車を見かける可能性が非常に高いです。東海道本線にのみ駅のある尾頭橋駅を過ぎると名鉄線と東海道本線をアンダーパスし、貨物線と合流して東海道新幹線とも並走します。そして正面のJRセントラルタワーズなどの高層ビルが大きく見えてくるようになると、ほどなくして終着駅の名古屋です。

  
  

イメージ 10
名古屋駅にて。
中央線の列車は原則として7~11番線(9番線にホームは無し)を使用します。
また、『しなの』1往復と普通列車1本(平日、土休日とも)が東海道本線の岐阜方面へ直通しています。

  

  
乗り鉄の注意点   

特急は名古屋(1往復のみ大阪)~長野を結ぶ『しなの』が概ね毎時1本運転されています。
区間内の標準停車駅は中津川、多治見、千種、名古屋ですが、一部は恵那にも停車します。

  

一方の非優等列車は、普通列車と快速列車、そして座席指定制の『セントラルライナー(データイム中心)』『ホームライナー(ラッシュ時のみ)』が運転されています。
基本的に名古屋へ近づくごとに本数が増えます。中津川駅基準では『セントラルライナー』と快速が各1本の運転(いずれも中津川~多治見は各駅停車)ですが、名古屋駅基準では1時間当たり『セントラルライナー』1本、快速が3本、普通が5本(うち1本は高蔵寺以東は愛知環状鉄道線へ直通)の運転です。

  

また、『セントラルライナー』多治見~名古屋間の一部でも乗車する場合は310円の乗車整理券(座席指定あり)が必要ですが、中津川~多治見のみを利用する場合は乗車整理券なしでも乗車可能です。空席に着席可能ですが、その座席を指定された乗車整理券を持った客が現れたら直ちに席を譲らなければなりません。

  

普通、快速の使用車両はロングシートの211系と転換クロスシート主体の313系が中心で、一部の列車には213系や311系も使用されます。また、2011年になってセミクロスシートの211系0番台が大垣区から神領区へ転属してきて、中央線での運用に就いています。

  

中津川~名古屋の所要時間は特急『しなの』で約50分、『セントラルライナー』で60分台、快速で70分台、そして各駅に停車する普通列車ですと80分前後です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線
中津川駅   JR東海:中央本線【中央西線】(塩尻・東京方面)  
北恵那鉄道線:中津町~恵那峡口の廃線跡  
恵那駅   明知鉄道:明知線。北恵那鉄道:大井線の廃線跡    
恵那駅   恵那峡ロープウェイ(休止中。恵那峡駅まで路線バスと徒歩で25分)  
多治見駅  
定光寺駅  
JR東海:太多線。東濃鉄道:笠原線の廃線跡  
国鉄:中央本線旧線跡・愛岐トンネル群(簡易記事)  
高蔵寺駅   愛知環状鉄道:愛知環状鉄道線(一部直通運転)  
高蔵寺駅   名古屋ガイドウェイバス:  
ガイドウェイバス志段味線【ゆとりーとライン】方面への路線バス  
勝川駅   東海交通事業:城北線 (勝川(仮)駅まで500m、徒歩7~8分)  
大曽根駅   名古屋鉄道:瀬戸線。名古屋市営地下鉄:名城線  
大曽根駅   名古屋ガイドウェイバス:ガイドウェイバス志段味線【ゆとりーとライン】  
千種駅   名古屋市営地下鉄:東山線  
鶴舞駅   名古屋市営地下鉄:鶴舞線  
金山駅   JR東海:東海道本線。名古屋鉄道:名古屋本線  
金山駅   名古屋市営地下鉄:名城線名港線  
名古屋駅   JR東海:東海道新幹線 (東京方面新大阪方面)  
名古屋駅   JR東海:東海道本線 (米原方面豊橋方面)  
名古屋駅   JR東海:稲沢線(貨物線)関西本線  
名古屋駅   名古屋鉄道(名鉄名古屋駅):  
名古屋本線 (名鉄岐阜方面豊橋方面)、(犬山線列車)  
名古屋駅   近畿日本鉄道(近鉄名古屋駅):名古屋線  
名古屋駅   名古屋市営地下鉄:東山線桜通線  
名古屋駅   名古屋臨海高速鉄道:西名古屋港線【あおなみ線】  
(リニア・鉄道館は金城ふ頭下車)  
  
(参考:Wikipedia)