恵那峡ロープウェイ(岐阜県。2000年休止・2012年再訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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蛭川駅(恵那峡ワンダーランド内)に留置されている球状の搬器を木曽川(恵那峡)の対岸より撮影。

  

昨年に、恵那峡ロープウェイの廃線(?)跡を2006年に訪問した際のレポートをUPしましたが、かなり中途半端な内容に終わってしまったので、今回は、2012年1月に再訪問した際のレポートを紹介致します。
 
恵那峡ロープウェイとは…
岐阜県中津川市(旧・蛭川村)の蛭川駅と恵那市の恵那峡駅を、木曽川の渓谷「恵那峡」を空中で渡って結んでいましたが、2000年の恵那峡ランド閉園と同時に休止となり、現在は休止か廃止かわからないです。
ちなみに、一度閉園となった恵那峡ランドは2002年に恵那峡ワンダーランドとして再オープンし、現在も営業しています(冬期休業)。しかし、ロープウェイは現在も復活していません(復活は無理でしょうが…)。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

区間   全長   高低差  方式  
蛭川駅(恵那峡ランド)~恵那峡駅  717m  26m   三線交走式普通索道  
  
  
訪問・撮影時   2012年1月  
  

  

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遊覧船乗り場に程近い恵那峡駅への入口です。
一部の案内板は残っていますが、撤去されて放置されている案内板もあります。
戦前には近くの大井ダム付近まで現・恵那駅方面から北恵那鉄道大井線が延びていました。
⇒北恵那鉄道大井線の廃線跡探訪記事はこちら

  
  

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山を登って恵那峡駅まで行ってみました。
6年前と変わらず、駅舎は残っていましたが、中へは入れませんでした。
おそらくホームには搬器が留置されていると思います。

  

また、恵那峡駅へのアクセスルートとして、遊覧船乗り場から崖を登るルートと、崖の上の傘岩付近から平坦ルートを歩くルートがありました。

  
  

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遊覧船乗り場近くまで戻り、今度は河川敷まで行ってみました。
恵那峡駅方を望むと、現役当時のまま残っているロープを見ることができます。

  
  

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先程とほぼ同じ地点から蛭川駅方を望む。
ロープが残っているのでどの位置を通っていたのか分かりやすいです。
恵那峡ロープウェイは木曽川(恵那峡)の水面上を通っていました。
恵那峡ワンダーランド内にある観覧車に匹敵するほどのスリルを味わえたことでしょう。

  
  

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先程と同じ地点から蛭川駅を撮影。
こちらも駅施設はそのまま残っています。
補修して復活運転してほしいところですが、さすがに難しいでしょうね…。

  

  

あとがき  

恵那峡ロープウェイが現在は休止か廃止か分かりませんが、いずれにしても復活は絶望的です。

  

前回訪問時はまともに写真撮影ができなかったのですが、今回は搬器も撮影できて、ある程度のリベンジは果たせました。

  

恵那峡駅跡に留置(放置?)されているはずの搬器を見ることができなかったのが心残りです…。

  

ロープウェイから見下ろす木曽川・恵那峡の景色はさぞ素晴らしかったことでしょう…。
私も一度乗りたかったです…。

  

  
アクセス(恵那峡バス停から恵那峡駅まで徒歩10分)  

公共交通機関:JR中央本線・明知鉄道明知線の恵那駅より東濃鉄道バスで14分、恵那峡バス停にて下車。
マイカー:中央自動車道・恵那ICより恵那峡駅まで10分、恵那峡ワンダーランドまで15分。