中央本線(その4・塩尻~中津川) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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塩尻駅にて。普通列車に使用される313系電車です。

  

今回の中央本線編は「中央西線」へ入り第4回、奈良井川および木曽川の渓谷が美しい木曽谷を走る区間、
塩尻~中津川を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ   備考  
中央本線  (※1)東京~塩尻~名古屋  424.6km  辰野経由の支線(27.7km)を含む  
(※1)「鉄道要覧」上では、東京~神田は東北本線、代々木~新宿は山手線になっています。  

  

  

今回紹介の区間  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東海:中央本線【中央西線】  塩尻~中津川  94.9km   直流1,500V電化。  
(※)贄川~奈良井、宮ノ越~原野、倉本~十二兼は単線。その他の区間は複線。   

  

  

踏破達成時   2001年3月  
撮影時   2007年~2011年  

  

  

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塩尻駅にて。1982年に駅が移転しました。
殆どの列車が篠ノ井線の松本以遠へ直通します。
東京方面への中央東線は当駅にて乗換が必要です。

  
  

塩尻を発車するとすぐに右へカーブし、東京方面への中央東線と分かれます。そしてすぐに、旧・本線だった中央東線からの短絡線と合流します。その後は農村部を快走し洗馬、少しずつ山深くなり日出塩と進み、そして奈良井川の深い谷間をトンネルの連続で走ります。贄川(にえかわ)からは単線になり、深い谷を旧・楢川村の中心地である木曽平沢に到着します。

  
  

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木曽平沢駅にて。写真は311系と313系を併結している快速『ナイスホリデー木曽路』です。
山間部に駅があります。

  

木曽平沢を発車後はほどなくして旧中山道の宿場町があった奈良井に到着します。

  

奈良井からは複線に戻り、鳥居トンネル内で塩尻市から木祖村に変わり、同時に信濃川水系から木曽川水系に変わります。その後は木曽川の深い谷を藪原、木曽町に入り宮ノ越、単線になってやや開けた谷を原野と進みます。

  
  

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原野からは複線に戻って、上下別線で山を越えると車窓右側の木曽川の谷に市街地が現れ、やがて側線が広がると広い構内の木曽福島に到着します。

  

木曽福島を発車すると引き続き木曽川の深い谷に沿って進み、やがて上松町に入り町並みが見えてくると上松に着きます。

  
  

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上松を発車後、木曽川の景勝地「寝覚の床」に沿ってしばらく走ります。倉本からは単線になり、大桑村に入っても木曽川に沿って須原、大桑、野尻と進みますが、木曽川を見渡すといくつもの関西電力の水力発電所が見られます。この地域は関電の電力供給エリア外ですが、木曽川の本流にある発電所は関電が保有しています。

  
  

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須原~大桑にて。この付近の木曽川には関西電力の水力発電所が多いです。

  

野尻を過ぎると今度は南木曽町に入り、十二兼からは終点の名古屋までは複線区間が続きます。引き続き山間部を上下別線で進み、やがて住宅地が現れるとほどなくして南木曽に到着します。

  

南木曽を発車するとトンネル内で大きく右へカーブし、トンネルを抜けると初めて木曽川を渡ります。そして長大トンネルなどで山間部を駆け抜けて田立、左へカーブしながら長野県から岐阜県中津川市に入り、木曽川を2度渡って坂下に着きます。

     
     

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坂下駅にて。JR東日本の115系も313系に交じって塩尻~中津川で運転されています。

  

坂下を発車後しばらくすると山間部をトンネルで抜け、木曽川を渡ると落合川に着きます。

  
  

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落合川駅付近にて。これで木曽川とはお別れです。

  

落合川を発車後はさらにトンネルを抜けて市街地に入ると中津川に到着します。

  
  

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中津川駅は単式、島式ホームが各1面の2面3線で、北側には側線が多数あります。
普通列車は一部を除き、当駅で乗換が必要です。
また、昔は当駅から北恵那鉄道線が北へ分岐していました。
⇒北恵那鉄道線一部区間の廃線跡探訪記事はこちら

   

(つづく)    

   

   

乗り鉄の注意点   

特急は名古屋(1往復のみ大阪)~長野を結ぶ『しなの』が概ね毎時1本運転されています。
区間内の標準停車駅は塩尻、木曽福島、中津川ですが、一部は上松または南木曽にも停車します。

  

一方の非優等列車は、313系使用の普通列車が主力で、一部の列車にはJR東日本の115系も使用されています。
運転区間は、塩尻方では夜の1往復を除き篠ノ井線の松本まで運転されています。中津川方では朝の一部を除いて全て中津川を始終着としていて、名古屋方面へは基本的に乗換が必要です。

  

運転本数はかなり少なく、2~3時間に1本の割合です。通し運転の列車が多いですが、松本~木曽福島・上松、南木曽・坂下~中津川・名古屋を運転する区間列車も設定されていて、少ない通し運転の列車を補完しています。

  

塩尻~中津川の所要時間は、特急で概ね1時間強、普通列車では2時間弱を要します。単線区間が長い割には普通列車も意外と速いです。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線
塩尻駅   JR東日本:篠ノ井線(一部直通運転)中央本線<辰野支線>  
塩尻駅   JR東日本:中央本線【中央東線】(甲府・東京方面)  
木曽福島駅   御岳ロープウェイ (鹿ノ瀬駅まで路線バスで約1時間。冬期は休止)
木曽福島駅   チャオ御岳のゴンドラリフト【夏期運休】(山麓駅まで路線バスで1時間5分)  
中津川駅   JR東海:中央本線【中央線】(多治見・名古屋方面)  
  
(参考:Wikipedia)