名鉄豊田線(愛知県豊田市～日進市。2013年ほか訪問)

赤池駅にて。100系電車です。

今回は名古屋鉄道の路線のうち、豊田市と名古屋市を直結する目的で建設され、名古屋市営地下鉄鶴舞線と相互直通運転を実施している比較的新しい路線、
名鉄豊田線を紹介します。

ちなみに、豊田線の開業当初は知多新線や羽島新線(現在は羽島線)と同じく『豊田新線』の名称が使用されていました。

尚、豊田線の起点駅は赤池駅ですが、当記事では梅坪(豊田市)～赤池の順で紹介していきます。ご了承下さい。

(Yahoo!地図を使用)

路線名	区間	営業キロ	備考
名古屋鉄道：豊田線	赤池～梅坪	15.2km	全線複線・直流1,500V電化。軌間1,067mm

踏破達成時・撮影時	2000年８月
撮影時	2013年６月ほか

豊田線は梅坪～赤池の路線ですが、全列車が豊田市の中心駅である豊田市駅まで乗り入れます。
名古屋市営地下鉄鶴舞線の車両も普通に見ることができます。
豊田市は言わずと知れたトヨタ自動車の企業城下町です。駅周辺は市街地で、百貨店「松坂屋」などがあります。

豊田市駅～梅坪駅は三河線を走行します。
豊田市駅を発車すると市街地の中を高架区間で北上して梅坪に到着します。

梅坪駅にて。島式ホーム１面２線の高架駅です。豊田線の終着駅ですが、中間駅の様相です。

梅坪を発車するとすぐに左へカーブして三河線と分かれ、左手に愛環梅坪駅を見ながら住宅街の中を高架で走り、やがて愛知環状鉄道線をオーバーパスします。

その後は丘陵地へと入り、左へカーブしながら農村風景の中を高架区間や掘割区間で走り、掘割構造の駅である上豊田に着きます。上豊田を発車後は掘割区間で畑や住宅地の中を西北西へ走り、こちらも掘割構造の駅である浄水に到着します。

浄水駅にて。豊田線は丘陵地を走るため、掘割構造の駅が複数あります。駅周辺は新興住宅地です。

浄水を発車すると掘割を出て、田畑や丘陵地を見ながら高架区間で走り、愛知県・豊田市→みよし市へと変わります。その後は新興住宅地の北端をかすめるように走ると福谷トンネルを抜けて三好ヶ丘に着きます。

三好ヶ丘駅にて。こちらは高架駅です。駅前を少し外れると田園風景や緑が残っています。

三好ヶ丘を発車後は高架区間で住宅地の中を西へ走りますが、その外縁部には田園が広がっています。そして黒笹トンネルを抜けると新興住宅地の中を走り、黒笹に着きます。黒笹を発車後は東名高速道路をオーバーパスします。

その後は愛知用水の水を貯水する人造湖である愛知池の北端部を渡ります。

そして左手に浄水場を見ながら丘陵地を走ると左へカーブして米野木に着きます。米野木を発車後も丘陵地帯の中を走り、右へカーブして梨ノ木トンネルを抜けると右手に新しい市街地が見えてきて、日進に到着します。

日進駅にて。この付近は名古屋市に近く、多くの高層住宅が建設され、開発が進んでいます。

日進を発車するとすぐに高松トンネルを抜けて丘陵地を西へ走ります。

そして平子トンネルを抜けると名古屋市交通局日進工場を高架橋で跨ぎ、留置線と並走するようになると高度を下げます。

その後は左へカーブして地下トンネルへと入り、ほどなくして赤池に到着します。

赤池駅は名古屋市交通局が管理する地下駅で、島式ホーム２面３線の構造です。
名鉄豊田線の電車は全て鶴舞線と直通運転しています。赤池から名古屋都心(伏見)へは約25分です。

乗り鉄の注意点

豊田線では普通列車のみの運転で、梅坪方では全列車が三河線の豊田市駅まで直通します。また、赤池方でも全列車が名古屋市営地下鉄鶴舞線に乗り入れ、豊田市発浄心行きの最終列車を除き上小田井まで直通します。さらに一部列車は名鉄犬山線の岩倉、柏森、扶桑、犬山まで直通します。

昼間帯は豊田市～上小田井(一部は豊田市～岩倉)の列車が毎時４本運転されています。また、平日朝ラッシュ時は運転本数が倍増しますが、夕方ラッシュ時は若干の増加にとどまります。犬山線直通列車は朝と夕方以降に比較的多く設定されています。

使用車両は全て６連で、100系と200系。名古屋市営地下鉄からの乗り入れ車両は3000形、3050形、N3000形です。

豊田市～赤池の所要時間は、約20分です。ちなみに豊田市～梅坪は２分です。

のりかえ

(参考：Wikipedia)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)