名鉄犬山線(愛知県清須市~岐阜県各務原市。2012年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

新鵜沼駅にて。1000系-1200系『パノラマSuper』です。

  

今回は、名古屋(枇杷島分岐点)から北へ進み、名鉄グループのレジャー施設が充実している犬山を経て岐阜県の新鵜沼駅へ至る名古屋鉄道の主要路線、
名鉄犬山線を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
名古屋鉄道:犬山線  枇杷島分岐点~新鵜沼  26.8km   全線複線・直流1,500V電化  
(※)軌間1,067mm。      

  
  

踏破達成時   2001年9月  
撮影時   2012年11月ほか  

  

  

名鉄名古屋駅を発車すると、名古屋本線上を栄生、東枇杷島と進みます。

  
  

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東枇杷島を過ぎて庄内川を渡ると枇杷島分岐点に差し掛かり、犬山線は右へカーブして左へカーブする名古屋本線と分かれます。

 

その後は築堤を下り、名古屋本線の名鉄岐阜方から分岐した線路が左側から合流します。この枇杷島分岐点では犬山線と名古屋本線、そして両路線を結ぶ連絡線でデルタ線を形成しています。

 

枇杷島分岐点を過ぎると住宅街を北北東へ走り、下小田井に着きます。下小田井を発車後は国道22号、名古屋高速6号清須線をアンダーパスします。


 

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そして愛知県・清須市から名古屋市西区へ変わると高架区間になり中小田井に着きます。

 

中小田井を発車後は左へカーブして東海交通事業城北線をアンダーパスしたのちに名古屋市営地下鉄鶴舞線が上下線の間に現れると上小田井に到着します。駅の上部を名古屋第二環状自動車道(名二環)が跨いでいます。

 

上小田井を発車すると新川を渡り、北名古屋市へと変わります。


 

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田園も見られる住宅地を北上し、やがて高架区間になり県道62号線をオーバーパスするとすぐに地平へと戻り、西春に到着します。

 

西春を発車すると住宅地を北へ走り、徳重・名古屋芸大を過ぎると五条川を渡り岩倉市へと変わります。田園風景の中を走りますが、大山寺からは住宅地へと変わり、やがて市街地へ入ると岩倉に到着します。


 

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岩倉駅にて2008年撮影。約半数の普通列車は当駅で名鉄名古屋方面へ折り返します。
2008年当時は、まだ7000系パノラマカーが活躍していました。
また、岩倉駅から西へは一宮線が、東へは岩倉支線が、それぞれ分岐していました。
⇒名鉄一宮線の廃線跡探訪の記事はこちら

 

岩倉を発車すると左へ右へカーブして、住宅地を北上します。やがて田園風景へ変わると石仏に着きます。石仏を発車後は名神高速道路をアンダーパスし、一宮市へ変わります。畑や住宅地を見ながら北上し、江南市へ変わると高架化工事中のため仮線を走ります。そして国道155号線と交差するとすぐに布袋(ほてい)に着きます。布袋駅では最近まで古い駅舎が使用されていましたが、高架化工事に関連して取り壊されました。


 

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布袋を発車後は住宅地を北へ進み、やがて市街地へ入ると右へカーブして江南に到着します。
江南駅は江南市の代表駅ですが、島式ホーム1面2線の構造です。

 

江南を発車するとさらに右へカーブして、畑も見られる住宅地を東北東へ進みます。そして扶桑町へと変わると柏森に着きます。


 

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柏森を発車後は左へカーブして畑も見られる住宅地を北東へ進み、扶桑町役場の最寄駅である扶桑(ふそう)に着きます。

 

扶桑を発車後も住宅地を北東へ進み、木津用水駅(こつようすい)を過ぎると駅名の由来となった木津用水を渡り、その直後に犬山市へと変わります。その後も住宅地を走りますが、やがて上り勾配で台地上へ進むと市街地へと入り、犬山口に着きます。


 

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犬山口を発車後は左へカーブして小牧線、そして広見線とも合流すると犬山に到着します。

 

犬山を発車すると左手には犬山城を、右手には成田山名古屋別院大聖寺や日本モンキーパーク(名鉄系のゆうえんち)を遠望しながら住宅地を北へ走ると犬山遊園に到着します。かつてはモンキーパークモノレール線が分岐していましたが、2008年に廃止されました。


 

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犬山遊園を発車すると左へカーブして木曽川を渡り、岐阜県各務原市へと変わります。
この犬山橋はかつて鉄道道路併用橋でしたが、道路専用の橋(愛称:ツインブリッジ)が下流側に完成してからは鉄道専用橋になりました。
併用橋時代、パノラマカーなど一部の車両はミュージックホーンを鳴らしながら徐行運転で犬山橋を通過していました。

 

犬山橋を渡り終えると右へカーブして、終点の新鵜沼に到着します。かつては右へ分岐して高山本線に繋がる短絡線がありましたが、特急『北アルプス』の廃止後に廃線となりました。
⇒鵜沼連絡線の廃線跡探訪の記事はこちら


 

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新鵜沼駅はホーム3面5線の構造で、写真右側(西側)のカーブしている2線は各務原線直通列車が発着します。
新鵜沼を始発・終着とする列車は行き止まりの配線になっている東側3線に発着します。
また、終端部の先にはJRの高山本線が名鉄線の行く手を阻むような感じで東西に走っています。


 

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新鵜沼駅の西口駅舎です。
また、東口もあり、西口の脇からJR鵜沼駅へ続く自由通路へ繋がっています。

 

駅のある各務原市鵜沼地区はさほど大きくない町ですが、駅北側の丘陵には新興住宅地が広がっています。

  

  
乗り鉄の注意点  

枇杷島分岐点を通る犬山線列車は全て名古屋本線の名鉄名古屋方面へ直通します。また、犬山・新鵜沼方では一部列車が広見線や各務原線へ直通します。

  

データイムは1時間当たり中部国際空港~新鵜沼のミュースカイ(全車特別車の空港特急)が1本、豊橋~新鵜沼の一部特別車特急が2本、河和線方面~新鵜沼の急行が2本、中部国際空港~新可児の準急が2本、東岡崎~岩倉・犬山の普通が各2本、そして地下鉄鶴舞線直通の普通が上小田井~岩倉で1本、最後に各務原線直通の急行と普通が犬山~新鵜沼で毎時2本の運転です。
また、平日ラッシュ時は増発されますが、運転系統がデータイムとは全く変わってしまうので、特に名古屋方面行き列車の行先には注意が必要です。

  

使用車両は多岐にわたっていて、小牧線用の300系、瀬戸線用の4000系以外の全形式が使用されています。尚、鶴舞線直通列車は100系・200系のほか、名古屋市交通局の3000形、3050形、N3000形も使用されています。

  

特急での名鉄名古屋からの所要時間は、岩倉まで11分、犬山まで25分、新鵜沼まで29分です。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
(名鉄名古屋駅)   名古屋鉄道:名古屋本線 (豊橋方面名鉄岐阜方面)  
(名鉄名古屋駅)   近畿日本鉄道(近鉄名古屋駅):名古屋線  
(名鉄名古屋駅)   名古屋臨海高速鉄道(名古屋駅):西名古屋港線【あおなみ線】  
(名鉄名古屋駅)   名古屋市営地下鉄(名古屋駅):東山線桜通線  
(名鉄名古屋駅)   JR東海(名古屋駅):東海道新幹線 (東京方面新大阪方面)  
(名鉄名古屋駅)   JR東海(名古屋駅):東海道本線(静岡方面米原方面)、稲沢線(貨物線)  
(名鉄名古屋駅)   JR東海(名古屋駅):中央本線【中央西線】関西本線  
(栄生駅)   名古屋鉄道:名古屋本線  
(東枇杷島駅)   名古屋鉄道:名古屋本線  
(枇杷島分岐点)   名古屋鉄道:名古屋本線 (乗換不可)  
上小田井駅   名古屋市営地下鉄:鶴舞線(相互直通運転)     
上小田井駅   東海交通事業:城北線 (枇杷島駅まで徒歩7~8分)  
犬山駅   名古屋鉄道:広見線小牧線  
犬山遊園駅   名古屋鉄道:モンキーパークモノレール線(2008年廃止)  
新鵜沼駅   名古屋鉄道:各務原線 (一部直通運転)  
新鵜沼駅   JR東海:高山本線 (鵜沼駅まで徒歩5分)  
  
(参考:Wikipedia)