大阪環状線(その2・天王寺~京橋~大阪【東側区間】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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京橋駅にて2010年撮影。103系電車(右)と方向幕時代の201系電車(左)です。
 
大阪市の都心部をぐるっと回る大阪環状線(通称:環状線)シリーズの2回目は、
天王寺駅から大阪都心部の東側を北上し、大阪城の東側~北側を回って大阪駅へ至る
天王寺~京橋~大阪の東側区間(旧・城東線区間)です。
尚、大阪環状線では今回紹介の東側区間の方が古くからの市街地を通っていて、また近鉄や京阪などと接続している関係で利用客が多いです。
  
 
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(Yahoo!地図を使用)  
   
  
 路線名  区間・営業キロ  備考
 JR西日本:大阪環状線  大阪~天王寺~大阪(21.7km)  (※1)
(※1)福島~西九条(2.6km)は3線区間、新今宮~天王寺(1.0km)は関西本線との複々線区間。直流1,500V電化。
  
   
==== 今回紹介の区間 ====
 区間  営業キロ
 天王寺~京橋~大阪  11.7km
  
  
 踏破達成時  1999年5月.
 撮影時  2010年~2014年
   
   
天王寺より新今宮方面についての記事はこちら(その1)へ。  
   
  
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天王寺駅にて。駅は掘割部にあり、大阪環状線ホームは北側の島式ホーム2面3線(11番のりば~14番のりば)が割り当てられていて、内回り電車は11番のりば、外回り電車は14番のりば、そして東側区間を走る天王寺折り返し列車は主に中線の12番のりば、そして13番のりばも使用します。
尚、環状線西側区間を走る大和路快速や関空・紀州路快速など、他線へ直通する列車は大和路線の15~18番のりばより発着するので要注意です。
また、南隣には南海天王寺支線の天王寺駅跡があります。
   
天王寺を発車すると左へカーブして関西本線【大和路線】と分かれ、阪和ホームに通じる阪和線の高架橋をアンダーパスします。その後は左へカーブしながら高架区間になり、直線区間になると寺田町に着きます。寺田町を発車後は国道25号線をオーバーパスし、さらに左へカーブして市街地の中を北北東へ走ると桃谷に着きます。
   
  
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桃谷駅にて。大阪環状線の東側区間は市街地の風景が続きます。
   
桃谷を発車後も高架区間で北北東へ走り、雑然とした市街地へ入ると高度を上げて鶴橋に到着します。
   
  
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鶴橋駅にて。ここで近鉄線をオーバークロスします。駅周辺はコリア・タウンで、焼肉店が多い事で有名です。
   
鶴橋を発車すると引き続き市街地の中を高架で北北東へ走り、右側に103系電車を模したビルを見ると玉造に着きます。
   
  
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玉造駅には商業施設「ビエラ玉造」があり、その建物の形が103系電車に似ています。メディアでも話題になりました。
   
玉造を発車後は大阪府・大阪市天王寺区から中央区へと変わり、左へカーブしながら市街地の中を走ると森ノ宮に着きます。
   
  
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森ノ宮駅にて。当駅からも大阪城や大阪城公園へ行けます。
   
  
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(反対方向を向いて撮影) 森ノ宮を発車後は地平区間になり、左手に大阪城や大阪城公園を、右手に吹田総合車両所森ノ宮支所を見て走ると大阪城公園駅に着きます。大阪城ホールへは当駅下車が便利です。
   
  
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大阪城公園駅を発車後は第二寝屋川を渡り、左手に読売テレビ(ytv)社屋などがある大阪ビジネスパーク(OBP)を見ながら左へカーブすると寝屋川を渡って都島区へと変わって、高架線になると京橋に到着します。
   
  
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京橋駅にて。京阪本線と接続していて、常に人が多いです。
駅周辺は繁華街で、「キタ」「ミナミ」に対して「ヒガシ」とも呼ばれていますが、あまり浸透していません…。
   
京橋を発車すると京阪本線をアンダークロスします。そして国道1号線をオーバーパスすると左へカーブして、右手に淀川電車区の跡地に建設された高層住宅を見ながら市街地の中を北西へ走ります。そして大きく左へカーブすると桜ノ宮に着きます。
   
  
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桜ノ宮を発車後は大川を渡り北区へと変わります。
   
その後は右へカーブして、阪神高速12号守口線をアンダーパスすると天満(てんま)に着きます。
    
   
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天満を発車後は日本一長い商店街である天神橋筋商店街を跨ぎ、続いて地下鉄堺筋線の通る天神橋筋をオーバーパスします。写真の左側車窓には扇町公園や関西テレビ(カンテレ)社屋が見えます。
   
その後は右へカーブしながら市街地の中を進み、進路を南西へ変えると新御堂筋(国道423号線)をアンダーパスします。
   
  
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その後は右手から東海道本線【JR京都線】が合流し、左手に大観覧車のある阪急HEP FIVEや阪急百貨店、阪神百貨店を、右手に阪急梅田駅やヨドバシカメラ、LUCUAやルクア1100(ルクアイーレ。旧JR大阪三越伊勢丹)、そしてグランフロント大阪を見ながら走ると大阪駅に到着します。これにて大阪環状線を一周いたしました。
   
   
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大阪駅にて。大阪環状線は南端の島式ホーム1面のみが割り当てられていて、内回りが1番のりば(旧・環状内回りのりば)、外回りが2番のりば(旧・環状外回りのりば)です。
特に内回りの1番のりばには環状線列車はもとより、関空・紀州路快速、大和路快速、JRゆめ咲線直通列車など、様々な行先の列車が発着し、また通過駅のある列車もあるので乗り間違えないように注意が必要です。
また、ホームは常に混雑しています。
   
  
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大阪駅の環状線ホーム側に面した南側には「アクティ大阪」から改称した「サウスゲートビルディング」があり、大丸梅田店(うめだみせ)とホテルグランヴィア大阪などが入居しています。また、駅ビル手前側は2011年に増築された部分です。
   
(西九条方面【その1】へつづく )  
   
   
==== 乗り鉄の注意点 ====  
大阪環状線の東側区間では、環状系統の各駅停車をはじめ、JRゆめ咲線直通列車、大和路線直通列車(大和路快速など)、阪和線直通列車(関空快速、紀州路快速など)といった他路線直通列車も多数走っています。さらに、尚、関空特急『はるか』や紀勢本線直通特急『くろしお』は東側区間を走行しません。
   
昼間帯(概ね12時台~15時台)は環状系統の各停、大和路快速、関空/紀州路快速がそれぞれ15分間隔で運転されていて、快速系統も東側区間では各駅に停車します。また、早朝と12~15時台、深夜を除く時間帯には桜島線直通列車も15分間隔(朝ラッシュ時は毎時3本程度)で運転されていて、環状系統列車を補完しています。西側区間と違い、各駅とも相当本数の列車が停車するので利便性は高いです。
   
平日朝ラッシュ時は環状系統を中心に増発されますが、逆に快速系統の本数は減少します。大和路快速は朝ラッシュ時と夕方以降には区間快速に変更され、環状線内は西側区間も各駅に停車します。尚、阪和線系統の快速も朝ラッシュ時は外回り列車のみ「直通快速」として運転され、環状線内は各駅に停車します。さらに、ラッシュ時と早朝・深夜には京橋を始発。終着とする出入庫列車が多数設定されています。
   
使用車両について、環状系統が103系と201系の8連が今も活躍していますが、2016年以降に片側3扉の323系に置き換えられる予定です。大和路快速系統は221系6連または8連、関空・紀州路快速系統は223系および225系の4連×2が使用されます。また、大和路線直通の区間快速には環状線の103系8連、201系8連および大和路線の103系4連×2も使用されています。
   
各停での所要時間ですが、天王寺(14分)京橋(7分)大阪 で、半周するのに22分を要します(京橋での停車時間を含む)。普通列車での天王寺~大阪の移動であれば西側区間の方が若干速く、西側区間の快速ですと15~16分で移動できます。
   
   
== のりかえ (情報は新旧混在)==
 乗換駅  乗換路線
 天王寺  JR西日本:大阪環状線(西九条方面)関西本線【大和路線】阪和線
 大阪市営地下鉄:御堂筋線谷町線
 近畿日本鉄道(大阪阿部野橋駅まで徒歩3分):南大阪線
 阪堺電気軌道(天王寺駅前電停):上町線
 寺田町  
 桃谷  
 鶴橋  近畿日本鉄道:大阪線、(奈良線列車)
 大阪市営地下鉄:千日前線
 玉造  大阪市営地下鉄:長堀鶴見緑地線
 森ノ宮  大阪市営地下鉄:中央線長堀鶴見緑地線
 大阪城  
 公園
 京橋  JR西日本:片町線【学研都市線】JR東西線
 京阪電気鉄道:京阪本線
 大阪市営地下鉄:長堀鶴見緑地線(京橋駅まで徒歩10分)
 桜ノ宮  
 天満  大阪市営地下鉄:堺筋線(扇町駅まで徒歩5分)
 大阪  JR西日本:大阪環状線(西九条・弁天町方面)
 JR西日本:東海道本線(京都方面【JR京都線】神戸方面【JR神戸線】)
 JR西日本:(福知山線【JR宝塚線】)列車
 JR西日本(北新地駅まで徒歩15分):JR東西線
 JR西日本(大阪駅うめきたエリア):<梅田貨物線>、(おおさか東線列車)。
 大阪市営地下鉄:御堂筋線(梅田駅)、谷町線(東梅田駅)、四つ橋線(西梅田駅)
 阪急電鉄(梅田駅まで徒歩10分):神戸本線宝塚本線、(京都本線列車)
 阪神電気鉄道:本線(梅田駅まで徒歩7分)
  
(参考:Wikipedia)