名古屋市営地下鉄鶴舞線(愛知県名古屋市西区~日進市。2010年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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赤池駅にて。3050形電車です。

  

今回は、名古屋市営地下鉄の路線のうち、北西部の上小田井から名古屋市中心部を通り南東部を経て名古屋市外の日進市赤池へ至る路線で、
両側で名鉄と相互直通運転を行っている路線、名古屋市営地下鉄鶴舞線を紹介します。

  

尚、最新型車両であるN3000形の写真はありません。ご了承下さい。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
名古屋市営地下鉄:鶴舞線  上小田井~赤池  20.4km   全線複線・直流1,500V電化  
(※)軌間1,067mm。      

  
  

踏破達成時・撮影時   2000年8月  
撮影時   2010年5月ほか  

  

  

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起点の上小田井駅は島式ホーム2面4線の高架駅で、名鉄の管理駅です。
鶴舞線の列車は名鉄直通・非直通にかかわらず内側の2番線、3番線より発着します。
また、終端方には引上線が2線あります。

  
  

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上小田井駅ホームより赤池方を望む。上小田井を発車するとすぐに地下へと下っていきます。

  

上小田井を発車するとすぐに下り勾配となり、左へカーブしながら名鉄犬山線の上り線東海交通事業城北線をアンダーパスすると地下区間となり、住宅街を愛知県道63号線(名草線)の地下を南東へ進みます。そして右へカーブして県道63号と一旦離れると庄内緑地公園に着きます。
庄内緑地公園を発車後は庄内川を潜り、再び県道63号(庄内通)の地下へと進んで市街地を南下すると庄内通駅に着きます。庄内通駅を発車後は県道の上に名古屋高速6号清須線も通るようになり、秩父通交差点を過ぎると江川線の地下を引き続き走って浄心に着きます。

  

浄心を発車後は名古屋市の西区役所の近くを通り、国道22号との交差地点にある浅間町に着きます。浅間町を発車後は左へカーブして、上下別線の形で住宅街の真下を走ります。そして堀川を潜ると愛知県・名古屋市西区から中区へと変わり、左へカーブして上下線が合流し、国道22号(伏見通)の地下を走るようになると丸の内に着きます。丸の内駅構内には桜通線との連絡線があり、桜通線の車両~日進車庫・日進工場を走行する回送列車などが使用します。
丸の内を発車後は国道19号(伏見通)の地下を走るようになり、ビル街の地下を南へ走って伏見に到着します。

  
  

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伏見駅にて。東山線との接続駅でもあり、多くの乗降客、乗換客で賑わいます。

  

伏見を発車すると建て替え予定の御園座や白川公園に沿って市街地を通る伏見通を南下し、若宮大通と交差した直後に大須観音駅に着きます。

  
  

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大須観音は大須観音駅の南東側にあります。周辺は古くから繁華街として栄えています。

  

大須観音駅を発車後は西大須交差点で左へ曲がり伏見通と分かれ、今度は北側に大須の市街地が広がる大須通の地下を東へ走って上前津に着きます。
上前津を発車後は新堀川を渡り、引き続き市街地を東へ走ると鶴舞に到着します。

  
  

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中央本線との乗換駅で路線名の由来となった鶴舞駅にて。意外と閑散としています…。

  

鶴舞を発車すると昭和区へと変わり、右へカーブしながら鶴舞公園内を上下別線で進みます。その後は住宅街の真下を通り、左へカーブして上下線が合流し、山王通の地下を東へ走るようになると荒畑に着きます。荒畑を発車後は市街地を東へ進み、難読駅名として有名な御器所(ごきそ)に着きます。
御器所を発車後は山王通の地下を通って住宅街を東へ走り川名に着きます。川名を発車後は右へカーブして住宅街の真下を通り、今度は国道153号(飯田街道)の地下を南東へ走るようになると平仮名駅名の「いりなか」に着きます。「いりなか」は漢字ですと「杁中」と表記します。いりなかを発車後は丘陵地に広がる住宅街の中を通る飯田街道の地下を進み、八事山興正寺の最寄駅ですが近年は学生街として若者も多い八事に到着します。

  
  

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八事駅にて。駅周辺は市街地です。

  

八事を発車すると飯田街道を離れ、天白区へと変わって丘陵に広がる住宅地の真下を走ります。そして、丘陵地から平地へ変わると塩釜口に着きます。塩釜口を発車後は植田川を渡り、国道153号と交差した後は住宅地を通る市道の地下を東南東へ走り、植田に着きます。
植田を発車後は高層住宅の建ち並ぶ住宅街の地下を進み、天白川を渡ると原に着きます。原を発車後は国道302号線、名古屋第二環状自動車道(名二環)と交差して引き続き住宅地を走ると平針に着きます。愛知県運転免許試験場(通称・平針試験場)への最寄駅のひとつです。平針を発車後は日進市へと変わり、住宅地の直下を東へ走ると終点の赤池に到着します。

  
  

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赤池駅は島式ホーム2面3線の構造で、中線の2、3番線は当駅折り返し列車や当駅を始発・終着とする列車が使用します。
名鉄豊田線直通列車は両側の1番線、4番線を使用します。
また、駅の終端方には車両基地の日進車庫と日進工場があります。名鉄豊田線の車窓から見ることが可能です。

  
  

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赤池駅の所在地は日進市で、名古屋市営地下鉄の駅で唯一名古屋市外にあります。
駅周辺は住宅地ですが、未開発の地区も多いです。

  

  

乗り鉄の注意点  

鶴舞線では普通列車のみの運転ですが、特筆すべきは名古屋市営地下鉄の他の路線と違って、上小田井方、赤池方の両側で名鉄と相互直通運転をしていることです。
犬山線方面は毎時1~2本が直通していて、岩倉行きを基本に一部は柏森、扶桑、犬山まで足を延ばしています。しかし、直通列車の本数は少ないです。
逆に豊田線方面は毎時4本(昼間帯)が直通していて、豊田線側から見ればほぼ全列車が直通していることになります。
また、鶴舞線内運転の列車も多く運転されていますが、中間駅を始発・終着とする列車は深夜の赤池方面発浄心行きの1本のみです。

  

運転本数は、平日が昼間帯で毎時8本で、朝夕ラッシュ時は増発されます。一方の土休日は昼間帯~夜間にかけて毎時6本と少ないですが、朝方は若干増発されます。

  

使用車両は全て6連で、自局の3000形、3050形、N3000形と、名鉄の100系・200系です。
全車両が20m4扉ロングシート車両です。

  

上小田井~赤池の所要時間は、37分です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
上小田井駅   名古屋鉄道:犬山線(岩倉方面へ一部直通運転)  
上小田井駅   東海交通事業:城北線 (小田井駅まで徒歩10分)  
丸の内駅   名古屋市営地下鉄:桜通線  
伏見駅   名古屋市営地下鉄:東山線  
上前津駅   名古屋市営地下鉄:名城線  
鶴舞駅   JR東海:中央本線【中央西線】  
御器所駅   名古屋市営地下鉄:桜通線  
八事駅   名古屋市営地下鉄:名城線  
赤池駅   名古屋鉄道:豊田線(一部直通運転)  
  
(参考:Wikipedia)