![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/ec/2f/j/o0550041214425336702.jpg?caw=800)
中津~西中島南方にて。最新鋭車両の30000系です。
今回は、西日本一の大都市である大阪市の南北を貫く大動脈で、大阪市営地下鉄では圧倒的な輸送人員を誇る路線、
大阪市営地下鉄御堂筋線を紹介します。
大阪市営地下鉄御堂筋線を紹介します。
現在は運営主体が変わり、Osaka Metro(大阪メトロ) 御堂筋線と呼ばれています。
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
大阪市営地下鉄:御堂筋線 | 江坂~中百舌鳥 | 24.5km | 全線複線・(※1)直流750V電化。 |
(※1)第三軌条方式。
(※)軌間1,435mm。
踏破達成時 | 1999年4月 |
撮影時 | 2009年~2014年 |
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/c8/ae/j/o0550041214425336717.jpg?caw=800)
(北大阪急行電鉄を走る列車内より中百舌鳥方を撮影)起点の江坂駅は大阪市外の吹田市にあります。
江坂地区は大阪の副都心で、駅周辺はオフィス街や商業地になっていて、江坂に本社を置く企業も多数あります。江坂を発車すると市街地の中、高架を南北に走る新御堂筋(国道423号)の中央部を南へ進み、大阪府・吹田市から大阪市淀川区へと変わります。そして神崎川を渡って市街地を南下すると東三国に着きます。
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/41/5b/j/o0550041214425336741.jpg?caw=800)
東三国を発車後も市街地を南下し、右手に引上線を見ながら走ると正面に新幹線駅が見えてきて、新大阪に到着します。
新大阪を発車すると新御堂筋から新大阪駅へ至る道路をアンダーパスして、ビル街を南下すると西中島南方に着きます。阪急京都線をオーバーパスします。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/d3/08/j/o0550041214425336749.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/5c/0b/j/o0550041214425336767.jpg?caw=800)
西中島南方を発車後は淀川を渡り、北区へと変わります。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/99/a7/j/o0550041214425336782.jpg?caw=800)
淀川を渡り終えると高度を下げ、右へカーブして新御堂筋の北行き車線をアンダーパスして地下区間になると梅田貨物線を潜って中津に着きます。中津には車庫があり、当駅を始終着とする電車が設定されています。
中津を発車後は左へカーブして阪急の三複線を潜り、国道176号の地下を南へ進みます。そしてグランフロント大阪のやや東側を南下するとJR線との交差地点の地下にある梅田駅に到着します。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/df/4d/j/o0550041214425336808.jpg?caw=800)
梅田駅にて。かつては写真のスペースに上下線とも発着していましたが、手狭になったため、東側に建設されていた谷町線のホーム用地(谷町線のルート変更のために使用されませんでした)を活用して上下線のホームを分離して、広々とした構内になりました。
また、梅田は西日本一の集客力を誇る「キタ」の中心地で、近年は百貨店など商業施設が乱立して競争が激しいです。梅田駅を発車すると阪神前交差点から御堂筋の地下を走るようになります。ビル街を南南東へ進み、やがて右へカーブすると堂島川と土佐堀川を潜って中之島を通過し、中央区へと変わると淀屋橋に着きます。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/7b/ac/j/o0550041214425336831.jpg?caw=800)
淀屋橋駅にて。開業時からの基本的構造は今も変わっていません。
戦前に開業した梅田~難波~天王寺の大半の駅はデザイン的に今でも評価が高いです。淀屋橋を発車後は整然としたビジネス街の地下を南へ進み、船場地区にある本町に着きます。駅の周辺には寺院の「北御堂」と「南御堂」があり、これが御堂筋の通り名称の由来となっています。
本町を発車後もビル街を通る御堂筋の地下を南へ進み、繁華街にある心斎橋に着きます。若者の街として有名なアメリカ村は駅の南西側にあります。
心斎橋を発車後も御堂筋の地下を南進し、道頓堀川を潜ると大繁華街である「ミナミ」の中心地・「なんば」(正式名称は漢字表記の「難波」)に到着します。
心斎橋を発車後も御堂筋の地下を南進し、道頓堀川を潜ると大繁華街である「ミナミ」の中心地・「なんば」(正式名称は漢字表記の「難波」)に到着します。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/a8/53/j/o0550041214425336850.jpg?caw=800)
なんば駅にて。「ミナミ」の中心地で、地下鉄各線をはじめ南海や近鉄、阪神、JRとも接続していることもあり乗降客は多いです。
上り線と下り線でホームが分離されています。「なんば」を発車すると右へカーブして、難波西口交差点で終了する御堂筋から続く国道25号の地下を走るようになります。同時に中央区から浪速区(なにわく)へと変わります。そして今度は元町2交差点を左へカーブして四つ橋線と並走し、大国町に着きます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/78/7b/j/o0550041214425336862.jpg?caw=800)
大国町駅にて。島式ホーム2面4線の構造で、四つ橋線と同一ホームで乗換できます。この設備も戦前に完成しています。
大国町を発車後は四つ橋線と分かれ、今度は国道26号の地下を南進しますが、やがて左へカーブして関西本線【大和路線】と大阪環状線を潜った後に西成区へと変わり、市道の地下を東南東へ進むと動物園前に着きます。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/48/47/j/o0550041214425336884.jpg?caw=800)
動物園前駅にて。写真の車両は新20系シリーズの21系です。壁面には動物の絵が描かれています。
新今宮駅とはやや離れていますが、実際は動物園前駅の方が先に開業しています。動物園前を発車後は市街地の中、上町台地へ向かう上り勾配で東南東へ進み、阿倍野区へ変わって近鉄前交差点から「あびこ筋」の地下を走るようになり、大阪の南のターミナルである天王寺に到着します。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/e5/3c/j/o0550041214425336906.jpg?caw=800)
天王寺駅にて。照明の意匠が独特の雰囲気を醸し出しています。
単式ホーム・島式ホーム各1面ずつの計2面3線の構造です。昼間帯は梅田方からの半数の列車が折り返します。
駅の北側にはJRの天王寺駅が、南側には近鉄の大阪阿部野橋駅と「あべのハルカス」があります。
駅の北側にはJRの天王寺駅が、南側には近鉄の大阪阿部野橋駅と「あべのハルカス」があります。
天王寺を発車してしばらくすると右へカーブして近鉄南大阪線を潜り、住宅街の中を通る「あびこ筋」の地下を南進します。そして谷町線の文の里駅で谷町線を地下でオーバーパスしますが、御堂筋線には駅はありません。さらに南へ進むと昭和町に着きます。
昭和町を発車後も阿倍野区内の住宅街を南へ進み、西田辺に着きます。
西田辺を発車後は住吉区へと変わり、阪和線を潜ると長居公園の西側を南へ進むと長居に着きます。
昭和町を発車後も阿倍野区内の住宅街を南へ進み、西田辺に着きます。
西田辺を発車後は住吉区へと変わり、阪和線を潜ると長居公園の西側を南へ進むと長居に着きます。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/cb/5e/j/o0550041214425336917.jpg?caw=800)
長居駅にて。Jリーグ・セレッソ大阪の本拠地である大阪市長居陸上競技場(長居スタジアム)の最寄駅であり、ホームもセレッソ一色です。
長居を発車後も市街地を通る「あびこ筋」の地下をひたすら南下し、「あびこ」(正式名称は漢字表記の「我孫子」)に到着します。駅の中百舌鳥方には我孫子駅が終着駅だった時代に存在した我孫子検車場の名残である留置線があり、当駅を始発・終着とする列車が一部運転されています。
「あびこ」を発車すると左へカーブして、大和川を潜ると堺市北区へと変わり、さらに右へカーブして西除川を潜るとイオンモール堺北花田の東側を南進して北花田に着きます。
北花田を発車後は住宅地を通る府道28号の地下を南へ進み、やがて府営住宅など住宅団地の林立する地帯を右へカーブしながら進むと新金岡に着きます。当駅と中百舌鳥検車場を結ぶ引込線がある関係で、当駅を始発・終着とする列車が一部設定されています。また、当駅周辺は堺市北区の中心地になっています。
新金岡を発車後は比較的新しい住宅地の中を南南西へと進み、やがて列車の速度が下がると終点の「なかもず」(正式名称は漢字表記の「中百舌鳥」)に到着します。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/ab/d4/j/o0550041214425336928.jpg?caw=800)
なかもず駅は島式ホーム1面2線の構造で、終端部の少し先には車止めがあります。
北大阪急行電鉄の車両も中百舌鳥駅まで乗り入れてきます。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/51/f4/j/o0550041214425336937.jpg?caw=800)
中百舌鳥駅では南海高野線、泉北高速鉄道線と乗換ができます。
駅周辺は再開発計画があったもののバブル崩壊で頓挫し、現在は小規模な商業地が形成されている他は住宅街になっています。==== 乗り鉄の注意点 ====
御堂筋線では各駅停車のみの運転です。
運転区間は千里中央(北大阪急行電鉄直通)~新金岡・なかもず、江坂~なかもず、新大阪~天王寺・あびこ・新金岡・なかもず、中津~天王寺・新金岡・なかもず、あびこ→江坂・千里中央、天王寺→千里中央と多岐にわたっていますが、昼間帯は千里中央~なかもずの「大運転」列車と新大阪~天王寺の「小運転」列車が交互に運転されています。
昼間帯は大運転と小運転がそれぞれ8分間隔の運転で、両系統が走る新大阪~天王寺は4分毎の高頻度運転、その他の区間は8分毎と本数がやや少ないです。
また、平日ラッシュ時は大増発され、特に朝の中津~天王寺では2~3分毎の運転となります。
また、平日ラッシュ時は大増発され、特に朝の中津~天王寺では2~3分毎の運転となります。
使用車両はいずれも10両編成で、旧形の10系・10A系、1991年より投入された21系、新型の30000系です。今後は10系が少しずつ30000系へと置き換えられていきます。
また、北急の8000形、9000形も御堂筋線へ乗り入れてきます。
また、北急の8000形、9000形も御堂筋線へ乗り入れてきます。
江坂からの所要時間は、新大阪4分、梅田10分、なんば19分、天王寺25分、なかもず43分 です。
ちなみに梅田~なんば8分、梅田~天王寺14分です。梅田(大阪駅)~天王寺は大阪環状線より速く移動できますが、運賃は割高です。
ちなみに梅田~なんば8分、梅田~天王寺14分です。梅田(大阪駅)~天王寺は大阪環状線より速く移動できますが、運賃は割高です。
本数が多いので乗りつぶし難易度は低いでしょう。北大阪急行電鉄南北線と併せて乗りつぶしが可能です。
==== のりかえ ====
乗換駅 | 乗換路線 |
江坂 | 北大阪急行電鉄:南北線(千里中央方面。直通運転) |
新大阪 | JR東海:東海道新幹線。JR西日本:山陽新幹線 |
JR西日本:東海道本線【JR京都線】、<梅田貨物線>、(はるかルート) | |
JR西日本:おおさか東線、 | |
西中島南方 | 阪急電鉄:京都本線(南方駅まで徒歩2分) |
梅田 | 大阪市営地下鉄:谷町線(東梅田駅)、四つ橋線(西梅田駅) |
JR西日本:東海道本線(京都方面【JR京都線】、神戸方面【JR神戸線】) | |
JR西日本:大阪環状線(京橋方面、西九条方面) | |
JR西日本:(福知山線【JR宝塚線】列車)、JR東西線(北新地駅) JR西日本(大阪駅うめきたエリア):<梅田貨物線>、(おおさか東線列車)。 |
|
阪急電鉄:神戸本線、宝塚本線、(京都本線列車)。阪神電気鉄道:本線 | |
淀屋橋 | 京阪電気鉄道:京阪本線 |
京阪電気鉄道:中之島線(大江橋駅まで一旦地上へ出て徒歩7分) | |
本町 | 大阪市営地下鉄:中央線、四つ橋線 |
心斎橋 | 大阪市営地下鉄:長堀鶴見緑地線(心斎橋駅)、四つ橋線(四ツ橋駅) |
なんば | 大阪市営地下鉄:千日前線、四つ橋線 |
南海電気鉄道(難波駅):南海本線、(高野線列車) | |
近畿日本鉄道(大阪難波駅):難波線、(奈良線列車) | |
阪神電気鉄道(大阪難波駅):阪神なんば線 | |
JR西日本:関西本線【大和路線】(JR難波駅まで徒歩8分) | |
大国町 | 大阪市営地下鉄:四つ橋線 |
動物園前 | 大阪市営地下鉄:堺筋線。阪堺電気軌道:阪堺線(南霞町電停まで徒歩4分) |
JR西日本(新今宮駅まで徒歩5分):大阪環状線、関西本線【大和路線】 | |
南海電気鉄道(新今宮駅まで徒歩8分):南海本線、(高野線列車) | |
天王寺 | 大阪市営地下鉄:谷町線。阪堺電気軌道(天王寺駅前電停):上町線 |
JR西日本:関西本線【大和路線】、阪和線 | |
JR西日本:大阪環状線(弁天町方面、鶴橋方面) | |
近畿日本鉄道(大阪阿部野橋駅):南大阪線 | |
長居 | JR西日本:阪和線 |
なかもず | 南海電気鉄道(中百舌鳥駅):高野線 |
泉北高速鉄道(中百舌鳥駅):泉北高速鉄道線 |
(参考:Wikipedia)