名古屋市営地下鉄名港線(金山~名古屋港。2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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名古屋港駅にて。2000形電車です。

  

今回は、名古屋の副都心として著しく発展した金山駅から南へと進み、レジャー施設が充実しているガーデン埠頭に近い名古屋港駅へと至る路線、
名古屋市営地下鉄名港線を紹介します。

  

尚、名港線は、2004年までは名城線の一部区間でしたが、その名城線の環状運転開始と同時に『名港線』へと愛称が変更となりました(正式名称は「名古屋市高速度鉄道第2号線(大曽根~名古屋港)」で、今回の「名港線」区間はその一部)。

  

また、写真が金山駅と名古屋港駅の両端駅のものしかありませんが、ご了承下さい。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
名古屋市営地下鉄:名港線  金山~名古屋港  6.0km   全線複線。直流600V電化(第三軌条)  
(※)軌間1,435mm。     

  

  

踏破達成時   1999年8月  
撮影時   2009年6月ほか  

  

  

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金山駅にて。元々は中央本線と地下鉄だけの駅で、名鉄の駅は数百メートル東にあり(金山橋駅)、東海道本線には駅そのものがありませんでしたが、1989年に名鉄駅が当地へ移転し、東海道本線にも駅が設置されて「金山総合駅」としてオープンし、相互の乗り換えが大変便利になりました。
その後は金山駅の利用客が急増し、また駅周辺も急速に発展して、金山は名古屋の副都心としてふさわしい地区へと変貌しました。
ちなみにJRと名鉄の駅は掘割にあるため、地下鉄の駅はさらに深い場所にあります。

  
  

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金山駅にて。島式ホーム2面4線の構造です。
外側2線を名城線の電車、内側2線を名港線の電車が使用しています。
名港線の大半の電車が名城線の栄・大曽根方面と直通運転を行っています。

  

金山を発車すると、上下線別の単線トンネルで名城線の右回り線、国道19号線、堀川、そして中央卸売市場の地下を潜ります。その後は上下線が合流し、上空に名古屋高速4号東海線が通っている大通り・江川線の直下へ進むと日比野に着きます。余談ですが、日比野駅は1989年に開催された「世界デザイン博覧会」のメイン会場であった白鳥会場への最寄り駅でした。
日比野を発車後は市街地の中、江川線の道路直下を南へ進みます。国道1号線と交差し、その交差点上を東海道新幹線が斜めに横断している地点にある六番町を過ぎるとさらに南下し、熱田区から港区へと変わると南方貨物線(未成線)との交差地点を通過し、東海通と交差する地点にある東海通に到着します。

  

東海通を発車後も市街地の中、江川線の道路直下を南へ進み続け、港区役所を過ぎると国道23号線(名四国道)と交差して築地口に着きます。築地口からは同じ江川線でも国道154号線へと変わり、右側から名港工場へ通じる引込線と合流し、ほどなくして終点の名古屋港に到着します。

  
  

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名古屋港駅にて。
島式ホーム1面2線の構造で、終端側は少し南へ1両分(?)ほど進んだ所に車止めがあります。

  
  

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名古屋港駅から地上へ上がると、港湾地区と市街地を望めます。
付近一帯は名古屋港の「ガーデン埠頭」地区で、遊園地や名古屋港水族館などのレジャー施設をはじめ、
港には元・南極観測船の「ふじ」が係留されていて、一般公開されています。

   

   
乗り鉄の注意点  

名港線を運転する電車はすべて金山~名古屋港を通し運転します。また、早朝と夜間は線内運転になりますが、データイムは名城線の大曽根まで足を延ばし、さらにラッシュ時はナゴヤドーム前矢田まで行く列車や、そのまま名城線の環状列車となる列車もあります(逆方向もあり)。
運転本数は、データイムは10分毎の運転ですが、朝夕ラッシュ時は増発されます。

  

また、名城線(特に西側区間)から名港線へ向かう場合は、乗る電車を間違うと、金山からそのまま名城線を進んで新瑞橋方面へ行ってしまうので注意が必要です。

  

車両はすべて2000形6連です。

  

金山~名古屋港の所要時間は、11分です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
金山駅   名古屋市営地下鉄:名城線(栄方面は右回り、新瑞橋方面は左回り)  
金山駅   JR東海:東海道本線中央本線。名古屋鉄道:名古屋本線  
  
(参考:Wikipedia)